2012年 07月 24日
大学一年生のことをsausageという。 今でも言うのかな? なぜ、ソーセージなのか?? そんなことはわからない。 sausーage だとフランス語で、小紀なんだけどなあ・・などと違う方向に思考が行ってしまいそうになる。 大学一年になったばかりの知人の息子が、釜ヶ崎にいく度となくヴォランティアに出かけるので、今の釜ヶ崎の状態を知らされる。 私が知る釜ヶ崎は立ちんぼで、 ・・・・・一分五厘で生きられる。 人はスラムと謂うけれど ここは天国、ここは天国、釜ヶ崎。 という、人の世に居て弱者が寄り添い「ここが天国だ」と歌う唄の世界だった。 数年前、京都で徘徊中に、天国の入口を見つけておいた。ガラス張りのドアが2枚も付いた狭い門。 バイリンガルの友人に、なんて書いてあるの?と尋ねたら、友人も「やはり中は天国ですよね」という。 信じることにした。 先日、やはりここの前を徘徊したら、数年前と変わらずに存在していた。 ドアの横にはペテロさんも立っていた。 天国か、地獄か。 ドアのむこうが、天国だというのなら、こちら側にいる私は、地獄にいるということになるのだろうか。 そう思って、この店の前に立つのが、可笑しい。 ドアの向こうに、私にとって魅力のあるものが、なんにもないのは、更に可笑しいので、笑いたくなるのをぐっとこらえてこのドアの前を通る。 そういう楽しさが、この通りにはあるが、天国、釜ヶ崎では、ささやかに憩いを求めて眠りにつく人を悪魔の連中が襲撃するという。 襲撃される人たちに、心が痛む。 襲撃する側の、心の餓えにも、痛ましさを感じる。
by coppoumon
| 2012-07-24 09:07
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