2013年 08月 05日
新聞広告に、日本放送協会関係の講座で「生前整理」講座料・・幾ばく・・こういうのがあった。 「生簀料理」であらまほしと、目を凝らすが、確固として「生前整理」。 なんか、大きなお世話。神様から与えられたボディに、神様から遣わされた魂が入り込んだ有機化合物・・・が、空の鳥を見よ!と言われてその気になると、鳥でさえ死ぬときには藪の中に入っているではないか。 生前整理、断捨離、それは人に言われる程のものなのか。 日常、起居する部屋は、敢えて禁欲的にすることもない。 夢に描いた程でなくても、時間と生活を積み重ねて出来上がってしまった空間はそのままでも良いのだ。 大分の佐伯の人たちの言葉で、「つまくりごと」というのがある。 言葉の置き換えようがないのだが、「つまくりごと部屋」というのは自分の楽しみではあるが、人にとってはどうでもよいような作業をする部屋のことである。ちょっと人生に似ている。 狭い、つまくりごと部屋に強引に10号の絵を飾った。 国境の島の、北端の漁港の3月。 1980年に書かれたので、今でもこの風景があるかどうかはわからない。 作者は京都芸大の先生だった佐野賢(すぐる)氏。 彫塑の先生の描かれた油絵は、なんだかもこもこしている。 対馬の田舎に行くと住まいから離れて、このような倉庫が建てられた。火事に備えるためである。 屋根には瓦が置かれているが、天然スレートの親玉のような平たい石を葺いた小屋をよく見かけたものだった。 場所は鰐浦。 なぜ、鰐浦なのか。それは、漢字をもたらした百済人・王仁が初めて上陸した場所に由来するのだそうだ。 そうして現在私は、小一時間も歩かずに王仁の墓のある土地に、住んでいる。
by coppoumon
| 2013-08-05 23:11
| 住まう
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