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カテゴリ:ヴォーリズ( 27 )


2016年 08月 11日

琵琶湖へ

夏の一日を琵琶湖で過ごした。

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乗ってみたかったのは、この、古そうな電車だったが、時間の関係で新快速というぴかぴかの電車に乗った。
そうして、駅で降りたものの、目的地まで行く手段が無い。
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行き先は、上の写真の岬の出っ張った鼻先。高島市までいったほうが、確実にタクシーを捕まえられたかもしれない。
しかし、ここでもタクシーが待機していることもあるので、条件は同じだっただろう。

炎天下、歩くことにした。
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途中、岩除け地蔵尊という石造物群にであう。
何の思し召しであろうか。

40分近く歩いて、到着した夏の学舎。
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6号、7号のキャビンが出迎えてくれる。
キャビンを間違えないように、どこか建物のデザインに少しずつ変化をもたせている。
さすがだなあ、といつも感心する。

メインの建物から琵琶湖を見る。
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遠くの島や対岸がちょっとだけ対馬に似ている。
それだけのことで、ここまで足を運ぶ。



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by coppoumon | 2016-08-11 20:49 | ヴォーリズ | Comments(2)
2015年 06月 22日

旧マッケンジー邸 2015・5・29

マッケンジー邸を訪ねた。
よく手入れされていて、創建当時を良く留めていると思った。

今は常に住まう人がいないからか、網戸がほとんどはずされているのが、惜しいが、まずは玄関から。
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おもてなしの邸宅なのだそうだ。
ヴォーリズの「我が家の設計」にはこの住宅の図面がたくさん出てくる。
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窓の内側に、分厚い板の引き戸があり、雨戸の役目をしている。

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ピアノはシードマイヤー。
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食堂は、日光浴室とつながり、その部分は引き戸である。
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コレクションズルームの天井なども面白いが、むしろ、使用頻度の一番高かったはずの、2階の使用人部屋への昇降しやすい階段のつくり、使用人室のつくりが、簡素な洋で、丁寧なつくりの、よい部屋であることに、感激する。

あらためて、この建物が木造である、ということに気づかされたのは、そとからみた客室のヴェランダに回ったときのことであった。
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by coppoumon | 2015-06-22 21:54 | ヴォーリズ | Comments(0)
2014年 08月 24日

復活学園・北小松学舎という名前だったはず

今年の夏も北小松へ行った。

建てられたのは80年ちょっと前で、電気、水道を引かず、自然の暮らしを体験できる施設としてのキャンプ場だったそうだ。

今は、電気水道、簡易水洗トイレに変わってきている。

このブログで何度か出ているのでなじみがあるが、なんとも捨てがたい魅力のある建物群である。

メインハウスと7つのコテージ。

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テラスの小屋組み。
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裏に回ると厨房。
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暖炉のあるコテージ
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一番遠いコテージ
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管理棟のキーパーたちの寝室のベッド。
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簡素な建物ながら、居心地の良さがなんともいえず好ましい。
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by coppoumon | 2014-08-24 23:48 | ヴォーリズ | Comments(0)
2014年 08月 24日

日夏町村役場・産業組合合同庁舎と豊郷小学校

河瀬にある旧村の会館が耐震改修中で工事中で、現場公開説明会が行われるというので、出かけた。

屋根と壁の改修はすでに終えられているものの、役場の部分はこれから内装を復元するまえに、カスガイや、壁を追加して、その骨組みを見せていた。

棟札に施工した棟梁の名が残っている。ご近所さんだ。近郊の大工が、大工の勉強にみな、ヴォーリズ事務所に弟子入りしたというエピソードを裏付けるようで、ほほえましい。

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駅に戻り、せっかくなので豊郷に足を伸ばす。
まず、みたかった旧図書館。

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次に校舎の階段

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講堂の玄関ホール

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2,7メートル幅、100メートルの廊下。
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by coppoumon | 2014-08-24 19:23 | ヴォーリズ | Comments(0)
2014年 05月 14日

思いがけない別れ・大丸心斎橋店

今の大丸の建物は心斎橋側と御堂筋側とに分けて建てられたのだそうだ。
その前は木骨レンガ造りのビルだったのが火災で焼けた、と聞いた。母はその古い大丸を知っていたそうだ。
祖母が、デパートは大金持ちの行くところでおます・・と言い、近くに住みながら、なかなか連れて行ってもらえなかったけれど、大きな吹き抜けのある、モダンな建物やった。と言う。
一階は森をイメージした豪華な内装だった。30年ほど前に大改装があって、電飾を減らして省エネになり、いつの間にか一階から地下に降りる大階段が無くなっていた。
いや、地下鉄から上がって一階に抜ける大階段というべきだろうか。
そのあと、2階のアダムススタイルのエレガントな空間が無くなっていた。

今日、日春展に村山春菜さんの日本画「おいなりさん」を観に出たので、大丸百貨店の日ごろは目につかない部分を見て楽しんだ。

建て替えの発表があったので、いずれはこの建物も消えてしまうのだろう。
ヴォーりズの面影は残るのだろうか。

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by coppoumon | 2014-05-14 22:55 | ヴォーリズ | Comments(0)
2012年 02月 01日

堅田にて

堅田駅で降りたのは初めてであった。
手前の雄琴温泉駅で、車両のドアが開いたときには、何も感じなかったのだが、堅田でドアが開くと、寒い。

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案内していただいた堅田教会は、堂守さん役の方が居合わせて、中を見せて頂いた。

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これまでに見てきた礼拝堂と違う点は、床材、柱、建具などの木材。

米松を、ニスにベンガラを混ぜてあるのが、むしろ温かみを感じさせる。

玄関もレンガをデザインして敷き詰めたものではなく、施工業者が、「サーヴィスしときまっせ」という感じで、あっさりとタイルを貼ってあった。

それにしても、これまでのどの建物にも共通する居心地の良さはなんだろう。

階段は、今はなくなってしまった博愛社「母の家」の階段によく似ている。

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シンプルな二階の和室の欄間の趣味の良さなど、部屋としての質の高さに嬉しさを覚えた。
そうして、写真を撮り忘れてしまった。

見応えがあったのは祭壇周りと、調度。

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by coppoumon | 2012-02-01 10:55 | ヴォーリズ | Comments(0)
2010年 10月 06日

普段着だったら

ヴォーリズの建物の中に組み込まれた和室の質の高さ、選ばれた材料のよさに釘付けになるが、普段に使うなにげない部屋にもヴォーリズの工夫を見ることがある。

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引き戸を開けると右側が小さなキッチン、左側が8畳。

居室、茶の間、寝室を兼ねるのだろうか、奥に階段とトイレがあったと記憶する。

私が好ましく思うのは、真ん中の8枚ずつガラスを入れた引き違い窓の役目と、デザイン。
押入れの上のつり棚は側板が、四半円にデザインされて、市松もようの唐紙ともよくマッチしている。

建仁寺に、円、三角、四角を組み合わせた中庭があるが、ここでも、そのような、遊び心のおもしろさを垣間見ることが出来て、こういう部屋に住みたいなあと、思う。
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by coppoumon | 2010-10-06 11:51 | ヴォーリズ | Comments(0)
2010年 10月 04日

駒井邸

西伊織町の疎水は南から北へ流れている。
まさか、と思って見るが、いつもそのまさか、と思わせる橋の上にたって、銀月アパートメントの無事を確かめ、駒井邸の付属屋から母屋のたたずまいを確認する。

駒井邸は7年ぶりだ。
本田夫妻が住み込みで尽力されていた時代の駒井邸だったころ、月に数度、ここに来て、建物の掃除をしたり、草引きを10年ほど続けてみようと、考えていた。

50代で、そういう時間は捻出できず、やがて駒井邸は日本トラストに寄付をされた。

本田夫妻も見事に駒井邸から身を引かれて、どうしておられるのだろう・・などと、時に思う。

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建物は、修復が済んでいた。当時から懸案だった瓦の葺き替え、煙突の修理、更には、居間の床が削られてきれいな木肌を見せていた。
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ロールアップスクリーンを川島織物で再現してもらったエピソードや、トイレの改修でタオル掛けのガラスの棒が、見当たらなくなってしまったことなどを、思い出した。

住む人のいない屋敷は淋しげだが、ヴォランティアの方々で、きれいに保たれている。
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by coppoumon | 2010-10-04 23:01 | ヴォーリズ | Comments(2)
2009年 10月 17日

東洞院通り

錦に行ったので大丸まで歩くことにした。
たまには東南角の入り口から入ろうと行ってみたら、無い。
取り払われたのは入り口ではなくて、庇の部分とその上に載っていた4個のヴェイス、飾り金具。
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年老いて、歯が抜けていくように、建物の脆い部分が剥ぎ取られていくのだろうか。
本館の東南面は、元の大丸の姿がほぼ残っていただけに残念。

私は大丸京都店の古い時代の姿をほとんど覚えていない。
たまに祇園祭のとき古いフィルムに巡行の様子が映し出されると、バックに大丸が映っていることがある。
ああ、そうだった。とそのときは思うのだが、それ以上の思い出はない。

この古い絵葉書の時代を知っている私の親が、うらやましい。

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by coppoumon | 2009-10-17 22:15 | ヴォーリズ | Comments(0)
2009年 08月 26日

湖畔の建物

これは、携帯レンズで撮ったものだけれど、この程度には取れるので、ずっと携帯を重宝している。

今年もキャンプに出かけた。年に一度、毎年通って10年以上なじんだこの建物は、最近傷んだ部分の改修が行われた。
が、これまでも絶えずどこか手が入って建物の保存に力を入れている。

夏の学舎ということで、特別な材料も手の込んだ細工もないが、目に付くところすべて簡素で美しいと思う。

今回初めて勝手口に回ってみた。
勝手口を入るとそこは200×120ほどのステップフロアになっていて、更にドアを開けて、網戸を開けないと台所には入れない。
入ると左側にドアがあり開けると畳1枚分より一回り大きな収納庫になっていて、壁にはブリキが貼ってあった。
写真は勝手口を入ったところ。
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外回りのめったに目を留めないいわゆる、裏側の部分を撮ってみた。
小さな出っ張った部分は本来祭壇があったようだ。祭壇の手前を引き出すとチャンセルが現れるようになっていた。
祭壇前の部屋は小さな子供たちの食堂にもなったようで、ハッチがあったり台所と共有する引き出しが並んでいたりする。
そして、湖側にはポーチがつけられていて、ヴォーリズの思いつきはかなり濃い。
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管理棟の西南角の部屋は早くから床が張り替えてあった。窓枠は昨年取り替えられたようだ。
風が通り抜けて、西日が差し込んで、一番痛みやすい部分なのかもしれない。
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建物の裏に当たる部分もさりげなく美しい。

ヴォーリズを紹介する本の中に出てきたことのないこの建物が、いつまでもここにあれば良いなあ、とおもう。
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by coppoumon | 2009-08-26 10:30 | ヴォーリズ | Comments(4)