2012年 12月 02日
途切れる間も無く、個展が2つ続いた。 ひとつはおさらい会で40年近くお世話になっているカメラマンの神崎順一さんの「家族の肖像」展。 場所は京都博物館の5階。 家庭をもたれてからの家族写真を32年分展示されて、私の手元にも相当数同じものがあり、3人の坊っちゃんたちも幼い頃から存じ上げているだけに、一入の感慨があった。 あと18年頑張って、50年間の肖像展をやってください、という数多の人の声があるそうだが、そのとき我々も幾つになっているのだろう。 こればかりは、早くそうなったら良いなあとは思わない。遠い楽しみとして取っておく。 そのあと、同時代ギャラリーで村山春菜さんの日本画の個展。 この個展については、12月1日付の京都新聞で作品の写真入りで紹介記事が載った。 前回は5メートル幅の大作を出品されたが、今回は6メートル。高さも230センチほど。 小さいものでは手のひら2つぶんほど。 東大阪の市役所の展望台からの眺め。大阪駅の北に出来つつあった建築群の中の、まだクレーンが行き交う未完のビル。銭湯・・ どれも、緻密に描かれて、大きく捉えても面白いし、近寄れるだけ近寄って細部を丁寧に息を凝らしても見る。見ていて飽きない。 大きな作品ばかりではなく、こんな光景が、散歩道として描かれていた作品もあった。 大作のヘリコプターもきっとこのサイズで、目に飛び込んできたのだろう、だから、このサイズで描かれたのだろう、と考える。 春菜さんの手にかかると、楽しい。
by coppoumon
| 2012-12-02 22:55
| 京都
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