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2010年 07月 28日

葉茶

京都で葉茶という言葉を知った。
お茶屋と区別をするためだろうと思う。

ラジオの声・・・・京都では、朝起きたら渋めのお煎茶をあじわいます。そして食事の後は焙じ茶、お客さんが来はったら番茶でおもてなしします。



どこまでを、お客さんというのかはわからないが、番茶を出すのは毎日顔を出して玄関先で世間話をしていく常連さんのことなんだろう、と思う。

改まった用事があるときは、虎屋の羊羹でも持って、頼みに来はったらよろし・・・というのを小耳に挟んだ。

・・・・・あの話、なぜ、虎屋なんですか?

・・・折り入ったお願い、というのが、こちらにも一目でわかりますやんか・・・

そうか、そういうふうに使うものだったのか。


たまにはさあ、京都にいるんだったら棹物一本ぐらい送ってよ、と親類が言う。
そんなもんかなあ、と、年に一度、栗蒸が出る頃に、虎屋から送っていたら、美味いから2本にしてくれ、という。
ある正月にお題の羊羹を別の和菓子屋で送った。あ、それもデパートから。
こんな美味いものは無い・・といってよこしたので、別に虎屋でなくても良かったのだと可笑しかった。

折り入ったお願いは無いのだし、虎屋の和菓子はお薄をたてて、家で楽しむのが一番だと思った。

番茶に添えるのは駄菓子。
京都の駄菓子はおいしい。

たまに難しい名前がついていて、覚えられない。
三井寺でしたか・・なにいうてはりまんねん、大江山ですがな。と笑われる。
味も名前負けしていないのだが、駄菓子屋で買うのだ。

番茶も店によって味が全く違うので、その土地の葉茶屋にいくと必ず買う。
今は和束町の番茶。宇治茶の番茶を楽しんでいる。
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by coppoumon | 2010-07-28 07:33 | Comments(2)
2010年 07月 26日

夏の練習

朝涼しいうちにピアノをさらう。
朝から猛暑であればエアコンを入れるが、汗をかきながらピアノを弾いているほうが効率が良い。
この夏は、無理をするなといわれていているが、無理をする体力もなく、90分弾いたら、90分昼寝。
それで午前中は終わってしまう。

新しい曲を譜読みするエネルギーは、オルガンにとられる。

ヘンリー・スマートの楽譜を手に入れて、家で弾いていたが、教会で弾くと音色が合わない。
合わないといっても指定された音色の笛はないので、置き換えながらイメージして弾いているのだが、
ドイツのバロック・オルガンでは合わないのだろうか。
そういえば、わが家で弾くときはロマン派に近い音色だからそれなりに抵抗なく弾いているのだろう。
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CDがあったはずだと、探した。

マンダー社が修復した19世紀半ばのオルガンを使っているが、演奏が礼拝で弾くには人間くさすぎるなあ・・とすこし反発をする。

聴かねばよかったなあ。まあ、もう少し弾いてみようと考え中。

スマート家は、イギリス教会音楽家の一族。
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by coppoumon | 2010-07-26 11:24 | Comments(0)
2010年 07月 21日

母の食卓

父が末っ子っだった。
父と年齢がそう変わらない従兄弟たち。
母が嫁いだ頃、私の従兄弟たちは日本に引き揚げてきて、暮らしになじんでいったようだ。
引き揚げというと、悲惨なイメージだが、自分たちの船で引き揚げたので、ゴージャスだったし、また日本の現況にも疎かったらしい。

母は雑炊というと、代用食というイメージだったらしく、従兄弟たちは雑炊というと、鍋を囲んだ後のお楽しみのとどめの一発であった。
特に、モズクの雑炊が大好きだったようで、モズクの出回る時期は毎日のように、食べたという。

母は大阪で、モズクを知らなかったらしい。藻屑の入ったみみっちい雑炊と解釈していたようで、食卓に上ることはなかった。

この10ねんほど、春になると沖縄のシスターたちが採ったという太いモズクを私が楽しむようになり、母はモスクをみて、ああ、藻屑・・とそれを食べていた従兄弟たちのはなしが出た。

対馬のモズクは収穫量が少ない。それに絹糸のように細くて繊細で、口の中でプツプツ切れる沖縄のモズクとは食感が違いすぎる。対馬のモズクを藻屑と私に教え込んだのはこの母だったのだ。

徳島で捕虜にごぼうを食べさせたばかりに、木の根を食べさせたということで、戦争犯罪者扱いになった話を聞いたことがあった。
万一、対馬に捕虜がいて、藻屑を食べさせたとあれば、処刑に値したかもしれない。
そんな妄想をしてしまった。

関西に来て海草から離れてしまった。
心太もなんとなくうそ臭くて買おうとは思わないし、イギスも見ることが無い。
母も積極的ではないので、母に、海草を食べる文化は無いのかもしれない。

ときおり、おきゅうとうが売られているのを懐かしくて買う。これは博多の食べ物で、博多では朝早く、「おきゅうとうは、よござっしょう」という物売りの声を聞き、ああ、博多に来たのだなあ、と子供心に思ったものだ。
それは何度聞いても「おきゅうとヴァよござっしょー」ときこえた。

従兄弟たちは麦も好きだった
炊きたてのご飯の中にすこし麦が入っていると麦がモチモチして甘味があっておいしいというのだ。

母は白米の中に雑穀を混ぜるのは好きではない。ご法度のように言う。
私は雑穀の混じったご飯に生うにを載せて食べるのが大好きである。

一事が万事で、母と私の好みが違い、母は私の好物を未だに知らないようだ。

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さんきら餅を対馬ではチマキという。
朝のホーバークラフトに間に合うように友人の母上が届けてくれて、7時間後に京都に帰宅した足で、近所にお住まいだった筒井茅乃さんと半分ずつ分けた。

「まあ、なつかしい」

と、しばらく、チマキをながめておられたが、京都のさんきら餅とは、食感も、中の漉し餡も微妙に異なる。
それも、説明がつかない。

母は、興味が無い、という。なんと殺風景な親だろうと、思う。
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by coppoumon | 2010-07-21 23:16 | Comments(0)
2010年 07月 20日

夏の母の食卓

梅雨明けに並んだ母の食卓は、食欲の減退するこの時期、美味しかった。


紫たまねぎと大葉のマリネ、糸鰹。

しろ菜と釜揚げ桜海老のたいたん。

京都・藤野の絹ごし豆腐

鯵のすり身団子と茗荷の味噌汁

茄子、きゅうりのヌカヅケ


体調が良いときの母は高たんぱくなものを食べたがり、医者から注意を受ける。
あわてて、精進料理に切り替え、数値が下がるとまた、高たんぱくなものを食べる。
鬼ごっこである。

私より、しんみり2つほど塩分が濃いのが好みなのだが、育った環境で、違うのか、塩分をほしがる体は元気が過ぎるのか。

母が自分には物足りない・と思うときに、私が料亭の味だね、と褒めるのだそうだ。

もっとも、旅館に嫁ぎ、自分が料理をすることはなかったのだそうで、その味付けを好きではない、といいつつも、再現してくれるからおもしろい。

絹ごしには私は何もかけないで半分くらい食べ、残りを醤油と柑橘を半々に割ったものをすこしかける。

母は味もみずに、生醤油をドパっとかけて、わたしが、あっ!というと、そういえば関西の人間は、ソースでも、醤油でもどぱっとかけてから、箸持って「いただきます」するわ・・カレーライスでも、いきなりソース掛けはるで、と悪びれない。
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by coppoumon | 2010-07-20 14:03 | Comments(0)
2010年 07月 19日

いきなり猛暑日

梅雨が明けると同時に気温34度の日が続く。

祇園祭の後の大文字まであと、1ヶ月たらず。
この4週間を乗り切れば、秋風を感じるようになるのかなあ、と、。
しかし、真夏はこれから。

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今日は六甲の山並みが薄青く浮かんでいる。

先日枚方大橋の上で信号待ちしているときに、大阪湾に向けて周囲の山をぐるっと見渡せたことを思い出した。
今はリバーサイド何とか・・というマンションが景観を台無しにしている。

淀川を挟んで、高槻、枚方は田んぼの中に赤と白に塗り分けられた高圧線の鉄塔が点在していた。
ところどころ集落の黒い瓦や、小さな森があった。

これは私の原風景で、対馬で暮らしたときもやはり、ずっと、頭の中で描き続けられ、32年前に引っ越してきたこの樟葉という場所も、原風景に近いところだった。

田んぼは宅地化されて、細分化されてしまったが、淀川と高槻の山並みは、そっくり残っている。
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by coppoumon | 2010-07-19 15:27 | Comments(0)
2010年 07月 18日

梅雨明け

暗雲立ち込めた祇園祭の宵山。

宵山で、空が大荒れになって、梅雨が明ける。
こういう体験を以前にも味わったが今年も将にその通りだった。

7月17日、土曜日。山鉾巡行の早朝。

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淀川の水位は下がっていた。天気がよいともやの掛かったところに六甲山が見える。

梅雨明けをした模様。

祇園祭に出かけたい。

しかし、この日はミサのオルガンの準備のために出かける。

来週は花傘巡行、再来週は神輿洗い、31日は夏越祭で、祇園祭のすべてが終わる。
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by coppoumon | 2010-07-18 18:27 | Comments(0)
2010年 07月 16日

再びメスレーで

隣の生協で、メスレーを2キロ買った。
再入荷が無いようなので、今年は、メスレーも終わりなのだろう。
李王という、スモモが別のところで売っていたが,次ぎは桃にしようと思う。

ただ、桃よりも、すもものほうが、ジャムとしてはおもしろい。
桃は、すでに立派な味なので、ブランディーや、白ワインでいじるより、味の動かしようが無いのだ。

桃はジャムより、コンポートのほうが個人的には好きだ。

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早めの昼食を済ませて、市役所、銀行、郵便局をまわり、髪を切り、すこし買物をしてきた。
くたびれたのか、横になっていると、遠くから雷が鳴りはじめ、だんだん真上に来て、遠ざかった。
その間90分ほどだった。

雷を聞きながら、うたた寝。
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by coppoumon | 2010-07-16 23:10 | ジャム | Comments(0)
2010年 07月 13日

村雨

砂糖と油脂の取りすぎに注意という文章を時々見かけてはわが身に照らしてみる。

平生は精進を食べて、ヨーグルト、魚類が多く牛肉を食べることは少ない。
ピアノの練習の後、ちょこっと、甘いものを補うので、相当の砂糖を摂取しているのだろうが、
ビール、アルコールをほとんど飲まない。
和菓子も自分では好みの店以外で求めることは無い。

そういうことを考えているところに今週は、棹物を頂いた。

岸和田、とあるので、村雨だと思った。

村雨が記憶にあるのは、数回。18歳の頃、熊取郡から来ている当時の友人が持ってきたが、それはすでに乾燥してぽろぽろだった。
次に記憶にあるのは20歳を過ぎて、親について大阪に出たとき、星光学院高校の北隣の老舗で、村雨を求めた。

それ以外に記憶は無い。

今日、久々のご対面。

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2時間ほどのオルガンの練習の後でお薄を二服。
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by coppoumon | 2010-07-13 23:24 | Comments(0)
2010年 07月 11日

またスモモの季節

七夕のこのごろ、和歌山のメスレーが出回る頃になった。
この時期は、手に入る柑橘が熊本の河内晩柑で、そのあと、暫くは無い。

どちらかでジャムを作ろうと思ったが、手間の要らないメスレーを買ってきた。
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2,5キロ。
これを三温糖700グラム、コニャックをたっぷり入れて、一晩おき、水が上ったところで煮詰める。
40分ほどで出来上がり。

種は一緒に煮て、そのまま、壜に詰める。
良い香りが出る・・というのだが。

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600グラム入る壜に3本取れた。
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by coppoumon | 2010-07-11 22:06 | ジャム | Comments(0)
2010年 07月 04日

京都のお寺で、竹ばかりの屏風と、軸が出ていて、それらで取り囲むように人物が書かれた7本の軸が並べられていた。
なるほど、竹林七賢人の雰囲気を作ったのか・・と。

こういう遊びができるお寺はいいなあ、と、一枚ずつの竹の絵を丹念に拝見した。

中に黙雷和尚の軸が2本あった。

黙雷和尚は、江戸時代末期の壱岐の生まれ、昭和7年没。

私はこの人の書を好きであるが、絵は初見だった。

わが家にも、和尚様と同時代を生きた人の絵がある・・とおもい、雨の日だったが軸を出してみた。
出すと、かすかに伽羅がにおう。

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七夕の間、ずっと出しておこうかなあ、と暦を繰ると、旧暦の七夕は8月16日。
大文字の日と重なる。
天気が良いと、この日は京都市内は消灯があるので、天の川が見えるかもしれない。

七夕が済むと、すぐに秋になるのだなあ・・と暑中見舞いを出す前から、そんなことを考えている。
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by coppoumon | 2010-07-04 23:05 | 絵いろいろ | Comments(4)