2008年 12月 31日
毎年の御節は、精進である。正確には偽精進と言うらしい。それは昆布とカツオで一番出しと二番出しを引くからである。 年によってはカツオを使わないこともある。 まず、干しシイタケを煮含めることから始めて、ごぼう、こんにゃく、とだし汁を使い回していく。 それとは別に、タケノコの旨煮、日の出ニンジンを作った。 シイタケ、ごぼう、こんにゃく、タケノコ、ニンジン、この5種類と、紅白膾。 紅白膾は、あとで干し柿、ユズ、軸ミツバの湯通ししたものを加えて、5色膾にする。 別に母が、高野豆腐と黒豆を炊く。 好物だというので、これに母の数の子が加わる。 ゴマメや鰤や、マナガツオは使わない。冷めておいしいと思わせるほどの腕がないからであるし、精進ばかり続いた後に、魚などが入ると、私にはなまぐさすぎて抵抗がある。 お客さまだと、これに、京ニンジンやゴボウをマッチの軸ほどに刻み、百合根をはがし、サツマイモの薄いイチョウ切り、銀杏などを素揚げして、吹き寄せを作る。 白みその雑煮の時は、薄く輪切りにした大根を出汁で煮ておいて、お椀の底に沈めその上に焼いた丸餅を置き、日の出ニンジン、よもぎ麩、結びミツバ、ユズをあしらう。 その時は、膾は干し柿を加えただけの3色膾。
by coppoumon
| 2008-12-31 23:14
| メニュ
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