カテゴリ:聴いた( 19 )


2011年 06月 21日

京大交響楽団189回定期演奏会

今日は晴れ上がって、青空を拝んだ。
6月の定演の日は雨が多くて、地下鉄を上がったところからホールまで濡れてしまうこともあった。

今回はマンフレッド、トリスタンとイゾルテの序曲、ショスタの5番。

冒頭の挨拶で、岩本さんという方がショスタの5番を40年前にフェスティバルホールで聴いた、という話をなさった。

あれは1973年のこと。旧ソ連からの演奏があれこれとやってきた。
私がはっきりと覚えているのは、ムラヴィンスキー、レニングラードオーケストラの、ショスタコーヴィッチの5番や、ボリシショイオペラの、「スペードの女王」である。

エウゲニ・オネーギンも観たのではなかったか。

あやふやな記憶しかない。

あれから、40年も経っているのだ。

細身のコンマスの演奏を眺めながら、ひたすら好きな道だけを精進してきたこと、精進できた我が身をおもい、今日のメンバーたちの幸いをおもった。

ショスタコービッチをナマで聴くことは、あまりない。9番も10番も京大フィルの見事な演奏をよく記憶している。

交差点の横のラーメン屋の並びに、何を売る店なのか、こういう看板が出ていた。



perfect world


おっきな名前のちっちゃなお店。
なるほど、理想郷はそう簡単に見つかるはずはないよなあ・・と、思いながら、待ち合わせをした友人に私の位置をしらせた。

珍しく、ティケットは完売ではなかった。座席がざっと100席ほど空いていた。
震災の影なのか。

立派な演奏だった。
[PR]

by coppoumon | 2011-06-21 23:27 | 聴いた | Comments(0)
2010年 05月 18日

聞き逃したセンチュリーの定演

2月から、体調のせいで、夜の演奏会に行くことを躊躇するようになった。
ティケットは2,3,4月と買っておいたのだが、当日になってどうも自信が無いというので不意にしたものばかりだ。

日曜日の夕方、fmをつけておいたら、センチュリーの150回定期の放送が始まった。

e0036151_9392863.jpg

ベルリオーズの「リア王」序曲。
ラフマニノフ、パガニーニ変奏曲。
ニールセン交響曲第4番。

まだ長い曲を聴く元気は無いだろうなあ・・と思いつつ、ベルリオーズを聴き、
ラフマニノフを聴いた。
ピアニストは若林某。
この定期の日は、勉強の日なので、座席もふさわしい場所を買ったのだが残念・・とおもいつつ
聴き始めると、いまいちピアニストが冴えない。

きっちり弾けているのかどうなったのか、アクシデントを気にせずに聴いても、練習番号74と私たちが呼ぶところでは大きく外れた。
一度だけの演奏だし、なにかの箇所でわだかまってしまうと上手くはいかないものだけど、と、ソリストの身になってはみたが、とにかくこのラフマニノフが終わったらもう、寝よう、と思っていた。

ところが、次のニールセンが抜群の出来だった。
楽器が呼応しあって、ぴたっと焦点が合って構築されるニールセンに奥の部屋のオーディオと、ダイニングのラジオとの間をうろうろとした。
e0036151_9403069.jpg


こういう形でも150回定期演奏会が聴けたことは嬉しい。
[PR]

by coppoumon | 2010-05-18 09:40 | 聴いた | Comments(1)
2010年 01月 14日

森サカエ

e0036151_2311647.jpg


コロンビアレコードにたくさん吹き込みが残る森サカエが、1980年にクラウンからEPを出していた。
エキゾティックな歌とアレンジだが、30年たつとこんなにも変わるのか、と思うほど歌詞というのか、現在の日本語は変わってしまっている。
1961年に彼女がコロンビアから出した服部良一の作品「湖畔の宿」「見つめないで」、この「湖畔の宿」は1930年代の歌だったと思うから、日本語の移り変わりの速度にはおどろく。

あけおめ、ことよろ。

これも、

あろ。

と、フランス語かと思うくらいに変わる。

森サカエさんは、いま、お幾つなのだろうか。
相当早くから進駐軍キャンプ等でも歌っておられたそうなので、1940年前後のお生まれだと勝手に想像してみる。

e0036151_2322593.jpg


コロンビア歌謡コンクールというのがあって、新人歌手を発掘していた時代に、課題曲の模唱レコードが出ていたとは、知らなかった。
今でも、吹奏楽コンクールの課題曲の模範演奏は売りに出されたいるから、こういったものは確実に時代を映し出していて、興味深い。
[PR]

by coppoumon | 2010-01-14 23:29 | 聴いた | Comments(0)
2010年 01月 12日

正月に何を聴く

ある雑誌に、今月の推薦盤というコーナーがあった。
音楽雑誌ではないので、推薦するディスクのどこが、どう良いのか、とか、何故お勧めするのかなどと、わかりやすく書いてあって、納得させられるものがあった。

e0036151_22222794.jpg


私は、自分なりの基準で、聴いてみたいディスクをお正月に取り置いてあった。

「森サカエ」

ご存知だろうか?Youtubeで検索すると、画像つきで数曲でてくる。

私がこの人を初めて聴いたのは小学校5年生くらいで、若かりし佐川満男と、向こう横丁の煙草屋の可愛い看板娘♪(煙草屋の娘)をデュエットしているのを、ラジオで良く聴いたのだが、その頃は名前も良く覚えていなかった。

最近彼女の録音したジャズのスタンダードナンバーのCDを入手しそこなってから、少し意地になってディスクを探したが、貴重版なのか、高価だ。

ほかに楽しんだのは大阪センチュリーのベルリオーズのプライヴェート盤。
オーディオを通してもセンチュリーの持つ良さは良く伝わってくる。
[PR]

by coppoumon | 2010-01-12 22:30 | 聴いた | Comments(4)
2009年 11月 12日

146回 大阪センチュリー交響楽団定期演奏会

隣に座っておられる方は、2ヶ月前に、私が座っていた座席におられた方だ。
と、お互いが顔をあわせて挨拶をし、なんとなく話が始まった。

今回はシュテファン・サンデルリンク指揮で、ベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトを四方恭子さんのソロで聴き、休憩のあとは7番シンフォニー。

ヴァイオリンコンチェルトのソリストになった四方さんは客員コンマスで顔なじみだったが、肩肘張った演奏と程遠い、なんとも聴かせる、上手い演奏だった。
この方、性格もすごく良いとはお聞きしていたが、演奏はすばらしい、としか言いようがない。

第二楽章で、管楽器がそれぞれヴァイオリンに絡んでいくところなど、私は大好きな箇所なのだが、第一楽章から終楽章まで、うっとりと聞き惚れた。アンコールにバッハを弾かれたが、楽団の方の熱心な拍手が、演奏の出来のすばらしさを物語っている。

7番は、35年ほど前、大フィルで、朝比奈さんの指揮で聴いてから、ほかの誰を聴いたのか思い出せない。聴いていないかもしれない。
一番初めの出が、大変難しくて、さて・・と身構えたら、見事に揃って出た。
次々と同じ音型がくりだすが、すべて、見事に揃っていた。

これも初めから終楽章まで目を見張る思いで聴いた。

35年前の音がぶっ飛んでしまった。

ノリノリの、興が乗ったらこんなことまでやってしまうんだ、というような快い演奏だった。

良い日だった。
[PR]

by coppoumon | 2009-11-12 23:32 | 聴いた | Comments(0)
2009年 10月 16日

145回センチュリー交響楽団定期演奏会

今回は、リストの1番コンチェルト、ブルックナーの5番。

もっと、正確に曲名を書くべきだろうか。

ピアノのソリストはアリス・沙良・オットさん。すらっとした美しい人で、阿修羅像のような美しい腕で、透き通った音でリストを弾きこなす。

モーツアルテウムに在学中という。
田村響さんもモーツアルテウムをでたばかりだったなあ、といま、脈絡の無いことが頭に浮かんだが、まったく違うタイプなのに、音楽の質のよさは、共通している。

見事なリストだった。アンコールに弾かれたラ・カンパネラも見事だった。

終演後、Y団員さんが、見事だったですね。引き込まれてうっとり聞いていました、と言う。私は勉強のため前から2番目の席だった。

マーラーは、その2番目の座席ゆえのリスクがあった。
団員さんが、それじゃ、うるさかったでしょう、と笑う。
ブルックナーを聴こうとすれば、こちらもそうとうなスタミナがいるが、演奏するほうは、そんなものじゃないのだけれど、似合うだけのおなか周りを据えて弾くヴァイオリンを見て妙に感心した。

友人の奥さんに「こちらが居眠りをするとばれてしまうくらい、座席の近くで弾いているので、行儀よく聴いたよ」というと、知ってましたよ、と笑う。

さてと、演奏はどうだったのか。

皆さん、熱演でした。

出のところ、管が、揃いにくかったように思うけど・・と言うと・・う~~ん、大きく聴いてくださいな、とその奥さんに言われた。

終演が9時15分を回っていたことや、明日は三部作の練習がある、というので、遊びには出かけなかった。
[PR]

by coppoumon | 2009-10-16 09:37 | 聴いた | Comments(0)
2009年 09月 18日

某演奏会

e0036151_2248172.jpg


いつも出かけるセンチュリーの演奏会では、出演する友人に近い席を買う。
だからでもないが、ホールから外を眺めることはほとんどないのだが、30年近く行かなかった某オケを聴きに行き、こういう景色の場所を発見した。

このブログは、いつまでもたたずんでいたい場所、眺め続けていたいもの、心地よい事柄を書くように心がけている。
しかしながら、たまには、その逆の事もある。

今回は残念ながら期待以下の演奏会だった。
1曲、どうしても聴きたい曲があって、もちろんプログラムを見てはじめから半ば損した気分でティケットを買ったのだが、
実は7月も、同じような思いで、スルーした。
そのときは、切符を買ったのにもかかわらず、どうしても気が進まなかったのだ。

今回の入りは6割半。それが、いつものことなのか、今回だけのことかはわからない。

2曲目が終わって20分の休憩時間に200人ほどの人がぞろぞろと、入り口に向かって歩いているのを二階ロビーから目にした。

この人たちに、次回の定期演奏会の切符を買ってもらえるようにしなければ。
企業の後援ばかりでなく、切符を買って聴きに来てくれる人を増やし大切にしなければ。


愛されるオケであってほしいなあ・・・としか、書けない。
[PR]

by coppoumon | 2009-09-18 23:10 | 聴いた | Comments(0)
2009年 09月 11日

センチュリー交響楽団144回定期

今回は、なぜか、ピアノコンチェルト以外はイギリスがテーマのようだと、チラシを見たときに思った。

指揮はイギリス人のジョセフ・ウォルフ・・・これは、芸名というのか、偽名というのか、この人のお父さんは大指揮者某コリン氏。

親とはまったく関係がない、ということでそんな名前を持っているそうだ。永田町の親子とえらい違いだ。

エルガーのセレナードホ短調、ため息。

ベートーヴェンのピアノコンチェルト4番。

ハイドンのロンドンシンフォニー。

エルガーはさすがによかった。音色の作り方、音の運び、きれいだった。ため息では、珍しくハルモニュームがハープの横に並んだ。

30年前、クレーフェというドイツのリードオルガンが製造中止になり、ハルモニュームを買うかどうか、思案して、決心した時には、もう、手に入れることが出来なかった。
ポルシェのクーペより、少し安いくらいの値段だった。

そんなことを思い出しながら耳を澄ますが、音がさっぱり聞こえてこなかった。

座席は前から2列目の17番。

4番コンチェルトは音楽のつくり、テンポの運びが、まどろっこしいところがあって、ピアニストのワッツが指揮者にずいぶんカンニングをしてやっているのがわかった。
指揮者無しで、ワッツの弾き振りのほうが、良い結果が出たのではなかろうか。

ワッツのピアノは時々音が抜けた。
Gdurで下降する単純な音階が、何度も不ぞろいであった。手が大きすぎるのだろうか。
やわらかいふっくらとした、よく鍛えられたピアニスト独特の手だった。
不思議と親指が外側に反っていた。

それはさておき、1楽章は丁寧な音色で、3番でも5番でも要求されない、4番にしかない音のコントラストを弾いた。
コントラストのためにソフトペダルを巧みに使う。多用される右のヴィブラート・ペダルも納得がいく。

個人的なこととして、三楽章の終わりで、私が緊張なしでは弾けないパッセージを、見事にチャーミングに弾いてくれて、参った。弱音からフォルティッシモまでのトリルもきれいに揃っていた。音の出し方が時折自分の師を思い出させるところがあった。
使用したのはヤマハ。ヤマハはヤマハの音がする。あたりまえだが。

ハイドンは、陰影が濃い演奏だった。一楽章の再現部に入る前の弦のエピソードに管が加わるときのリタルダンドを、トン・コープマンの時のハイドンは、こんなもんじゃなかったよ、もっと、濃いかったと、友人は言う。

じゃ、そういう意味でジョセフ氏は中庸主義なんだなあ、とオチをつけて、今回の演奏会の記事をアップしておく。
e0036151_22255549.jpg

[PR]

by coppoumon | 2009-09-11 01:18 | 聴いた | Comments(0)
2009年 07月 18日

第143回センチュリー交響楽団定期演奏会

7時開演だから、5時半には家を出なければいけない。
そういう考えが頭を掠めたのは、4時前だ。



4、といえば、

そうだ、今日はベートーヴェンの4番シンフォニーだった、と、時間があるので、リスト編曲のピアノ版の楽譜を出して、弾いてみることにした。
終楽章だけは、速いので、初見でそのテンポでは無理。

4番は好きなシンフォニーのひとつだ。
第一楽章のクラリネットが入ってくる前とか、第三楽章などに、シューベルトが影響されたであろう部分を、納得する。
二楽章がよい。


ステージでは相変わらずティンパニーが調律をしている。
マレットを変えたときの、微妙な音の上がり下がりや、音色。
マレットを変えてもニュアンスを変えない音の張り。

今日は、ティンパニーのもつデリカシーがよく伝わってきて、面白かった。
それも、ピアノ譜を読んで出かけたからなのかもしれない。

一楽章、二楽章は秀逸。

もうひとつはベルリオーズの「イタリアのハロルド」

ヴィオラの清水直子さんの音色の美しさ、音楽のすばらしさは、涙が出そうになるほど、感動させてくれる。
この人の先生の演奏も知っているが、師を越えることで、恩返しを十分になさっておられた。

今日は、時々友人の音を聞き分けることが出来た。
ところどころ、彼のパート譜を知っていたからである。

そういうことも、嬉しい。
e0036151_9443622.jpg

[PR]

by coppoumon | 2009-07-18 01:06 | 聴いた | Comments(0)
2009年 06月 24日

京都大学交響楽団185回定期演奏会

5時に仕事を終えて乗った快速急行でなんと、お弟子さんにあった。
会うはずのない電車の中での事に、ぽかん・・としていたが、演奏会に行くというと、付いてくるという。

チケットは完売のはず。
私は電話で予約をしておいたが、もう一枚のティケットは手に入らないかもしれない。
ま、いい。そのときは立ち見を交渉するまでのことだ。と、道中の話になった。

ホールに着くと当日券代わりの整理券を受け取り、行きつけの喫茶店で腹ごしらえをすることになった。
注文が上がるのを待っていると、なんとなんと、ティケットを余分に持っている方がママさんに、だれか要らないかなあ・・と話しているのですかさず譲っていただいた。

良い日だね。

演奏曲目は、エグモント序曲、ラフマニノフの2番コンチェルト。休憩があってヒンデミットの交響曲「画家マティス」

さすがプログラミングも上手い。

指揮は橘直貴、ピアノはイリーナ・メージュエヴァ

ベートーヴェンもごくオーソドックス。
ラフマニノフは出だしを堂々と和音を割って弾く。砂糖を蜂蜜で練ってチョコレートをかけたような甘い演奏をするのかと思ったら、意外と普通に弾いていた。
二楽章がしみじみと聞かせてよかった。

ヒンデミットは、ナマではじめて聴いた。
管楽器に聞かせどころがたくさんあって、フルートは出ずっぱり。
弦パートのややこしい対位法の書法もすっきりしたわかりやすい演奏だった。

曲も、ナチスをやっつけるつもりで書かれたのだから、わかりにくいと意味が半減してしまう。

毎回、面白いなあと思って聴く京大交響楽団だが今回も堪能した。

京都コンサートホールは幅の割りに奥行きが長すぎるのかもしれない。
いつも、響きがなんとなく物足りないように思う。

一箇所、大変良い座席があるとオケの友人はいう。

多分ホールの真ん中と思うが、それは、どこなのだろう。

写真は開演15分前。

e0036151_041387.jpg

[PR]

by coppoumon | 2009-06-24 00:13 | 聴いた | Comments(0)