2006年 04月 08日
狭い城下町であったが、いかにも城下町らしいのは道の付け方であった。絶対に見通せないような道筋は、何かと新しい発見があり、親の知り合いばかりの町は子どもが歩いて隅ずみまで探検をするには、もってこいであった。 桜がたくさん咲いた。 桜だけではないが古木が多くて、桜も古くなれば、このように大きな花をつけるようになるのだ、と、勝手に思い込んでいた。 すると、私だけではなく、知人たちも同じように考えていたという。 花は直径が5センチもある「太白」という品種だったのだ。 一度は日本から姿を消しかけた太白桜が、郷里には普通に何本もあった。 この池の桜も、3本の桜の古木がうっそうとしているので、伐採しようかと知人は思案していたそうである。 「だめだめ、これは太白なのだから」と私はあわてて説明して伐られることは免れたのだ。 湧き水が池に流れ、ここの水は名水といわれた。 近くに水脈が2種類あり、水温が異なっていたために、これらの水の湧く辺りは、鍛冶屋と染物屋の町であったという。 今は開発が進んでここの水を飲む事は禁止されている。
by coppoumon
| 2006-04-08 00:29
| 郷里
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Comments(9)
桜は自分が幼い頃から見続けてきた木…
こんなに見続けている木は他にないかもしれません。 日本人の心に宿った木なんでしょうね (-^〇^-)
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coppoumon at 2006-04-08 08:08
そう、教科書はさいた、さいた、さくらがさいた ・・・でしたからね。
あとで、バーラがさいた、バーラがさいた、と歌われても、もうおそい。 タモリは、はーらをさいた、はーらをさいた、まっかなはーらを~。と歌っていましたね。
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でじかめ
at 2006-04-08 16:58
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凄いですねえ!池の水面に太白の花びらがビッシリっ!!
貴重な光景ですねえ! 是非、いつまでも大切に保存して欲しいですねえ!^ ^v それはそうと、コップさん、今日、私は今住んでる所に越して来て33年くらいになるんですが、キツツキをすぐ近くの林でハッピーと散歩の途中で見つけましたよ! コンコンコンとドラミングしてるので、まさか?とは思ったのですが、本物を見つけたときは心が躍りました!と同時に寂しくなりました。 こんな人里にでも居なければならないほど、住む所が無くなったんだなあ・・と。
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coppoumon at 2006-04-08 22:20
22時15分。丁度3000人目のお客様となりました。皆様、来ていただいてありがとうございます。
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coppoumon at 2006-04-08 22:22
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でじかめ
at 2006-04-09 07:58
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コップさん、おはようございます!
今日は、少し冷たい風が吹いてますが、そのせいで、桜のはなびらや、路上に散った花びらが、舞ってますので、花吹雪に挑戦したいと思ってます^^; うまく撮れたらアップしますね!^^/
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ykzanshou
at 2006-04-09 08:31
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ykzanshou
at 2006-04-10 16:27
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きのうは太白桜を見て来ました。なるほど花が大きいですね。
木は大きくなく3本くらいありました。 もう一つ同じ様な大さで、駒繋と書いた桜がありました。 種類が多く帰って来て写真を見てもどれが、どれだか解らなくなってしまいました。
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coppoumon at 2006-04-10 18:09
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