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のんびりいこうよ

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2015年 08月 07日

アンリ・ド・レニエ

50年近く前、パルムグレンを知っている人、その作品を弾いたひとは何人いたのだろうか。
舘野泉さんが、監修された楽譜が出回るまで、ヘルシンキの版などは、入手困難このうえない代物だった。

あるとき、同門の友人に楽譜を拝借した。
友人はじぶんがレッスンを受けた楽譜にさらに、こういうものもあるよ、と加えて貸してくれた。

パルムグレンの「鳥の歌」の楽譜の下隅に、静子先生の字でボードレール、レニヱ と書いてあった。

二人の詩人から、時代的な背景を読み取れ、ということなのだろうか。
そのことについては、先生とも友人とも話をしていない。

アンリ・ド・レニエ_e0036151_2202138.jpg


レニエは好きで、意識して作品を探した。
近頃になって鴎外や荷風が翻訳していることを知った。

先生も愛読しておられたかもしれない。

レニエはモンフルールの生まれ。
ボードレールは、凋落の後、母親の別荘があったモンフレールを再三訪れている。

部屋にモンフルールの油絵がある。セーヌ河の河口にある港町なのだそうだ。

アンリ・ド・レニエ_e0036151_2245772.jpg


近頃は、旅行をしたい・・とまでおもうようになった。海外はもう、充分堪能したつもりであったが、ブルターニュとモンフルールは潜在的によほど興味があるようで、部屋に絵を掛けて楽しんできた。

さて、静子先生の意図は何であったのか。こんど機会があれば、友人に聞いてみよう。

by coppoumon | 2015-08-07 22:13 | 静子先生 | Comments(0)


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