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2011年 04月 30日

全身麻酔

紐を掛ける。

子どものころから、これほど苦手だったものは無い。
左利きだったので、逆さに覚えてしまうのか、いちいち頭の中で翻訳しながら記憶しているのだろう。
ひと手間分、まどろっこしいところがあって、具合がよくない。

真田紐もどうしても覚えられないだろうと、考えていた。

あるとき、四方左掛けと、四方右掛けを、両方一度に習った。何のことは無い。左右対称であれば、一度に覚えられる、ということを知った。
翻訳する必要が無いからだ。

今度靴の紐にチャレンジして見よう。

その次は仕覆の紐に挑戦してみよう。
どうしたら右手の小指に紐を掛けてすっと解くことができるのだろう・・とおもう。
そうだ、左手の小指に紐を掛けるほうも同時に覚えたら、簡単なことなのかもしれない。

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仕覆を見ていたら、全身麻酔を思い出してしまった。

去年の今日、手術台に乗っていたのだった。
3時間ほどのことだったらしい。

体力は8割がた回復したように感じられるようになった。体重がやっと増え始めた。

友人が、全身麻酔を甘く見てはいけませんよ、といっていた意味が、一年かかって理解できた。
赤飯で祝おう・・と親と話をした。
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by coppoumon | 2011-04-30 00:12 | Comments(0)
2011年 04月 24日

今日もまた花の別れ

花の別れ・・というタイトルで毎年なにか書いている。
本来なら花は梅のことだとおもうが、ここでは桜。

イースターだった今日の日曜日。
風邪で弱っていたのか、着替えて、ミサに与るために家を出ようとして、普段3分ほどでできることに、20分近く逡巡した。

これはだめだ。

ベッドに戻って寝ることにして、午後からだんだんと体が軽くなり、夕方、隣の公園まであるくほどにまで気力が回復した。

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今日で3日咲いている地桜の苔清水も少し散り始めていた。
明日の朝は桜吹雪だろうか。

いつもなら一眼レフと三脚を担いで定位置にたって風や光線の具合を見計らい、しばらく撮影を楽しむのだが、今年はあきらめて来年にしよう。

そういえば来年の予定など何にもない。

ゆっくりと公園内を歩く。どこに何があるかは知り尽くしているが、いっぽんずつ色の変化を見せる藪椿、海棠桜、花梨の花を見て歩いた。

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公園は犬を連れた老人同士がなにやら立ち話をしているだけで、ほかには何にも聞こえてこない。
静かなイースターの夕暮れの日。
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by coppoumon | 2011-04-24 23:01 | Comments(0)
2011年 04月 23日

つい先日だったはずが

お客様が来られてお茶をお出しした。

お出ししたカップをご覧になって、よいオールドノリタケをお持ちですね。と言われた。

え?オールドノリタケなんですか?

はい。Mで始まっていますね。

1975年より以前に買ったもので、毎日のように見てきたので、オールドといわれるほど古くなっているとは思わなかった。

改めて見ると、この家にあるもののほとんどは、オールドが付きそうなものばかりかもしれない。


では、新しいものはないのか。

ある。

1988年に物故された大画家をまねた絵。
いただいて、額縁の裏をはずして、絵を取り出してみたとき、強く絵具のにおいがして、思わず、笑いが出てしまった。

何かニセモノを、持っていることは大事。本物ばかりでは良くわからないことがあるのだ。

サインさえなければ、本当に良い絵なのだが、いずれ棄てられることになるだろう。

比べて、ノリタケのカップはずっと残るかもしれない。

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by coppoumon | 2011-04-23 19:52 | Comments(0)
2011年 04月 20日

水曜日のメニュ

すでに月曜日に済ませた水曜日のメニュ。

サークル帰りの健啖君の食欲は衰えない。
トレーニングの直後の食事なので、筋肉がつくように動物性のたんぱく質を摂取する必要がある。



蛍烏賊と蛇腹きゅうりのからし酢味噌。

鯵のつくりと、たくさんの剣。

トリモモ肉の照り焼き。

母から菊花かぼちゃのたいたん。

赤米がはいった雑穀ごはん、焼き麩とかいわれの味噌汁。

分量としては3人前分を2対1でわける。


健啖君自ら、わさびを擦り下ろすことになり、むせたり、くしゃみをしたりの大健闘。



次週は卵料理をメインになる。卵を5個使ったオムレツ。

そうすると、もう一品、筍と牛肉の薄切りか何かをたきあわせたもの。

アスパラガスを焼いて、ソラマメやアサリの剥き身を加えたサラダ。

ほかは、母のところにある惣菜と、

わさびがあるので、海苔茶漬けを、とおもう。
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by coppoumon | 2011-04-20 21:06 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2011年 04月 20日

受難週のはじめに

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和菓子の御名は、「野の花」

母の実家がある町の和菓子屋さんは、お茶の先生の注文で作るために、店頭に並ばない菓子が少し残っていることがある。

京都には、そういう店がおおくて、「はい。ただいまなら、二つ三つ、ご用意できます」と返事が返ってくることがあるが、小さな町でも予約で作って人目に触れることの少ないお菓子があると、うれしくなる。


「野の花」という響きから、野の花を見なさい・・・という聖書の言葉を反芻する。


教会暦の受難週の始まりの日曜日、輪番でやってくるオルガン当番の日ではなかったら、歩いてすぐの教会から弾くように、とお招きを受けた。

すこし冷え込みの残る朝、「人よ、汝の罪を泣け」と「血潮滴る主のみかしら」を、おささげして、会衆席につき、祭壇の真上を眺めると、既視感が襲ってきた。

すぐに、牧師さんの導きで、祈りに入ったが、どれくらいたったのか目を閉じていると、先ほど弾いたオルガンから音がし始め、私は、自分が弾いているのではないかという錯覚から、しばらく離れないでいた。

まさか。
自分はここに座っているのだし。
しかし、自分が音だけになった、この感覚は何なのだろう。

音は、本来のオルガン当番の奏者によるものだった。
ゆっくりと目をあけて礼拝堂や出席しておられる人たちを確認する。

きちんとオルガンを学ばれた人が奉奏しておられる。

神様に捧げる音楽であり、神様と対話する音楽。
単純でも、よく準備されて、敬虔に捧げられる音楽。

奏楽者のうえに神様の祝福が臨在する・そういった経験をした日曜日だった。
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by coppoumon | 2011-04-20 09:10 | 和菓子 | Comments(0)
2011年 04月 16日

花の別れ

年度末にお別れがあった。

きちんとお茶をお出ししましょう、ということになって、我が家のお茶碗を一碗要請されたので、持っていくことにした。

そのときに用意されたお菓子は、「菜種」だった。

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さて、昨日のこと。

和菓子屋にいくと、「花の宴」という御名のものが出ていた。

あ、済みません。もう、一つしか残っていません。

では、もう一つのほうは・・と、緑にちいさな赤い花びらが2枚載る金団を見ると、あ、それも、おしまいです。という。

金団はなんという御名ですか?

「名残」です。

・・・なるほど。
では、この後、桜川になって、花いかだで桜が終わるのですね。とわたしは納得した。


毎年のことながら気の早い店はすでに柏餅を並べている。
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by coppoumon | 2011-04-16 23:27 | 和菓子 | Comments(0)
2011年 04月 12日

水曜日のメニュ

今週も水曜日のメニュは月曜日に実施。

昨日、佐賀県産のホワイトアスパラを買った。
さがほのかという名前を持つイチゴはジャムにした。

佐賀でおいしいと思うのは、有明海の海苔。神崎そうめん。神崎うどん。

子供のころ、神崎の人たちが歩いた後は草も生えない・・などと悪口をたたく人たちがいた。
同じようなニュアンスで、私の郷里の小さな漁村の人たちの悪口を聞いたことがある。

きっと、キリシタンの人たちでもいたのじゃないかなあ・・と妄想してみる。
神崎ではなくて、田代には、夜中に十人単位で、田のなかに人々がでてきて、ひそひそと密事(ひそみごと)をするものがあって、代官所が、たしなめた、といい、のちには・・国許に送り候て、教育仕る・・という話がその妄想の根拠なのだ。

子供のころ父が神崎の乾麺でつくる、煮込みうどんを好きだったことを思い出した。

今日は夕方から気温が下がる、といことだったが、本当だった。

煮込みうどんでも出したいくらいだった。

新じゃがを先にオリーブオイルで焼いてから卵を5つ使って、混ぜ込んで焼くオムレツ、タルティージャを食べたいと思った。

頭は、ぽってりとした、たまねぎの含め煮スープ仕立て。

烏賊のオイル焼き。

あと、雑穀米を食べるときにひじきでも。

こういうメニュで考えていた。

寒いので、大根とにしんを炊き合わせた。鰊は日曜日に、戻して炊いておいたので、間に合ったのだ。


まず、

たまねぎの含め煮。

鰊と大根の炊き合わせ。

やり烏賊のオイル焼きをたたき木の芽で。

ひじき煮。鞘の浦の揚げかまぼこ入り。

赤米の入った雑穀ご飯。

健啖君はこれをすべて2人前ずつ食べた。

長いもをおろして、そのなかに明太子を適当に切ってちいさな器に入れて出そうとおもったが、
面倒になってパス。

それをパスしたばっかりに、菜花をおひたしにするのを、ころっと、忘れていた。
ま、いいか。

こういう食事を好きだ。

イチゴもジャムに化けてしまった。
ホワイトアスパラは、湯がいてピクルス液に漬け込んだ。



写真は、前回のピクルス。

こごみ、赤ピーマン、マッシュルーム。

ローリエ、クミン、ローズマリー、レモンバーム、赤、黒、緑の胡椒。


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by coppoumon | 2011-04-12 00:48 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2011年 04月 08日

ピクルス

高槻の商店街にある八百屋さんをすきだ。

近郊のものから、四国辺りの野菜がそろっている。

芽キャベツはもうありませんか?とたずねると、ああ、そろそろ花が咲いてトウが立つので、入れてません。という。

そういえば、蕪も、大根も、ほうれん草も、ブロッコリーも花の季節だ。

ここで畑菜、つまみ菜、土筆、蕗を親に言われて買う。

こごみが出ていた。
湯がいて、ピクルス液につけておくと、やわらかい食感に春を感じる。

今回は、赤ピーマン、マッシュルーム、こごみ、の3種類をピクルスにした。

相変わらず酸っぱいものは苦手だが、自分で作ったピクルスをおいしいと思う。

一年前は、胆石手術の前で、石が踊ると困るので、脂っこいものを食べることができなかった。
オイル抜きの食事も馴れてくると、そんなものだと思うのか、フレッシュバターをたっぷり使ったお菓子でございます。いかがでございますか。などと、ささやかれても、他人事のようにしか聞こえてこない。

それが、近頃、白身魚のピカタくらいなら、食べたい、と思うようになった。
付け合せにピクルスは重宝する。

食べたいものがすこしずつ元に戻ってきた。

体重がやっと増え始めた。
それはそれで、気をつけねばならないことなのだけど。
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by coppoumon | 2011-04-08 00:46 | 常の日の惣菜 | Comments(6)
2011年 04月 04日

水曜日のメニュ

私が二十歳のころ、ミナミの周防町の北側に「鶴の巣」と言う洋食の店があって、そこのご出身と言う二人の方が、「鶴の子」という10人も入るといっぱいになるような、オープンキッチンの、キャビンを思わせるお店を持っておられた。

ある日、金満家に見える客がキッチンと掛け合いをはじめた。

「おい、マスター。ここの肉は古いんか、新しいんか?」
「は。新しいお肉つこうてます」
「わしな、うんと古い肉がすきやねん」

ステーキというと、この話を面白く思い出してしまう。


健啖君はなぜか、ステーキをたべたいという。風邪で、一度、ステーキの日を逃したからなのだそうだ。

そうだった。

水曜日のメニュは春休みで月曜日に変更。

震災の後の食事は質素。


今日は、頭に、ほうれん草をたっぷり目に、吉田港から届いた釜揚げシラスをこんもりと載せて、二杯酢をこぶだしで少し割って掛けたもの。

メインは鯵のムニエル。付け合せはモヤシをカレー粉をいれて湯通ししたもの、にんじんと、新じゃがのゆでたもの。

大根と対馬のかじめ(根昆布のようなとろみがある)の味噌汁、雑穀ご飯。野沢菜。小さな梅干。

これでメニュを決めていたのだが、健啖君にはステーキのお皿がつく。


ステーキと言えば聞こえがよいが、生協で見た鳥取牛の150グラムのサーロイン。昨夜、つまり日曜日の夜に価格ダウンで売っていたから、ま、特価品。ええねん、これで。

室温に戻しておいて、

1)バタで、サッと焼いて取り出し、赤ワインをいれ、おまじないくらいの水も足して、マスタードを入れて煮詰めてソースをつくって掛ける。

2)酒、みりん、醤油をあわせておいて煮詰めて和風にしあげ、大根おろしでたべる。

私はメニュからいけば、2のほうが良いと思うが、去年暮に健啖君の兄が1を食べたので、どうも同じものをたべたいようだ。

しつこく2を勧めると、2枚焼かされそうだから、黙っておく。

実際、食膳にでたのは、


ご近所の農家のほうれん草と釜揚げシラス。二杯酢。

鯵のムニエル、モヤシ・カレー風味。

健啖君だけもう一皿。

サーロインのレア焼き。赤ワインにくるみ入りマスタードのソース。新じゃがをボイルしてバターでソテしたもの。

雑穀ご飯、新キャベツの味噌汁。みそは、分銅金。


食べ過ぎや・・・と私が言うと、食べさせすぎや・・と同じ口調がかえってくる。
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by coppoumon | 2011-04-04 12:12 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2011年 04月 03日

春がきた

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3月下旬になって、郷里の古い焼き物を、順にぬるま湯で洗っていった。
今までも行っていたことだが、それなりにお義理で、おざなりだったのを、布巾を使って洗い、乾いた布巾で磨くように拭く。


なるべく積極的に使うようになって、器が生気を取り戻したような感じがする。

部屋も少しずつ拭き掃除を始めた。

春の内に、部屋に入るだけ友達を呼んで、ピアノを弾いて、「饅頭こわい、お茶も怖い」ごっこでもやりたいような気がしてくる。
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by coppoumon | 2011-04-03 23:28 | 眺めのよいアパルトマン | Comments(0)