のんびりいこうよ

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2017年 08月 19日

秋風の蓮華寺

明日は京都に出かけよう、とおもいつつ寝て、夢うつつに近所の犬が鳴き始めた。やがて、犬の声が聞こえなくなり、雨音が大きくなってきたら、恐ろしいほどの雷雨に変わった。

光った瞬間にとどろくので、すっかり眼を覚ましてしまい、ベッドの中でやり過ごすより方法がないなあ・・と、雷の音を聞きつつ、朝になってしまった。

9時には日が照り始めていた。

蓮華寺には二人の女性客だったが、入れ替わるかのように、誰もいなくなった。

オオシッポゴケに百日紅の花びらが散っている。
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シュンランの新しい葉が出ている松の木の根方を眺める。
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池のコイが見当たらない。

こいなんてむなしいものね。こいなんて、なんになるの。
こういう歌を岸洋子が歌っていた。
真鯉も錦鯉もどこにいったのだろう。

宝船の石の苔を食べている魚がいる。鮎の稚魚だ。
苔を食べて、早く大きくなって、尻尾に塩で化粧して出ておいで。

そういうバカなことばかり考えていたら、日が差し始めた。

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鉄漿蜻蛉が飛び交うのを茶室から見る。吹く風は涼しい。

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蜻蛉を撮影できるほどの腕はない。

蜻蛉の黒い羽、コバルトブルーの胴、カメラマンはどうやって、瞬間を切り取るのだろう。

茶室は静かだ。

御蔭神社の帰り途、少しポツリと来るが、傘を差すほどではない。
瑠璃光院の前で、カラスアゲハが止まっていた。

早朝の黒い雲、昆虫の黒い羽。

頂いたお茶の茶碗も黒。

きょうは黒い色に縁がありそうだ。



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# by coppoumon | 2017-08-19 21:42 | 京都 | Comments(0)
2017年 08月 16日

せぼん・盆がはよ来りゃ

このところ、作るものが、黄色い。

かぼちゃのいとこ煮。さすがに写真は撮らなかったが、真庭市のアンテナショップで、一キロほどの小さな、「・・・姫」という名のかぼちゃを買った。
小豆も買えばよかった、と後からおもったが、穀物は堅田で買うことにしているので、手元になければ、無いで、やりすごす。
今回は、井村屋の煮あずきの缶詰を使った。

チキンとシャンピニオンのカレーが食べたくなったので、つくった。英国式の手間のかかるカレーではなくて、玉ねぎをバタでいため、粉をふりかけ、カレー粉も振りかけてルーをかいて、コンソメで伸ばす。
そこに、別にいためたシャンピニオン、皮から焼いておいたトリも加えてトマトピュレを、まじないのように入れて、ちょちょっと、煮込む。
そんなカレー。
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伏見唐辛子も入れた。



なると金時の新物を見る。
ニンジンと合わせて、黄色いポタージュにした。

16日は、大文字だというのに、クリスチャンのファミリーが来客。
おやつにこのポタージュをお出しした。

離乳食が始まったお客の一人は、何度も、スプーンに食いついて、出した分を平らげてしまった。
成功。
これで、いい。セ・ボンである。
残りはアラジンの魔法瓶に入れて、お持ち帰りに成った。


夜に、また、カレーが食べたくなった。
ひき肉と茄子のカレーのはずか、茄子がない。成すがままに、メイクイーンをシャンピニオンと間違えそうにカットして、カレーを作る。

しょうがのみじん切り、玉ねぎの薄切りをバターで蒸してから炒め、粉をふり、カレー粉を振る。
大文字とあって、京都風に、シナモンパウダーを振り入れた。
それを、コンソメで伸ばす。

メイクイーンを別鍋で煮るあいだ、
合い挽きは日本酒の中で、一度ぐらぐら・・っとさせたらよいのだが、熱湯をかけた。

カレーの鍋にメイクイーンとひき肉をくわえて、舞茸も手元にあったので、ちょちょっと煮込んで、出来上がり。

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カレーを作って食べようなどと、おもっていもいなかったことだが、無意識に黄色い食べ物をつくろうとする、私はどないなっておますねんやろ。

プロヴァンス風のさかなのスープとかトルティージャとか、この時期、好きだなあ。
実りの秋が、脳内にやって来たようだ。





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# by coppoumon | 2017-08-16 22:40 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2017年 08月 16日

野の花を見よ

人にはソウルフードというものがあるそうだ。
へえ? それはキムチか??と聞くと、きょとんとされた。
フード、っていわれてもなあ。
なんのこっちゃ??

気を取り直して、郵便局に行き、スーパーマーケットに寄り、ホームセンターに向かう道すがら、野のユリを見た。
あれ、タカサゴユリではないか?
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蕾をつけるまで、同定はできない、細い葉っぱのユリをみて、そうおもった。
白い蕾に、紫のスジが入っているのが、携帯レンズでは描写できないや。

恵那のあたりで、鉄砲ユリが咲いているのを見たのは30年近くも前のことだ。群生していたなあ。
そうして、白根町までいき、ホテルが一杯だったので、南角屋という旅館に宿泊した時、「この辺りは、初物と、終いの物を、喜ぶのです」とデラウエアを一箱お土産に下さった。

長野の知人宅で採れたブドウです、とご近所からデラウエアを頂いた。
濃い。
何と美味しいブドウだろう。
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まだ、南角屋は存在しているだろうか。
訊ねることのない、街角の記憶を手繰る。




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# by coppoumon | 2017-08-16 22:07 | Comments(0)
2017年 08月 16日

いちじくのジャム 2017・8・G

お盆の今日この頃、枚方の果物店で種無しベリーAを見つけた。
4房、箱に入って2800円也。
1,5キロないだろうなあ。ベリーAをみることがほとんど無くなってしまった。
巨峰やピオーネをつくるほうが高く売れるからなのだそうだ。

そうだろうか。種無し巨峰は4房で1600円だった。
何とでも、言ってくれい。


無花果1,5キロで、ジャムを作った。変わり身のすばやさ。

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量的には、このお皿に載せた倍ほどある。
三温糖180グラム、貴腐ワインである、トカイワインも入れた。
お盆だから張り込んだ。成仏しそうで、なかなか衰えない私の食欲はおめでたい。

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夜9時に思い立ったので、10時半過ぎまで煮つめたが、あと40分ほど煮詰めたかった。
暑いのと、眠くなるのでここで終了。
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三温糖を使うので、仕上がりに透明感がない。

人様に差し上げる時は、グラニュー糖を使えば良い。しかし、なぜ、差し上げる必要があるだろうか。
美味しいものは自分が食べる。




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# by coppoumon | 2017-08-16 21:48 | ジャム | Comments(0)
2017年 08月 13日

おぼん、せぼん、どぼんのメニュ

盆だというのに、1週間に3組、延べ10人のご到来。仮に、おぼん、せぼん、どぼん、と名づける。

近所では買い物が難しく、おもてなしも容易ではない。メニュが組み立てられない。
前もって、ヴィシソワなど、作っておけないので、今日知らされて、明日、というのが一番、面食らう。

その明日が、演奏当日だったりするからである。そのあとで、何か作るのは疲れていると、つらいが、ぼやかないで、皿数を減らす。

電車に乗って駅前に出れば、良い食材を置いているスーパーがあり重宝している。
今回は、そこで鮎を調達。といえば聞こえが良いが、2匹しか残っていなかった。客の分だけである。

おぼんのメニュ。3人前。

エッティンガー・シュヴァルツの黒ビール。

伏見唐辛子のたいたん。

鮎、塩焼き。 たで酢。

夏野菜と豚モモ薄切りのサラダ。

かつおたたき(頂き物)

松茸ご飯、胡瓜のぬか漬け。


手抜きして出さなかったのは、蜆の吸い物。小玉スイカ。

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このサラダは黒ビールに合う。
ドレッシングは、シソの葉を刻んであたり、マヨネーズをピクルス液でゆるめたもの。

家まわりに、シソを植えておいた。
いまはダンゴムシとの競争であるが、ご近所に、配りまわるほどたくさん、柔らかくて美味しいシソの葉を収穫している。

写真が取れなかった。
客が、すぐさま食らいつくからである、失礼、お客様が、即座に、箸をつけて、お召し上がりになるからである。

焼きたて鮎を、箸で身を解して、尻尾を折って、頭から引っ張れ、と骨抜きにする方法を説明もうしあげたのだが、上手くいかなかったようだ。

骨抜きって、そうそう容易いものではないのだ。焼き鮎は頭から、落ち鮎は尻尾から・・と敢えて教えなかった。
わたしも、だんだんと意地が悪くなってきたようだ。

染付けを出したので、写真でも。

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扇で風を送る。

飯茶碗は、前赤壁の賦の意匠。
清風徐に来たりて、水波興らず。

時期は七月既望・・だが、今の暦では11月にもなるという。それじゃあ、月見には寒いだろうとおもうが、考えないでおこう。

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この茶碗、10客あるはずが、引越しの際半分失った。
出てこないのだ。しかも、上等の5客と、いまいちな出来の5客を別包みにしておいて、上等のほうがない。

まあ、仕方がない。

そのうち、どなたか作家のかたに、ご自身のイメージの「赤壁の賦」の蓋茶碗をつくってもらって、10客にしようとおもう。

それにしても、永楽年製とは。蘇軾が亡くなったのは1103年だったっけ。永楽年は1400年ごろだから、永楽年製と書くことで、雰囲気を伝えようとしたのだろうなあ。




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# by coppoumon | 2017-08-13 21:25 | Comments(0)
2017年 08月 11日

内地へ・井戸の記憶

内地の反対語は外地だろう。
父の一族は江田島と、陸続きの能美島に住んでいて、父がかしこまると、どこか呉弁が出ていた。
西隣の、周防大島の言葉と江田島の言葉はわたしには区別がつかなかったが、国許にいても、広島、山口の人たちが出入りした。
引き揚げ者の人たちだった。秋になると広島から鯖漁に来る人たちが居た。

対馬は離島、そこから本土を見ると、内地、と言う表現がよりわかりやすい。
子どもにも内地は憧れだった。「にわかせんべい」「木村屋のパン」「鶴の子」


水指を出して、中を覗くと、井戸水の匂いがするような気になる。



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父の兄のところに、山崎という兄妹がいた。わたしより6、7歳上で、いとこでもなかった。
ある時期、山崎兄が我が家に起居していた。
父は仕事を教え、昼間でも夜学でも高校に行くように勧めていたが、あと2年で妹が中学を出るので、そうしたら、内地へ出たい。といい、そうして、内地へ出た。

父は、いっさい、彼の話を私にしなかったが、いとこから、戦前、親御さんはうちの網子さんで、戦災孤児になってしまってね。じゃあ、養子にしよう、と言うことにしたのだけど、うちも母さんが亡くなり、父さん、癌がみつかって、それで、お宅に居たわけ。とかなり、後になって聞いた。

御徒士だった山崎の家は人手に渡り、井戸はすでにない。

一度だけ覗いた井戸。
本川と成相川が出合う角にありながら、川の水とは違う表情の水面と、匂い。

水指が、まったく別の記憶と結びついて、私の中に存在している。










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# by coppoumon | 2017-08-11 23:21 | Comments(0)
2017年 08月 07日

まだ、うなぎ

夏大根がある間は、おろしそばが食べたいと思う。
真庭市のアンテナショップに行くと、手ごろな大根がある。

夏大根は甘くないので好きである。
ホースラディッシュかとおもうくらい、辛みが強い時があるが、蕎麦にはそれでよい。
10割蕎麦を売る店があるのもうれしい。

大根は、厚揚げと炊く。
母は、夏大根なんて、と言っていたが、天邪鬼なわたしは、それがええねん、と、好物に挙げた。

さてと、うなぎである。
先日、「うな重」もどきを弁当箱で拵えて、残りを冷凍しておいた。
出番である。

卵4つを卵3つ分の出汁で溶いた。
素人には、出汁と卵を同量、というわけには、いかんのでおます。
うなぎは卵焼き器の幅に合わせて、箸2本分くらいの細さに切っておく。
そのほうが食べやすい。
馴れないことはしたくないが、食べたい一心で巻く。

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2等分して3切れが一人前。
ほかに、厚揚げと大根のたいたん。
のこりもんの、なると金時のポタージュ。

ポタージュは、裏ごしする前に2切れほどとりわけておき、器の底に沈めて、ポタージュを張り、崩しながら食べる。
あとはいつもの、麦ご飯。







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# by coppoumon | 2017-08-07 21:00 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2017年 08月 07日

あすは台風だという

たまの日曜、サンデーというのに♪


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あすは台風で大荒れの天気という予報。
裏庭に回ってみる。

早朝で、ヤマトシジミたちが羽を閉じて動かないでいる。まだ、寝ているのかな・・と花の少ない庭の中を歩いて、花探しをする。
花がなくても蝶が舞うこの庭は、蚊さえいなければ、いつまででも遊んでいられるのだが・・と思い巡らしていると、シオカラトンボのメスがやってきた。

ツマグロヒョウモンもやってきた。ヤマトシジミも10頭ほど動いている。

花もないのに・・とみると、ヤブランがたくさん花をつけている。

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ベニバナボロギクが、一本。大きい割には貧弱な花だなあとおもいつつ、花のない時期なので刈り取らずに置いておく。

放置して、勝手に咲いている朝顔が、今年は出ていない。
昼顔のほうが好きなんだけどなあ。あれも毒があったのかなあ。

実のなる気配のないムカカを凝視する。

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おまえさん、花も実もない人生だね。
心配しなくても、秋が終わったら油粕をたくさんあげるよ。
そのときは枯れ葉の歌でも、うたって、くれい。

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# by coppoumon | 2017-08-07 20:30 | Comments(0)
2017年 08月 07日

染付け

染付けの、人物文は、細かく見ないことにしている。
美男美女とは限らないからである。

ひどいなあ、とおもう顔もある。
輪郭があって、目鼻がないのが、よろし。

好きな顔、というか、「手」というか手の技というべきか、好ましいものもある。

木瓜形の香炉に描かれた人物画。

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どちらが表で、裏なのか。
上手いなあ、と眺める。

嫌味のまったくない絵である。

作者の人柄を想像してみる。



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# by coppoumon | 2017-08-07 20:11 | Comments(0)
2017年 08月 05日

天神祭りの頃に食べたもの

外に出て、豪華なものを食べたのではない。

天神祭りは、はも。
大皿に、ハモを刺身、鱧ちり、焼き霜にしたもの、三種を盛り、蓮芋、胡瓜、茗荷をあしらい、梅肉、蓼酢に芥子味噌を和えたもの、松野しょうゆ、それぞれ、好きなもので、味わう。

そういうのは、玄人さんに任したらよろし。家なら、もっとおいしいもん、たべまひょ。
天神祭りは、どこのおうちも、丸鯵を塩焼きにして、はんぺんと笹に切ったお葱のお吸い物が、夕飯に上がったもんですわ。

しかし、丸鯵、どこに売っておますねん、鱧のほうが手に入りやすいわ・・

ぶつぶつ不満気に歩いていると、丸鯵が売られていた。ほんまや。好きな貧民食たべよ。

焼き網の手入れが面倒なので、甘利のカレー粉を振って、ムニエルにした。付け合せはトマト、庭の青しそ。
伏見唐辛子とちりめんのたいたん。十三の昆布屋で調達する、とろろこぶの吸い物。
麦ご飯、胡瓜のぬか漬け。

祭りに麦ご飯はないだろう・・とおもうが、別に氏子ちゃうし。
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この時期、伏見唐辛子と縮緬雑魚のたいたん、鳥レバの時雨煮、かぼちゃのたいたん、椎茸のたいたん、千切り大根と薄揚げのたいたん・・こういったものを、常に2種類はあるように常備しておく。

ご飯ではなく、そうめん、おろしそばのときも、常備菜があると一口だけご飯を食べる。

なると金時の新物が出ていた。ポタージュにした。皮は美しい紫色なので、いつもは剥いてしまうのだが、今回は残した。

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どうなりますか・・なんのことはない、ちょっと、蕁麻疹が出ている感じだなあ・・と可笑しい。

パスタ、豚モモの薄切り、胡瓜、トマト、玉ねぎ、到来物の名前がわからない柑橘でサラダを作った。
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このところ、麦ご飯を食べているので、常備菜を用意している。
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酷暑といいつつ、食欲は変わらない。

麦ご飯は150グラム。
もうちょっと食べたい。

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ご飯をあきらめて、直方の千鳥屋の千鳥饅頭、チロリアンを、木村盛伸氏のお皿にのせた。
ほんとうは、てんこ盛りに投げ入れて、気が済むまで食べてみたい。

何かと、我慢と忍耐の夏である。





おはなちゃん、つくりんさいや。かんたんじゃけえ。
サラダは、シソの葉を微塵に切って、すり鉢であたり、マヨネーズを入れて、ピクルス液で少し緩めたどろっとしたもんで、和えた。
おいしいけん。









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# by coppoumon | 2017-08-05 23:21 | 常の日の惣菜 | Comments(6)