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のんびりいこうよ

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2012年 02月 14日

堅田・まだまだ

祖父の所に働きに来ていたおじさんは、高島の新旭の出身だった。

湖国の人の言葉は、場所によっては全く違うのかもしれないが、私には同じに聞こえる。

ところが、おじさんの奥さんが、あんな・・と私に笑い話をしてくれた。

里帰りで、朽木村の奥の方まで、バスに乗ってたら、乗り合わせた親子連れの小学生になったばかりらしい男の子が「おかん、今日も、芋こ?」と尋ねたそうだ。
おかん、と呼ばれた、母親らしい人が、芋こ?と聞いた子供に「そんな田舎くさい言葉を使ってはいけない。芋け? といいなさい」と言葉遣いを直していたのだそうだ。

あはは、芋け? やて。
そのお母さん、芋こ?より、芋け?のほうが、都会風に、おもうたんやろか。
あははは。

一人で、手を打って笑っておられた。

おかん、今日も、芋こ? (母上、今日のお三時も、お芋ですか?)

芋こ? 

私には新鮮な言葉に聞こえた。


私のオヤツは、丁稚羊羹。

堅田・まだまだ_e0036151_23181072.jpg


堅田の甘味処で、善哉を頂いた帰りに、私にと、求めてくださったのだ。

羊羹こ?と尋ねたら、通じただろうか。

1月末は京田辺の一休寺でもぜんざいのお振る舞いがある。
一休さんが、この汁善き哉。と言ったので善哉という名が起きたのだという。

湖国のカリンとした空気の冷たさと、土地のふんわりとした小豆の風味を楽しんだ。

by coppoumon | 2012-02-14 23:25 | 和菓子 | Comments(0)


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