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2008年 02月 19日

香炉

友人の家に香炉を購入することになった。

私は木村盛伸氏の作品が好きだが、友人宅は初めから盛伸氏のご子息の展之氏の作品のコレクションを、意識しているので、香炉もこちらの意思を伝えて、ありがたいことに制作していただくことになった。

まず大きさと、足つきであること、載せ蓋の形状は、見合い、つまり都合の良いように、と言うことで、引き受けて下さったものの、苦労をなさったようで、出来上がってくるまで、一年かかった。
焼きあがって、いくつか載せ蓋が外れなかったり、割れたりと言うことをお聞きしたが、なんとも言えず、品の良い、凛としていて、エレガンスで、発色の良い上がりになって、目の前に出現した。

箱が出来てきて、箱書きをしていただくと、上がり、ということになる。

薬は「明白」どのような作品名になるのだろうか。

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友人に渡すのが惜しい。

写真は携帯レンズなので、機会を見てカメラで撮りたい。
となると、私が自宅にもち帰り、それを友人宅に届けるということになってしまうではないか。
それも、ちょっと思案するなあ。
しかし、じっくり撮ってみたい。実物はこの写真より、もっと優美なのだ。
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by coppoumon | 2008-02-19 22:33 | Comments(0)
2008年 02月 14日

梶 文彦さま

お探しの白い椿のお菓子は駿河屋ですから、お店に訊ねるのが一番だと、阪神デパートに行きました。

総本家駿河屋、ながほり駿河屋、大阪本家・大阪の駿河屋と、駿河屋は三店舗入っているのですが、椿寿庭は大阪の駿河屋だったはずなので、探してそこのショウケースの前まで来ると、何と、あの和菓子があるのです。
椿寿庭の和菓子そのものなのだそうです。御名、侘助
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山芋を使った軽羹(かるかん)の中でも、自然薯を使うと重羹(おもかん)と言うのだそうですが、
ねっとりとした、薯預のなかは、栗餡で、和三盆を足した味わいはそのままです。

記憶よりちょっと甘さが勝っているような気がしました。一つで充分な美味しさでした。
以前は3つ目くらいから満足感が満ちてくるような気がしたのですが、どうなのでしょう。

しかし、この和菓子が存在していて嬉しかったです。

私は椿というと、茨木の椿の本陣をイメージしてしまいます。
35年ほど前に通りがかっただけなのですが、国許のお殿様や、私達の先祖も宿泊した本陣なので、何となく懐かしさを感じたのかもしれません。




菓子は大阪本家駿河屋の「侘助」。器は木村展之氏作。

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by coppoumon | 2008-02-14 23:22 | Comments(2)
2008年 02月 11日

酒粕で

伏見の吟醸酒の酒粕を手に入れた。
どぼっとした酒粕で、絞るだけ絞った固形物ではなく、未だ酒が絞れそうだ。

すり鉢に移してさて、どうしよう。

精進仕立ての粕汁にする。

生シイタケ、京人参、こんにゃく、大根、薄揚げ、三つ葉。全部揃っている。

昆布だしの残りがあるのでこれも使うが、昆布でだしを取る必要があるのだろうか。

人参、大根、こんにゃく、薄揚げは長さををそろえて切る。

人参と大根は軸に、こんにゃくは色紙に、薄揚げとシイタケは薄切りに端から刻む。
全部を一度に鍋にいれ、昆布だしで、火が通るまで煮る。

その後、酒粕を入れるのだが、清酒を足して予めすり鉢の中で摺っておく。
かなり、どろっとしている。

味付けは塩だけ。

粕汁が続く日は、たまに白味噌を隠し味に入れることもある。

食べる直前に三つ葉を細かく切ったものを散らす。せりがあれば、せりをこまごまに散らす。

粕汁の濃度はすきずき。お客さんには中庸を取って薄めにするが、自分だけだとかなり濃い。
冷めにくいし、美味しい。



おはなちゃん、やってみんさい。加茂鶴の酒粕、酒屋が配りんさらんやろか。
初めから全部材料を合わせて混然と炊くもんなんよ、粕汁は。
酒断ちしとる、お寺さんも大喜びじゃろうね。
体がぬくもるけんね。
何か、魚を焼いて、ひじきでも炊いたんがあれば、お客さんに出しんさいや。
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by coppoumon | 2008-02-11 17:54 | メニュ | Comments(0)
2008年 02月 04日

虫の知らせ つついかやのさん

電車の中で風邪をもらってきたらしく、喉の痛さで夜中に何度か起きることがあった。
明け方に目を覚ますのはいやなものである。
特に4時半ごろ、すっかり目が覚めてしまって、頭も覚醒している時は、誰かのお別れなのだ。
何だかなあ、母でもないし、何だろう。
そんなことを漠然と考える。

なんと、ご近所の長崎のご出身の方が亡くなられた。

その方のお母様と、私のゴッドマザーが小学校の先生をしている時の同僚だったのだ。
そういう話は何度か聞かされていた。
ゴッドマザーが召されたあとで、その方と知己を得た。いつも同じバス停でお顔を拝見している方だったのだ。

以来、私が長崎へ帰省したり、何か送ってきた時にはお裾分けをし、夏に長崎へ行かれると文明堂のカステーラを送ってくださったりして、お国自慢を楽しんだ。
新雲丹や、かすまきの友だったのだ。

ここのところミサに出かける時間にお会いしないなあ、とは思っていたが、バスが一本前後しているのだろう、くらいにしか思っていなかった。

入院しておられたのだ。2月3日はお父様の生誕100年の記念日。
その、前日に天に召されるとは、不思議さを感じさせられる。

お父様とは、かの原爆の永井隆博士。亡くなられたのは筒井茅野さん。66歳。

魂の平安を祈ります。
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by coppoumon | 2008-02-04 21:18 | Comments(0)
2008年 02月 01日

大根責め

この時期京都は根菜が美味しい。
聖護院蕪、赤カブ、聖護院大根、淀大根、鞍馬大根。

青首の三浦大根とも違うこれらの大根は皮をむきはじめると、手が濡れるほどみずみずしい。
私は大根おろしが一番好きであるが、血合いを抜いた削りカツオをかけるくらいしか能がない。

年末に千本釈迦堂で大根焚きがある。中風除けのまじないだったか、ガン封じだったか、護符も頂いて、大根と薄揚げのたいたんを振舞われる。
その日に使う大根は200キロだったか、400キロだったか。

近くの達磨寺は沢庵にする大根の天干しがおこなわれ、これは寺の柿の木につるされ、あたかもクリスマスツリーのようで、大根焚き同様に、風物詩になっている。

それで、大根焚きを思い出して、家でもやってみることにした。

昆布とシイタケで出汁をとって、その中で輪切りにして面を取った大根をちょっとの間、煮る。
そのあとみりんを入れて、長いおおきな薄揚げを半分に切ったものを入れ、薄口醤油を2回に分けて入れる。
醤油の量はどのくらいだろう。大根おろしにかけまわすくらいの量だ。

作り置いて、温めなおしてから頂く。
今回は、おつゆが吸える位の薄味だったので、京七味を振った。

そこに、階下の方が大きな紙袋をさげて来られて、あまりにも大きな大根を頂いたので、半分いかが、と、葉つきで、大根は長さが20センチ、直径が16センチのものを下さった。

さて、どうしたものだろう。
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by coppoumon | 2008-02-01 21:24 | 作った | Comments(2)