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2005年 11月 30日

赤い

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11月は忙しかったこともあり、京都市内に紅葉を見に出かける時間を見出せなかった。友人でも誘ってくれたら出て行ったのかもしれないが、皆それどころではなかったようだ。

肌寒さを跳ね返せそうな、体調の良いときや、ピアノの練習の合間に、気分転換に隣の公園に散歩にでる。
ヤマモモの大木の枝に隠れるように花梨が実をつけているのを誰も気づかないようで、何時までも黄色い実がヤマモモの葉に隠れているのを探したり、椎の実がたくさん落ちているのをざっと数えたりしてみる。

9月半ばには色づき始め、すっかり葉を落としてしまったソメイヨシノの後に、山桜の苔清水が真っ赤に染まっていた。
まだ木枯らしには早いだろうと思っていたのに、この数日でやがて苔清水の葉も全て散り果ててしまおうとしているのだ。
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強烈な赤のイメージは秋。
淋しくなった山桜をみていると、そんな気になる。

そして、残り少なくなった葉っぱっを、木枯らしが容赦なく落としてしまい、一夜にして冬の透明な青空がやって来る。
午後四時半過ぎに六甲山の向うに沈みかける夕日も大きくて真っ赤だ。




そうだ、もう一つ赤くなるものがあったっけ。

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もう、蟹真っ赤?

ぼちぼちでんなあ。


カメラはヤシカエレクトロ35 レンズはヤシノン45ミリ
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by coppoumon | 2005-11-30 16:08 | 京都 | Comments(2)
2005年 11月 27日

きっちゃてん

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ある若手の演歌歌手を、上手いなあと思って聴く。精一杯、熱唱しているようで、どこか冷めていて、自分の歌を聞きながら歌っているのだ。
数日まえ、テレヴィで九州交響楽団をバックに、彼は「無法松の一生」を歌ったが、節回しが見事に外れてしまい、母は、「こんな若い子に、こんな歌は無理やでえ、無法や」といっている。
私はその歌手の顔が間抜けに見えて、「○呆松だね・・お粗末」と、受け答えをした。○には「阿」は入れないで。「痴」が正解です。
で、その後に、「年をとったら喫茶店がしたい」と、歌手のコメントがあった。

喫茶店か・・。我々の内々で、喫茶店の話が出た。こんな店ならやってみないかと。

年金定食喫茶店。

店内は、コレクションを持ち出して飾ることにして、テーブルやイスは・・メニュは、と、具現化しそうな話になってしまう。
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入った喫茶店が素敵だった。
見渡すと、一時代前のものをセンス良く蒐集して飾り、くたびれた古いカップで飲む400円のコーヒーで、過ぎ去った時間までもが買い戻せそうな気にさせてくれる。

「あ、喫茶店やるんなら、この先形見分けなんかしたら、あかんねん。逆に買い増しする必要があるんや」
「そうですよ、もう、何にもあげちゃいけませんよ」

そんな話をしていたら、数日後、友人から電話があった。

「おい、喫茶店やるんか。だったら土地も探さんといかんから、はよ、こっちに来い。来て、オレを養え」
「そんなことしたら、ワイに老後が無いワイ」

話は三転するが、こんな話が出ているのだと、自宅で、昼下がり、お茶を飲みに寄った別の友人にその時の話をした。

今日は「ボレロ」というマリアージュの紅茶。洋梨のジャムをたっぷり乗せたトースト。
教会が、降臨節で、クリスマスを迎える一番はじめの日で、午前中のミサにバッハの「来たれ、異邦人の救い主よ」をパイプオルガンで弾き、コラールを歌った。
世界中の教会がこの曲で、教会暦の第一週目を迎える。

自宅の、この部屋で喫茶店してるのが一番いいなあ。
禁煙、コーヒーは出さない。
お茶だけの喫茶店。食事をしたい人は、メニューはお任せ。
客も選べるし、客からお金取らずに済むからなあ・・・。
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by coppoumon | 2005-11-27 22:43 | 京都 | Comments(0)
2005年 11月 25日

墓穴

e0036151_23111472.jpg秋の夜長。
編曲を頼まれていて、頭のなかの音楽を楽譜にしていく。
いつもは、当然走り書きで、後で書き直すこともしないのだが、短い曲なので、
はじめから清書した。

仕事の現場で、私の書いた楽譜のコピーに、音符の玉を丁寧になぞった人がいて
それじゃあ、逆に、読みにくいだろうなあ、と内心思っていたが、
その人のマネをして、玉を大きく書いてみると、読みにくくて仕方がない。
全体を一度に捉えられないのだ。

こんなことで墓穴を掘ろうとは思いもしなかった。
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by coppoumon | 2005-11-25 23:46 | Comments(2)
2005年 11月 23日

冬が来て

e0036151_227820.jpg早々に蟹を頂いた。
暗いところに閉じ込められて来たのに、箱を空けてみると、かすかにピースサインをしてくれる。
でも、もう向こう岸に行きそうな感じで、おにぎりを与えても無駄だと思った。
名前をつけて放し飼いにしておきたかったが、ひとおもいに、お風呂に入れることにした。
湯の中に塩を一つまみ入れておへそを上に鍋に入れて湯がいた。
皆、爪を広げておいでおいでをしてくれる。なんていじらしい。

蟹が来ると、私より周囲がよろこぶ。
私は蟹の健気さが切なくて、涙が喉を伝いそうになるが、家のものは新聞紙を広げて嬉々としている。

おやつだもんな。間違っても平家蟹は食べるなよ、先祖なんだから。

蟹騒動の最中、ファンヒーターが止まってしまい、買い換えることになった。
商品を確認するためにガス店に行き、ひいきのパン屋さんと、豆腐屋さんに寄り、和菓子屋にも行くが、そこはお休みだった。

実は、蟹を頂いた友人宅はもうすぐ法事なのである。
友人の母上は幼い頃から良くしていただいたが、嫁には敵。
蟹のお礼の電話の中で、京都から和菓子を送る話になった。

以前に一度送った、近所の有名な外郎(ういろう)はいかがかと。
外郎は三角形。
白砂糖と、黒砂糖の二種類を木箱に詰めてくれる。

私は、執拗に嫁に知恵をつけた。

義母さんには、白砂糖のほうを勧めなさいよ。 ・・白のほうが上等なんでしょう?・・
いやあ、白い三角形は縁起物だから。 ・・・????・・・
しかし、外郎に黒文字を差そうとした瞬間、オバさんは、ピンとくるかもしれない。 ・・・なんです???
この嫁、よくもこんなものを、出したな。
口に入れるよりわたしの額に貼り付けたいんじゃろう!!!!

・・・いえ、そこまでは気が回らないと思います・・・

じゃあ、二つたべさせるか。

計画は、和菓子屋が休みというので、こっちも小休止。上手くいかないものだ。

江戸川柳を思い出した。

「嫁に死に水を取られる悔しさ」

永遠のテーマだね。
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by coppoumon | 2005-11-23 22:30 | Comments(3)
2005年 11月 21日

冬が来た

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10月にオーケストラ伴奏で下手なピアノのハプニングを聴いてから、ちょっと感覚が変である。
先日はロシアのピアニストがFMの演奏会中継で、繰り返しを忘れたり、弾きこぼしをしながら演奏するのを聴いて、ついに胃が痛くなってしまった。

馬鹿馬鹿しさに、隣の公園に散歩に出て深呼吸をした。
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ちょっとワルシャワの、ワジェンスキー公園に似ている。落葉はもっと分厚く木の種類も違いはあるが、雰囲気が楽しめる。
この赤い葉は「苔清水」という山桜。
ソメイヨシノが散り始めてから、紅葉をし始め、12月には真っ赤に染まり木枯らしが吹く12月の10日頃に、散る。苔清水の花は3日で散るが、夏の深緑の濃さ、その後の紅葉と、長い間楽しませてくれる。
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椋の木にたくさん実がついている。
決して美しい色ではないが、鳥達には美味しいのかもしれない。椋は、この辺りでは隣地との境界に、目印としてかならず植えられたが、古い屋敷が売り払われる度に、哀れにも目印の椋は切られてしまう。

暖かい日が続いて、急に冬が来た。

この下の椋の木の写真のみキノプティク100ミリレンズ。
実物大に近い大きさに撮れた。
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ほかはマクロスイーター50ミリレンズ。
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by coppoumon | 2005-11-21 22:05 | 京都 | Comments(4)
2005年 11月 20日

11月の作業・洋梨のジャム

e0036151_21575387.jpg洋梨は、食べるタイミングを見計らうのが、難しいのだそうだ。
私は皮が黄色くなり始めて、ズルズルになって噛まなくてもよいくらいに熟したものが好きだ。
で、ここが難しいところで、腐敗寸前のところを判断するのだから、失敗も多い。

今日の洋梨は、ラ・フランス。好本、ブランディー梨なども、美味しくできる。

買ってきて4日放置しておいたので、もういいだろうと、皮を向き始めたら、なんと、まだ早いのだ。
手に持つのも形が崩れそうなくらいだと、美味しく出来るが、ちょっと固かった。
苦肉の策として、ブランディーを入れることにした。

洋梨、大きいものを4個。三温糖は100グラムほど。
皮をむき、4~6等分する。木杓子で突き潰して三温糖をまぶす。
ブランディーを加えて水が上がってくるのを待つ。上がらなかったら翌朝まで放置する。
ブランディーの量は、入れていて、「ああ、勿体ない」と思うところまで惜し気もなく入れる。

もちろんブランディーはなくても良い。
加えるものはバニラ棒とレモン。あるいはシナモンとレモン。組み合わせは自由だ。

水が上がったら、中火にかけてこまめにアクを引く。はじめの三分の二量くらいまで煮詰めて
裏ごしをする。
残った繊維はペクチンが多いのでここでブランディーを足して、ミキサーにかけて、裏ごししたものと、あわせると良い。

はじめからミキサーにかけてしまっても良い。
裏ごししたものの方が色がきれいであり、ミキサーにかけると空気が混ざるので白濁した感じに仕上がる。
味は何ら変わらない。e0036151_2217333.jpg柚味噌みたいだが、ミキサーにかけて鍋に戻し、少し煮詰めたところである。
美味しい、とは月並みだが、実に美味しい。
500cc入る壜に2本取れた。重さにして約750グラムが2つ。
ジャムの色は三温糖の色がでていて、すこし琥珀色。





e0036151_1361363.jpg費用は、洋梨¥398. 砂糖が100グラム¥20. 
ブランディーの代金は、飲兵衛に叱られるかもしれないので、言わない。
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by coppoumon | 2005-11-20 22:23 | ジャム | Comments(0)
2005年 11月 19日

ハプニング

e0036151_8503067.jpgウメモドキの実は食べられるのだろうか。
ピラカンサの実を食べ過ぎた渡り鳥が30数羽、ばたばたと落ちてきて死んだ。という話が思い出されて、ウメモドキの実が余りにも見事に赤いので、少々たじろいでしまった。ピラカンサには微量の青酸が検出されるのだ。

仕事の帰途、バスに乗ると、500メートルも進まないうちに大渋滞がはじまり、バスの備え付けの無線が、すぐ近くでの事故を伝え始めた。50分経過してもバスは動かず、やがて無線が4車線のうち、3車線がふさがっていたのを、2車線使えるようになった、と連絡してきた。

バスをおりて、枚方大橋を渡り、枚方公園駅まで、歩くことを思いついた。ここからだと2キロ無いはずだ、と、バスの運転手の方に、途中で私を追い越しそうになったら拾ってください、と言って歩き始め、夕暮れの枚方大橋を渡り事故現場を見ながら対岸に着いた。
車列はほとんど動かない。
ひらかたパークの観覧車がすぐそこに見え、堤防を下りて町なかの商店街に入って、少し緊張が解けた。

景色の良い枚方大橋。北に比叡山を、南に六甲の、いわゆる青い山脈を眺めることの出来るこの場所を、一度歩きたかったが、こんなことで歩くとは思いもよらなかった。

で、商店街に入ったら、おまん屋をさがす。博愛堂・銘菓名月(あかつき)、とあり、三笠が並んでいた。
「平潟」といわれるほどこのあたりの淀川は川幅が広く流れが緩やかだった。
数十年前、国体でボートレースをするために埋め立てられ様子が一変したのだ。
もとの平潟に映る月影の見事さがこのようなところに名残としてあるのだろう。
一瞥してパス。
実家に立ち寄るためにおりた駅のおまん屋に入った。

「黄身しぐれ」が、色づけされて、「にしきしぐれ」と名づけられていた。大納言を散らした外郎と、2種類を求める。

代金を受け取るオジサンの手は、職人の手。ぼってりと大きく蒸しあがったように柔らかそうだ。


e0036151_9493888.jpge0036151_9502163.jpg松玉菓舗・黄身しぐれも、外郎も一個90円。
ここでは自家製の餡を炊く匂いがなつかしい。
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by coppoumon | 2005-11-19 09:15 | 和菓子 | Comments(5)
2005年 11月 16日

落ち葉の季節

散るよ散るよ、木の葉が散るよ、という歌を知ったのが、葉っぱに関する歌の一番初めの記憶である。
この歌、後半が「シャボン玉」に類似していて、好きではない。
「シャボン玉」は「主我を愛す」という賛美歌のエコーのような曲で、明治期の、洋楽が浸透してくる過程でのこの曲も、歌詞が生まれた背景が分かると、歌いたくは、ならない。

葉っぱの歌で「紅葉」という題の、「秋の夕日に照る山紅葉」で始まる歌はやはり賛美歌の「いつくしみ深き」が、下敷きにある。
「紅葉」の歌詞をそのまま、「慈しみ深き」のメロディーに乗せてしまえるのも、如何に、原曲からうけたイメージが大きかったかを知らされる。

「紅葉」には限らないが、たとえば「冬景色」のように景色だけを歌った詩にメロディーを付けることを嫌がる作曲家は多い。
そのわけは、花鳥風月をいかに美しくうたっても、私は、こう、思う、という主張がないので、歌詞を聞きおえて、それがどうした、それで、そっから先はどないや、ゆうねん。という気分になってしまうというのである。

思想が無いと。

メロディーにのせて、何が訴えたいのか、メッセージが入っていない歌はつまらない、ということなのだ。
でも、聴きたくない歌もあるなあ・・・。

聴くと辛い歌もある。
二人の楽しかった若い日の思い出や夢が、ショベルでかき集められ、燃やされる落ち葉のように、一瞬にして燃え上がったかと思うと消え果て、未練までも北風が忘却の彼方へと運んでゆく・・・と歌われる「枯葉」。

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失われるものであれば、燃え尽きた方が、さっぱりしてよいと、思うのは未練や執着の無さなのだろうか。

それとも、負け惜しみか・・。

はたまた感性の出来の悪さか・・・。


時間を三年前に戻すと、こんな落ち葉が出てきた。
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by coppoumon | 2005-11-16 08:47 | 考えた | Comments(3)
2005年 11月 10日

干し柿

e0036151_20563622.jpg干し柿を好きである。栗は買ってまで食べようと思わないが干し柿は買う。
福島や、山梨から年末になると大きな美味しそうな干し柿が出回るが、高価なので店もひとつずつばら売りをしている。
奈良からは、柚と干し柿を筒状にまいた筒柿や、棹物に仕立てたもの、中に白餡が詰めてあるものが、店に出るが、手間なのか高値だ。

今年は初めて、渋柿の皮をむいた。この秋は成りすぎて手が回らないくらい収獲があったというのだ。

「先端のところを、5ミリほど残すようにして、皮をむくんえ。そうせんと出来上がる頃に抜け落ちてしまうよって」
なるほど、そういうことだったのか。
「タコ糸でワッカ作って入れていくねん。後は、風通しの良いところに吊っとくだけ。朝日くらいなら当ててもかまへん」

こうして30個ほど渋柿をいただいたのである。

熱湯をくぐらせてベランダに吊るした。

もっと、貰ってきて干し柿ジャムをつくろうかなあ。
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by coppoumon | 2005-11-10 21:16 | 作った | Comments(5)
2005年 11月 09日

11月、2度目の林檎ジャム

紅玉10個、レモン半分、シナモン少々。砂糖350グラム。
これだけの材料から3キロのジャムを作る。
500cc入る容器だと750グラムのジャムを入れることができる。

今回は4つの容器に分けて、まだ、冷めてはいなかったが、お向かいさんに一瓶差し上げたら、
柿4個林檎一個、大きなサツマイモ3個頂いた。

こんなにいただいたら、海老で鯛を釣ったようで詐欺みたいだ、と申し上げて、笑う。
携帯のレンズで覗くとなんだかお地蔵さんのおそなえのよう。

お向かいはシイタケ栽培農家。米や野菜も作ってお宅の横に無料販売所を置いておられて、いつも出した品数と、空き缶のなかの100円玉が合っている、とニコニコされている。
このお宅のおかげで、お米が不作だった時も全く困らなくて、済んだのだ。

e0036151_1019518.jpg今日は良い天気。
水曜日だから、掃除洗濯炊事の日。


頂いたサツマイモに人参を少し加えてポタージュを作った。



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ポタージュを差し上げると、今度は30個の渋柿がご到来。
柿が豊作で、とても手が回らないほど実がついたそうだ。
今年は、干し柿に初挑戦。
先端の5ミリほどを残して皮を剥き始めるのだそうだ。




e0036151_15355637.jpg冷めた林檎ジャム。蓋を取ると紅玉とレモンとシナモンのすごく良い香りが混ざりあっている。
シナモンが入ったので少しピンクが黒っぽくなる。
差し上げるのが惜しくなるけれど、ええい! 思い切って蹴飛ばしてしまおう!!
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by coppoumon | 2005-11-09 10:20 | ジャム | Comments(6)