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のんびりいこうよ

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2018年 01月 04日

正月三日 

正月も三日ともなれば、上菓子ばかりではなく、普段のものが何か食べたい。

これはおやつの話である。ところが、饅頭屋の数が減少してきて隣の駅まで電車に乗らないと、今すぐには無い。
どうせ電車に乗るのなら、ちょっとにぎやかなところに足を伸ばそう、と八幡市駅へ出かけた。

八幡市駅で下車した記憶はほとんど無く、八幡町という駅名の記憶のほうが強い。
以前の住まいから、尾根伝いに石清水八幡宮に行けたので、下の鳥居をくぐることが無かったのだ。
で、この八幡宮のおかげなのか、饅頭屋がいくつもある。

饅頭屋の先に、泰勝寺が、あり、三が日のみ特別拝観しているはずだ、とひらめいた。

饅頭が先か、拝観が先か・・

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玄関にいるはずのワンちゃんがいない。
ここは松花堂昭乗のお墓ゆえに建てられたお寺であったはずだ。

35年間住まいしたときには、来年こそ・・とおもいつつ一度も訪れたことが無かった。
あらゆる種類の南天が植えられている。

見事なお庭である。

正月三日 _e0036151_09352801.jpg
とてもカメラでは、私の腕などでは、収めきれるような庭ではない。

正月三日 _e0036151_09354351.jpg
三途の川を橋や船で渡る・・というお庭なのだそうだ。

正月3日目、三途の川をわたるとは稀有なこと。

瀧本坊の茶室が再現されている。百名席のひとつなのだそうだ。

瀧本坊は、25年以上前だったか、発掘調査が行われ、茶室の石組の一部が残存していることがわかった。
それを、いつだったか、冬に訪ねて確認したことを覚えている。

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がけに迫り出すように建てられた茶室は貴人口が京都のほうを向いていた。

すがすがしい気持ちでお寺を辞した。

帰り道、饅頭を買い求める。
饅頭屋さんの名前がまったくわからない。
瀬戸口・・という表札が掛かっているだけ。

正月三日 _e0036151_09361040.jpg
左上から、むぎもち、よもぎもち、くりもち、六方焼、花見団子。

時に、餡を炊く匂いにつられて、買った饅頭。餡の甘さ、形、包み紙も、40年前から何一つ変わっていない。

すべからく、めでたい。






by coppoumon | 2018-01-04 22:50 | Comments(2)
Commented by apercevoir at 2018-01-07 14:40
お菓子をもとめて、えらく遠くまで行ったんじゃねえ。

ほいでも、うつくしいお庭を見られて、えかったねえ。

南天にそようにたくさんの種類があったことも知らんかった。

お茶席の掛け字がええねえ。

花見団子がチュルンと食べられそうで、ええねえ。。
Commented by coppoumon at 2018-01-07 22:47
4つ駅、乗らんといけんのんじゃけんど、
何かと、うまいもんがうっちょるけん、歩くのんもたのしみじゃあ。
年に3日しか公開せんお寺じゃあ。はよう、三途の川もおがまんにゃあ、正月が去ぬるけん。
このお寺に参っただけでも、一年分、良いことをしたような気になっとるけん。


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