2009年 09月 25日
久々に東大路を歩いた。 浪川菓舗も、秋の和菓子が並んでいる。 「この間、重陽でしたのに・・。ほんの短い期間ですけど」とおばさんは言う。 隣の喫茶店はお休みだったので、和菓子を持ち込むことが出来なかった。 もし、お隣が開いていたら、もって行ったのは金団の「萩」だっただろうなあ。 光琳菊、姫菊、栗餅、松茸、柿、それと、緑色のういろ地に白餡で柚子ジャムの風味の餅の名前を失念。 緑の餅は食べたとたんに、おいしすぎて名前が出てこなくなった。 茗荷ならぬ冥加餅とでも名づけたらお店の方に、叱られるだろうなあ。 京都の和菓子で、菊の意匠ほど種類と、呼び名が面白いものは他にない。 私は大阪で求める「着せ綿」が二度おいしいような気がして好きだが、好き嫌いなく晩秋まで、菊の花のお菓子が楽しめる。 栗饅頭があった。 立派さゆえに聞いてみると、栗が丸々一個入っているそうだ。 皮を剥く手間を思うと、ふ~~っと、力が抜けそうになる。 秘密兵器「くりくり坊主」で渋皮煮をつくる、トウシロのわたしとは比べようもないほど、丁寧な根気の要る作業だからだ。 一日、水につけておいた栗を、包丁で寧ろに皮を剥く。 こんなことは私はしたくない・・というより、やったのだが、包丁が刃こぼれしそうになったり、指を削ぎそうになったり、散々だった。 以来、栗が出てくると、手間を思うようになった。
by coppoumon
| 2009-09-25 14:00
| 京都
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