2018年 01月 04日
正月も三日ともなれば、上菓子ばかりではなく、普段のものが何か食べたい。 これはおやつの話である。ところが、饅頭屋の数が減少してきて隣の駅まで電車に乗らないと、今すぐには無い。 どうせ電車に乗るのなら、ちょっとにぎやかなところに足を伸ばそう、と八幡市駅へ出かけた。 八幡市駅で下車した記憶はほとんど無く、八幡町という駅名の記憶のほうが強い。 以前の住まいから、尾根伝いに石清水八幡宮に行けたので、下の鳥居をくぐることが無かったのだ。 で、この八幡宮のおかげなのか、饅頭屋がいくつもある。 饅頭屋の先に、泰勝寺が、あり、三が日のみ特別拝観しているはずだ、とひらめいた。 饅頭が先か、拝観が先か・・ ここは松花堂昭乗のお墓ゆえに建てられたお寺であったはずだ。 35年間住まいしたときには、来年こそ・・とおもいつつ一度も訪れたことが無かった。 あらゆる種類の南天が植えられている。 見事なお庭である。 とてもカメラでは、私の腕などでは、収めきれるような庭ではない。 正月3日目、三途の川をわたるとは稀有なこと。 瀧本坊の茶室が再現されている。百名席のひとつなのだそうだ。 瀧本坊は、25年以上前だったか、発掘調査が行われ、茶室の石組の一部が残存していることがわかった。 それを、いつだったか、冬に訪ねて確認したことを覚えている。 すがすがしい気持ちでお寺を辞した。 帰り道、饅頭を買い求める。 饅頭屋さんの名前がまったくわからない。 瀬戸口・・という表札が掛かっているだけ。 時に、餡を炊く匂いにつられて、買った饅頭。餡の甘さ、形、包み紙も、40年前から何一つ変わっていない。 すべからく、めでたい。
by coppoumon
| 2018-01-04 22:50
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Comments(2)
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apercevoir at 2018-01-07 14:40
お菓子をもとめて、えらく遠くまで行ったんじゃねえ。
ほいでも、うつくしいお庭を見られて、えかったねえ。 南天にそようにたくさんの種類があったことも知らんかった。 お茶席の掛け字がええねえ。 花見団子がチュルンと食べられそうで、ええねえ。。
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coppoumon at 2018-01-07 22:47
4つ駅、乗らんといけんのんじゃけんど、
何かと、うまいもんがうっちょるけん、歩くのんもたのしみじゃあ。 年に3日しか公開せんお寺じゃあ。はよう、三途の川もおがまんにゃあ、正月が去ぬるけん。 このお寺に参っただけでも、一年分、良いことをしたような気になっとるけん。 |
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