2017年 03月 17日
冬さんさよなら・・という題で記事を書いたことがある。 冬さんさよなら・・ドイツの子どもの歌の題である。 蓮華寺に行った。 不思議な日だった。 土曜日の朝、先客が独り居て、お寺の方もお一人だった。 お茶をお願いしておいて、庭先のたくさんの植物を数える。 きょうは本堂が良くわかる。 あとひと月もすると、芽吹き、若葉に隠れて本堂の全体を見ることは無い。 すると、みなれぬ鳥たちが池にきて枝を渡り歩く。 もうすぐ、北に帰るであろう鳥たちの声を聴き、しばらくの間、姿を楽しんだ。 山門をでると、急に何か降り始め、また陽が照り始めた。 山里から御蔭神社に向かう。 その入り口で、鹿が2頭私を追い越した。 12時丁度に、御蔭神社を引き返し、鳥居のところまで来ると、また何か降りはじめ止んだ。 柴漬け屋さんが開いていて、箸を使わせてもらい、お茶をいれてくださった。 12時33分のバスが無くなり、1時17分に変更になる・・と顔見知りのおばさんが教えてくれて、そのひとはこの間のように、北白川で降りていった。 熊野神社で降りることにした。 聖護院の拝観日だ。 書院、杉戸、キリシタン灯籠をじっくりと観た。 境内を出て、通ったことの無い道をあるく。 ああ、伏見の安本茶舗で、いつも特上のほうじ茶を10本買っていたあのひとだ、と結びつけた。 あれ? 山門を出たら、また何か降り出したようだ。 手が冷たい。 仁王門前で豆腐を買って退却。 不思議とおもったのは、鳥や鹿までが近くに来て、それに、山門を出ると、なんとなく降っては止み・・というのが約束事のように必ず起こったことだ。 もう、春がきている。
by coppoumon
| 2017-03-17 22:39
| 京都
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