カテゴリ:ああ、びっくり( 11 )


2013年 06月 10日

名付け 大阪府下にて 2013

例えば、ある日、堅田に行き、町並みを見回していると、やはり別天地に来たなあ、と家々の苗字、店舗の名付けに、そう思う。

京都市内を歩く時も看板に書かれた名付けから、やはり京都だなあ、と思わせるものから、ぎょっとするものまで様々で、その振幅というか、差異が面白いので看板ばかり読む。

御簾屋さんの看板を見つけた。

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この喫茶店は有名な「築地」ひらがなだと「つきぢ」となるはずが「つきじ」で変換される。
私は、二十歳の頃はずっと京都風に「ついじ」だとばかり思っていた。

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たまに乗るバスの中からこういうお店が目に飛び込んでくる。
外大の近くで、何の店であれば、こういうネーミングが出来るのか、妄想しているのが楽しいのがこのお店。

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この間まで住んだ家の斜め向かいに酒屋があった。
店を閉じる最後の頃は焼き物やペットフード、いろんなものを売っていたが、特に、ドッグビスケット と赤い字で大書してあったのは恐れ入った。 dog biscuitですか。

「世界一の美女」という短編を思い出してしまった。
いや、それとも寺山修司の世界への入口であれば、どうだろう。

このメリーさんが苦味のある人物だったら、とガラス窓のむこうにたくさんの役者たちがうち揃う、私の妄想は、ますます混迷度が深くなるのだ。


名付けは面白いなあ、と思う。
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by coppoumon | 2013-06-10 22:52 | ああ、びっくり | Comments(0)
2011年 12月 17日

用心箱

11月末になると、古い茶碗をお湯にくぐらせてやる。
何度かに分けて、数回繰り返して、茶巾で拭うのだが、箱に入れて棚にしまうとき、ちょっと手元が滑った。

初めは緊張していても、慣れてくると、こういうミスが起こってしまうのだろうか。
手元から80センチほど落下した。

畳の部屋なので、事なきを得たのだが、気を付けなければいけない。

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箱には茂三と書いてある。

本当に茂三なのだろうか。
茂三は、御蔵に3000ほど使われたことがないものが入ったまま売立にあったので、古色がつかないものがいくつも出回っているという。


茂三茶碗の中には、明らかに右利き、左利きとわかる高台があるので、茂三手の茶碗もあるのだと思う。
何も分からないが、手元にあるものは、良く使い込まれており、右利きの作者。

友人は、根拠のはっきりした茂三の茶碗を所有しているので、是非拝見して学びたい。
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by coppoumon | 2011-12-17 19:54 | ああ、びっくり | Comments(0)
2010年 01月 24日

久しぶりに、こんな看板を

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私は、高槻の住人ではないが、関西へ来て、何かとかかわりのある街で、40年前からの街のたたずまいや、商店街の盛衰、商店の入れ替わり、松坂屋、西武と、いろんな思い出や、妄想の「タネ」を持っている。

しかし・・「まいど・おいど」とは。

こんな店は知らなかったなあ。

ずっと以前、食べ物屋を始めたいという知人に、それじゃ、店の名を「たべて屋」にして、その横で「飲んで屋」という居酒屋をやれば良い、と話したことがあった。
そこで、小銭を掴んだら、そのとなりに「また来て屋」というワンショットバーでも作ったらよい・・そんな話だった。


大阪ミナミに一階がバーで、二階がレストラン、という店がある。
飲んでレストランの空席待ちをすればよい。最近、両方、満杯なのだそうだ。

「まいど・おいど」だが、今日は休みだった。残念。
開いていたら入ったか? それも微妙だなあ。

おいど・・宮中の言葉だ。

丁寧に、「お」「み」をつけて、「おみおいど」。「御御おいど」なのだろうか。

同じく、おみおつけを・・・「御御御つけ」だとおもっていたら、これは違った。

おみ、つまりお味噌のおつけ。おつけとは、汁のことなのだそうだ。

みそしるのこと。「お」をつけると「おみそしる」。

おいどは、ケツのこと。「お」をつけても「おけつ」。

お味噌の「おつけ」と「おけつ」は、同格なのか・・・と、妄想中。
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by coppoumon | 2010-01-24 22:46 | ああ、びっくり | Comments(0)
2009年 09月 27日

前座

場末に行くと前座の歌手がいて、前歌を歌う・・・・・

昭和30年ごろ、銀座の外れのある店でも、客がいない時に作家の野坂某が歌い、客が来ると突然おろされて、戸川某嬢が、歌い始める。

戸川嬢は出番のない楽屋で小説を書いて、小説家になった・・こんなことを聞いた。
店はなくなってしまったが、この店の歌姫、戸川嬢は、高槻の出身だと伺った。

三年続いたヘルマンの演奏会は、今年はオルガンを外れた。というより、断られた。
ファックスで、よろしくお伝えくださいませ、と簡単な外れ方だった。

やれやれ、開放された、と思ったが、別枠でオルガンを弾くように言われて、それではコンサートの前にウエルカム・コンサートを少しの時間やりましょう、ということに決めた。

要するに前座。

18分ほど弾くことにして、曲はバッハの小フーガト短調、ヴェルディのグランド・マーチ、オーヴァー・ザ・レインボウ。
もう一曲アメージング・グレースのテーマによる変奏曲を用意したが、まさか、前座にアンコールはないだろう、と踏んだ。

譜めくりとストップの出し入れの補助を頼む予定だった坊やがインフルエンザになった。
これが、思わぬハプニングで、楽譜を三分の一に縮小し、ストップや、カプラーは強引に自分で操作することにした。

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写真は家での練習の際の譜面台。

前座の後の本物のコンサートについては、割愛。
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by coppoumon | 2009-09-27 22:47 | ああ、びっくり | Comments(0)
2009年 09月 05日

出たあ!

もう、驚くようなことはそんなに残っていない。
それでも、今年は驚くようなことがあった。

夏の初め、京都駅はにぎやかだった。

賑わいを携帯のレンズで収めようとして、あれ?どうしたんだろう。
私がいる。10代の終わりの格好をしているけど、必ず私に違いない。

実際、そんなはずはないのだが、携帯を閉じて、目を凝らすと、やはり、私のそっくりさんが立って、人待ちをしている風だった。
しつこく凝視も出来ないので近くを横切ってみたが、向こうは私に気づかない。

彼には私が見えなかったのかもしれない。

ま、それは良いとして、こんな雑踏のなかにいるよりは「早く家に帰りなさい。いつも幸せでいなさい」と声をかけそうになったのは事実だ。



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彼には、私が見えなかった。
もしも、彼に私が見えていたら・・40年先を見たことになるのだろうか。
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by coppoumon | 2009-09-05 21:36 | ああ、びっくり | Comments(2)
2009年 08月 14日

どう咲きゃいいのさこの私

3年続けて朝顔を植え続けた。
1年目は何も考えなかった。朝顔は手がかからないので苗を勝ってきて水だけやれば育って24本から5000個ほど咲いたのだった。

2年目は種を蒔いたが、5月に気温が低く発芽しなかったので3度蒔きなおした。そうして2000個ほどしか咲かなかった。

3年目はゴーヤにした。しかし、プランターを3つ朝顔に回して6本苗を買って植えた。それが、巨大輪の花ばかりで、ぎょっとするような大きさだ。

ゴーヤの間から朝顔の芽が2本出ている。
葉の形から、これは私がゼツリンと名づけた、個性のきつい小さめの花が幾つも咲いてくれるヤツだ、とおもい間引かなかった。

で、咲いたのだが、まったく違う色。
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朝顔はどんな色で咲いても、夕方には色素の関係で赤くなる、ときいていたが、青いはずの花が朝からいきなり赤く咲くのかと、びっくりした。
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びっくりしてから3時間後の朝8時半ごろ見てみると、青になっている。

信号じゃあるまいし。

色が移っていくのを見たかったなあ・・と思う気もするが、それも不気味。

古い流行歌で、「夢は夜ひらく」というのがあった。
これはいろんな歌詞がついているのだと知ったのは最近。

「圭子の夢は夜ひらく」

赤く咲くのはケシの花
白く咲くのはユリの花
どう咲きゃ良いのさ この私
夢は夜ひらく


シーゲル梶原、アナウンサーの梶原茂はこう、歌った。

red in bioom are the poppy
white in bloom are the lily
i don’t know how i can’t bloom?
dreams bloom in the night

ちあきなおみは西沢爽の詩で歌っていた。

髪を染めても ただうつろ
爪を染めても ただうつろ
夜の鏡に 涙ぐむ
夢は夜ひらく

どの歌詞も、一段目と二段目が韻を踏んでいるのが、ミソだなあ、と感心する。
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by coppoumon | 2009-08-14 07:32 | ああ、びっくり | Comments(0)
2009年 05月 11日

ゴールデンウイーク

09年、今年のゴールデンウイークはサプライズの連続で楽しかった。

5月1日に郷里からかすまきが20本送られてきた。

何か、ほしいものはないか、雲丹でも要るか、と申されるので、かすまきをおねだりしたのである。

かすまきは1600年に参勤交代が決まって、殿様が島を出られ、無事に戻ってきたのでお祝いに作ったというお菓子である。

カステーラよりも、上等の生地をやいて、こしあんを包んだもの。

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焼きたてが一番おいしく、時間がたつと皮の風味が微妙に無くなっていく。届くと少し冷凍庫に入れて、体調の悪いときに出して楽しむ。緑茶でもよい、ミルクティでもよし。

写真にあるのはトースターで皮をちょっとだけ焼いたもの。


かすまきが届いて喜んでいたら、長崎のギタリスト、マエチャンから唐灰汁ちまきが届いた。
鹿児島では笹で巻いた灰汁巻きと言うのがある。おやつでもあるが、兵糧だったということを聞いた。

長崎のマエチャンこと、前山餅饅頭店のチマキはガーゼの袋に入れて形成してあった。
これを、輪切りにしてガーゼをはがし好みによってきな粉をかける。

食感は、道明寺の入った桜餅の皮のようで、見事に丁寧に作ってあり、唐灰汁とのバランスが上品。
唐灰汁は餅米のなかで、柚子とこんにゃく芋の中間くらいの、ある種のクセのある味わいを引き出す。

なにもかけない方が、おいしい、と思いながら、きな粉をたっぷりかけると、また別のおいしさがあった。

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江戸時代の伊万里の七人唐子のお皿を出した。もともとカステーラの専用にしている皿だが、長崎のものだとなんでも合う。
染付の色が、明治期の鮮やかなコバルトの発色のように写っているが、これは携帯レンズゆえのこと。実物はもっと濃く、くすんでいる。


軸の保存箱が出来上がってきたこともうれしい。

私のエトの抹茶茶碗と香合をいただいたこと。

ミサのオルガンをたまたま、会衆席におられたよそからこられた聖職者の方から、音のひとつひとつが心の中にしみこんで本当によかった、と、お褒めをいただいたこと。

あ、給付金もあった。和菓子三〇個ほどの金額だったが、喜んでおこう。

嬉しいことはまだまだ続くが、プライヴェートなことは書けない。

交々と、一週間ほどの間に起きて通り過ぎたことを実感。
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by coppoumon | 2009-05-11 09:55 | ああ、びっくり | Comments(0)
2008年 09月 30日

ぶんぶんぶん

フランスの子供の歌に「はちがとぶ」というのがある。

ぶんぶんぶん・はちがとぶ・おいけのまわりに・のばらがさいたよ。ぶんぶんぶん・はちがとぶ

これが、誰の訳なのか、原語ではどうなっているのか、楽譜を見たことはないが、小さな子どもたちは、皆歌える。

私はこどものころ、ニホンミツバチのいる地域に住んでいて、ハチに刺されたという話を聞いたことがなかった。

ウイーンでは、ハエがいなかった。そのかわり、というのだろうか、ミツバチがやってきてカフェのテーブルの端でひとやすみしているのを、よく見かけた。

ある時、母がほした布団のカバーの中にアシナガバチが入り込んでいて、それに刺されてから、蜂を忌わしく思うようになったが、それは、アシナガバチのことである。

こんな張り紙を見つけた。

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クマバチは大きいから、いかにも凶暴だと思われるのだろうか。
性質は穏やかで、こちらから悪いことをしない限り、刺されることはない。

私が驚いたのは、リムスキー・コルザコフの「熊蜂の飛行」をオルガンの足鍵盤で弾く人が居たことである。

そうとう、足首が柔らかくないと、弾けそうにない。

弾く気もないけれど。
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by coppoumon | 2008-09-30 22:16 | ああ、びっくり | Comments(2)
2007年 05月 06日

練習中

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プログラムが決まって、本格的な練習に入ったが、練習する期間は2週間とちょっと。
演奏する曲は、ページ数にすると50ページある。

2回さらうと100ページ。3回さらうと150ページ分。
一度は昼寝がしたくなる。

ピアノの蓋を閉める間が無いくらい弾いているので、開けっ放しになっている。
鍵盤は本物の象牙なんだけど、少し、黄ばみが進んだような気がしてきた。

私の手はそんなに脂性でもないと思っていたが、やはり使用頻度の高いキーは指の腹でなでてみると、油っぽい。
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by coppoumon | 2007-05-06 23:45 | ああ、びっくり | Comments(2)
2006年 01月 31日

なんで、こんな看板が(その三)

30年も前の話なら時効だろうか。生きていたら、ごめんよ。
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この立て札を見ると、野菊の墓を思い出す。それはこの立て札の向うのお宅が伊藤さんだからかもしれない。

CRABの墓? お墓作るほどたくさんいたのかなあ。

30年ほど前、ある電気鉄道株式会社に勤めていた、そうして、今も働いているかもしれないオトコマエのkenちゃんという男が情けない顔で尋ねてきた。
電気鉄道株式会社では勤務の関係で宿直があり、そのときにすごいものを貰ってしまい、困り果てて、来てしまったと言う。

いつもは姫君と別れられない、別れたくないという定番の話なのに、そのときは様子が違った。

おやおや、親指の爪どうしで圧迫してご覧。プチっと言うのはそれは卵だよ。なんだか子持ち昆布みたいだね。いま、友人に聞いたら医者に行って全部そられるってさ。それだけは嫌ってか。

今ね、小学一年生の虫オタクの子どもに聞いたら、卵は呼吸してるから、殺虫剤を撒かれると死んでしまうんだって。これから犬の蚤取り粉を買ってきてやるよ・・・。

ざっと、こういう話なのだ。

しかし何故こんなところにこういう立て札があるのだろう。
え? お店の青空駐車場だったのか。

でも、Crab って Crab louse のことでしょう。 お店の名前にしちゃったの? ・・・・・・・・毛じらみ。


レンズはキノプティク100mm f2,0
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by coppoumon | 2006-01-31 23:22 | ああ、びっくり | Comments(4)