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2009年 04月 30日

電話機

使っている電話機は1978年製。
今のマンションに移った日に旧電電公社が持ってきてくれた。
これはその時、借りものだったのだろうか。なんか、その後1700円で買い取ったような覚えがある。
そのあと、ソニーのマイクロカセットテープを2本入れる留守番電話機を買った。そしてお定まりのように壊れ、シャープのファックスつき留守番電話機に交代。それも、壊れて修理に出しまた壊れた。


原因は何なのでしょうか、と聞くと、は~~、お使いにならないからです。といわれてしまった。
そのあと、知人のお下がりの電話機を使っていたが、今度、懲りもせずファックスつき留守番電話機になった。
その間、このダイヤルのついた電話機は、出ることもなかったが、地震などで停電しても、この電話は必ず使うことができるというので、捨てずに、遺しておいた。


しかし、スピーカーも1973年に買ったもの。ショパンの胸像は1976年にワルシャワに行った時の記念。
赤い染色画は、1984年。



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家じゅうのものすべてが、歳を経ていく。

新しいものは、食べるものくらいなものだ。
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by coppoumon | 2009-04-30 21:34 | 眺めのよいアパルトマン | Comments(6)
2009年 04月 29日

季節のごあいさつを郷里へ

幼稚園から小学生の頃。
小学生から中学生の頃。
高校生の頃。

郷里でそれぞれにお世話になった方々がご健在で、いつも何かと郷里のものをお送りいただき、こちらも少し季節のものをお送りしてご挨拶をする。

まず電話で、様子をうかがうと、「病気に追われて、半ば寝たきりの日々もあり、寝たきりは退屈でございます」などと、申され、それでも、ご夫妻で、相応にお元気そうだった。

今回は、水を入れて炊飯器で炊くだけの赤飯、奈良漬、鶴屋八幡の練羊羹、俵屋吉冨の和菓子一通り、びわこの川魚、いかなご、すぐき、高知のケチャップ。母の家の近所の、レーズンがぎょっとするくらい入ったパン。伊勢茶。

奈良漬は、今回は阪急デパートの贅沢漬。俵屋吉冨の和菓子は、添加物が一切入っていないので、好きだ。
伊勢茶は、畑中製茶。ご家族だけで栽培されていて、美味しく、常用して飽きが来ない。そこに、この畑中さんのお茶は伊勢茶で一等賞を取られた。
と、いわくのついたものばかり。

どうしても、食が細くなるので、本当においしいものが、ちょっとだけ口に出来たら幸せ、と母は言う。
母は、その、ちょっとだけを一日4,5回つまみ食いをやって、食の細いのをカヴァーしているのだそうだ。

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あとで、入れ忘れたお干菓子があったのに気づいた。
ま、いい。
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by coppoumon | 2009-04-29 22:53 | 郷里 | Comments(2)
2009年 04月 26日

蓮華

ちょうど一年前の、今朝、パソコンから立ち上がった瞬間に崩れ落ちて手術中だった友人の一周忌が明日の朝、巡ってくる。

朝、お香を焚こうとして、インカのバロサント(神の木)か、乳香か、と思案していたら、宇治茶を、という彼の声が聞こえたような気がした。

そういうわけで、茶香炉を出して、宇治茶を焚くことにした。

さむい朝だったが、外は4月の花の別れ。最後の山桜が散り、山吹が散り、バラやすみれが咲いている。

蓮華も、もうすぐ終わり、花菖蒲に代わるだろう。

これからは、この日を蓮華忌とひそかに名づける。

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by coppoumon | 2009-04-26 14:33 | Comments(2)
2009年 04月 21日

京都に出れば立ち寄る浪川菓舗。
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特にここの漉餡は美味しい。

写真の早蕨文の薯預は粒あんだった。

私は粒あんを好きなのだが、ここの粒あんを食べると、次には、漉餡が食べたくなる。

漉し餡から食べ始めると、次に粒あんを欲しくなる。



八重桜が満開で、和菓子も、桜の季節が終わるだろう。

今の時期だと、店によっては「花吹雪」「花筏」と桜でも題を変えて違った趣向の桜の和菓子を見る。
今日は大阪で桜のこなしを、軽くしぼったものを「花ふぶき」という御名で出ていた。

桜の花の吹きだまり・・そういった風情だが、ふきだまりでは、御名にならない。


気温20度・・これが定まらない。二日と続かないのである。
花も、梅、桜、れんぎょう、コブシ、馬酔木、山吹、と一度に咲く。

これじゃ、北国の春だ。
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by coppoumon | 2009-04-21 23:45 | 京都 | Comments(0)
2009年 04月 20日

同じ手なのだろうか

伊羅保茶碗を手に持つと軽い。
手のなじみ具合に何か覚えがある。

そういえば、春分の日に茶碗類を出して、湯にくぐらせてやらなかったなあ、と思い、見るだけで使わないことにしている茶碗と並べてみた。

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やっぱりなあ。
シルエットが同じなのだ。

江戸時代、茶碗稽古と称して對州焼に携わったお武家さんは85人ほど。
たくさんの焼き物を見てきたが、いろんなものが焼かれていて皆個性的だ。
だが、製作するときに、何か細かな約束事があるのだろうか。

鉄絵で草文が描かれた茶碗も不思議だ。
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同じ草文のものが別のところに伝わっている。
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これも、同じ人の手になるものだろうか。

これは藩窯でありながら作者名が伝わっているが、ここでは書かない。
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by coppoumon | 2009-04-20 19:57 | 郷里 | Comments(2)
2009年 04月 19日

花の別れ

今年もヤマザクラの「苔清水」が花をつけた。写真を撮りに出た日は開花して3日目で、散る寸前。

苔清水かどうか、私が花を見て判断しただけで、本当にそうなのかどうか、桜の同定は難しいとされるので、正確にはわからない。

しかし、この自然生えの桜の、親に当たるであろう木が南側の神社の中にあり、相当な大木になって花を咲かせてくれる。

実際には小さな花である。しかも4日目には散る。

今年、高槻の公務員官舎の植え込みに、この苔清水とそっくりの花を2本見つけた。
写真を撮っておけばよかった。
それも、また来年の楽しみにしまっておこう。

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by coppoumon | 2009-04-19 23:00 | 摂津、茨木、高槻 | Comments(3)
2009年 04月 18日

安満で

静かな古い集落を歩く。

10年の間にだんだん江戸の匂いがなくなっていくが、それも、仕方のないことなのだろうか。
なんと、好きだった家並みのはじめの一軒が、新建材を張られてしまった。

名残は土壁の塀。

煤竹を芯に使っているのが露出し始めている。
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見事な霧島。

霧島は毒だから触ってはいけない、といわれてきた。

そんなにも毒性が強いのか?と聞くと、いくつか花弁をむしって軽く手でもんで、鼻先でピシャンと叩くと、
くしゃみが止まらなかった。

ほら。
こげなごたると。

それからは、見るだけの楽しみにしている。
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by coppoumon | 2009-04-18 22:13 | Comments(0)
2009年 04月 16日

花というのは、本来、梅の花のことだったと思うが、桜にも使われる。

酒なくて、なんでおのれが桜かな

あ、これは全く関係がない。こうなれば随分ひどい花だ。

1984年、ポーランドから東ドイツに入ったときに、ガイドをしてくれた娘さんは、フンボルト大学の日本語学科を卒業したというので、何を専攻したのか、と聞くと、「源氏物語」だといい、いずれのおんときにか・・にょうご、こういあまたさぶらいたまひけるなかに、いとやむごとなききわにはあらぬが、すぐれてときめきたまふありけり・・と語り始めるのを聞いて私たちは唸ってしまった。

まったく日本に行ったことがないのでしょう。図書館にある資料だけでそんなにも勉強できたのですか?と皆で口々に思い思いのことを尋ねた。

半年ほど前、初めて日本から来た人たちのガイドをした。それは、東ドイツに現存する古いパイプオルガンの見学の人たちで、私はその人たちに、戦争で残った建物を案内し、建築様式を説明し、教会を回った、と。

日本にあこがれている、と彼女は言い、彼女の感じる一番日本らしい日本のうた、というのを歌ってくれた。


桜の花の咲く頃は、うらら、うららと陽もうらら


私たちは驚いた。こんなにも日本的な歌を東ベルリンで、ドイツ人のお嬢さんから聴こうとは。

別れ際に私たちはドルを集めて差しだした。日本の良い辞書を手に入れてください、と。

昨年は源氏1200年で、さまざまな催しがあったが、彼女、ひょっとして、日本を訪問できたかもしれないなあ、と、ふと、この春の桜を見ながら、日本にいても聴くことのなくなった彼女の正確な歌を思い出した。



桜の和菓子も、遠山桜に始まって、もう、花筏になっただろう。
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写真の薯預は、京都・浪川菓舗御製。漉し餡。
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by coppoumon | 2009-04-16 23:22 | 聴いた | Comments(0)
2009年 04月 10日

對州伊羅保

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しまもの、というのは、対馬の、という意味である。

1743年に和館で焼かれた最後の荷物が対馬に届く。
それから約50年たって対馬島内で窯が開かれたという記録がある。
50年の間に試し焼きや、技術の継承の努力があった痕跡は発見されているが、
しまもの、とあるからには、和館のものとは区別がされていたのだろうか。

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数百年の間、よほど大事にされていたのか、殿様の蔵にしまわれたまま明治が終わってしまったのか、
使用感のない、まだ、新しい感じさえする。
茶人は、数百年前のものに、古色がないことをいぶかしがる、と、昔に聞いた話であった。

大正、昭和のはじめに殿様が手放した茶碗類は年代、作者別に整理されて長い年月眠っていたというので、その時のものなのだろうか。

そうすると、仙屈という銘のように、これからも使われないままま眠りにつくのだろうか。
箱書きは重々斎宗匠。

デリケートなニュアンスをもった茶碗である。
高台の中の細工の見事さ。
釉薬を少し外した土見せの部分のある釉のかかり具合。
つややかさ。
軽さ。
大きさ。

携帯レンズではなくて、時間のある時に、ゆっくりと、カメラで撮ってみようとおもう。
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by coppoumon | 2009-04-10 11:48 | 郷里 | Comments(0)
2009年 04月 07日

椿

子供のころ遊びに出入りしていたお宅の表庭に、4本の椿があった。
花の色や大きさは覚えているが、何という名前なのかはわからないので記憶だけを頼りに椿展などで探すがやはり判らない。

皆大きな花だった。

赤、白、ピンク。

もうひとつは藪つばきの白。



近所にヤブツバキが咲いていた。

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椿を生垣にできるような身の上ではないが、なぜ、よそのお宅の椿はチャドクガが発生しないのだろう。

我が家に4本ある椿の一番古いのは大神楽と乙女。

放置しても立派に咲く家もあるのに、我が家のは病弱なのか、不注意なのか、チャドクガが発生したり、アリマキにやられたりで、去年、母にちょんちょんに切られてしまった。

管理をしてくれているお隣のおじさんは高齢で今年はもう、雲行きが怪しい、という。

これからは私が草取りの作業もしなくてはならない。

趣味、園芸。

庭にある木の手入れや草取りを、引き受けることにした。
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by coppoumon | 2009-04-07 21:47 | Comments(0)