のんびりいこうよ

coppoumon.exblog.jp
ブログトップ

<   2012年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧


2012年 02月 28日

夢で唄う・もしくは花より団子

伴奏を頼まれて出かけると、いきなりステージだった。

60センチ四方の箱の中で、小麦粉のようなものを練ってあるのを右手でこねながら、左手で20センチほどの木のハンマーを持ち、箱の内側をペッタン、トン、ペッタン、トンと鳴らして、それに合わせて国籍不明の歌を唄う。
やがて子供たちがサークルを作って踊り始めた。

こんなのは、パーカッションの役目じゃないか・・と思ったらリズムが合わなくなって、ソロのソプラノさんが睨む。

やってられない・・

無性に腹が立ちはじめ、ソプラノに悪態をつく私。

ソプラノさんは美しい声で歌い始めた。それが、聴いたこともない美しい歌で、美しい言葉だった。

その歌は、テキストを、もっと深読みしたほうが良い・・と私が言うと、違う歌を唄いはじめた。
それも、また、初めて聴く歌だった。

上手い・・

そんな音楽があったのか・・・


そこで目が覚めたのだが・・・すぐに採譜しておくべきだった・・・

歌詞を思い出そうとしたら、メロディーが逃げていってしまった。

夢とはそんなものかもしれない。

e0036151_114789.jpg


目覚めて口にしたおまんは、

ういろの菱餅。梅ちらし。香梅。うぐいす餅。椿。

常づかいのおまんなのに、りっぱな御名がついていた。
[PR]

by coppoumon | 2012-02-28 19:28 | 和菓子 | Comments(0)
2012年 02月 25日

床・・というと、食いしん坊な私はぬか漬けを連想するが、日本語ではフローリングより板張の方がわかりやすいのだろうか。
それとも、板張というのは死語なのだろうか。

母が住んだ家は、建具屋さんのおにいちゃんが、お祖母さんのために建てた家だと、聞いている。
おにいちゃんはその近くの借家に、奥さんと3歳になる女の子と暮らし、お祖母さんの家の横に建て増しした作業場で仕事をしていた。

腕が良かったのか、繁盛して、皆で大きな家に移っていった。

その後、そのおうちは借家になり、空家になったのを母の強い希望で買い取った。珍しいバリやフリーだったからだ。

建てたのはどうも建具屋のおにいちゃんの友人で、28歳で棟梁から独立したばかりの、初めての家だったそうだ。

今回、家の修理に際し、建築業を営む友人が「そんな若さなら、たぶん目処がたってないぞ。部屋の水平が出てるか?柱は垂直か?」と聞く。

残念ながら、仰せのとおりで・・と答えると、友人は島根から見に来た。

「そうだのう・・ジャッキで持ち上げて、水平を確保して、大引の数をうんと増やして、床は分厚い無垢板を貼ろう。
そうせんと、ピアノと大きな本棚は置けんがね。今回は、最低、こうでないといけん・・というところをやって、また、次回に大工が遊ばにゃならんころに、次のことをやったらええが。

無垢の板は、冬でもほんわり、暖かいけん、素足で歩けるわ。塗料を塗った板はひんやりする。

明日、帰って、材料をきざんで、明後日、大工を寄越すけん、お前の家に泊めて、三度三度飯食わしてやれよ。3,4日でできるわ、そげだ」

と、あっという間に話を決めて、7日かけた大修理は終わった。

写真は徳島産の杉材。厚みは30ミリ。

e0036151_22392552.jpg


床には苦い思い出がある。

その壱。

高校生のとき、わたしの部屋をフローリングに張り替えてくれた父が、酔っ払って、何を勘違いしたのかワックスをかけたばかりの床に放尿してしまい、私にひどく叱られたことがあった。

その貳。

マンションに引っ越して2週間目に、友人がサラダオイルを床にたっぷりこぼしてしまい、私が気づいたときは、それを新聞紙で拭き取っている最中だった。
小麦粉を撒いてくれたらよかったのだが、新聞紙だったので、そこだけなんとなく黒ずんで、数年後、塗装をはがしてフロア全体を塗り直す・・というアクシデントがあったのだ。

その参。

今日、大工さんが島根に帰った直後のことだった。
片付けの手伝いに来ていた人が、気を利かしてガラスに洗剤を噴霧器で吹き付けていたら、ミントが床に降りて、無垢材が黒く変色して、板2枚を台無しにしてしまった。

仕上げの一番難しい、最後の一枚の板と、その手前の板を見ていて、・・なんだか、やっぱりこうなったのか・・と、そういう気がしたなあ・・・大工さんが、見ていたら、がっかりしたかな。

まいいや。

また、来年の冬に、この2枚を張り替えてもらおう・・・大難が小難に変わったと解釈して、来年の楽しみが出来た・・・と思うことにした。

小さな家なんだから、手伝いをいれずに、しばらく自分で無垢材を雪花菜で磨くことに専念する。

床磨きはわたしの楽しみ。

三度目の災難だと腹もすわるようだ。
[PR]

by coppoumon | 2012-02-25 22:40 | 住まう | Comments(0)
2012年 02月 17日

余寒見舞い

京都の冬は寒い。

これこそ、このブログでなんども書いたような気がするが、寒い京都ならではのごちそうは、根菜だと思う。


大好きなのは、大根と京人参。蕪。2月に入ってからの千枚漬け。

寒中見舞いに千枚漬けを送る。

今年は、あのう・・もう、余寒見舞いでございます・・と言われた。
そういわれれば、そうだ。

その帰りに、お昼を摂る。

e0036151_2293761.jpg


店先に「やっています」の看板が出ている。

蕪のポタージュ

細めの人参、薄揚げの入った、ほうれん草の煮浸し。
熱々の豆腐に九条ねぎの刻んだもの。
五目豆。

真鯛の塩焼き。

ご飯に味噌汁。
自家製のハリハリ漬け。


蕪のポタージュは、昆布だし、わずかにみりんが隠してあるのか、蕪より甘め。おいしい。

五目豆の中の小さな角のこんにゃくや小さな乱切りの牛蒡、大きめの京人参の取り合わせ方が見事。


普段に家で食べるものが、出先で食べられるのが良い。
[PR]

by coppoumon | 2012-02-17 22:21 | Comments(0)
2012年 02月 14日

堅田・まだまだ

祖父の所に働きに来ていたおじさんは、高島の新旭の出身だった。

湖国の人の言葉は、場所によっては全く違うのかもしれないが、私には同じに聞こえる。

ところが、おじさんの奥さんが、あんな・・と私に笑い話をしてくれた。

里帰りで、朽木村の奥の方まで、バスに乗ってたら、乗り合わせた親子連れの小学生になったばかりらしい男の子が「おかん、今日も、芋こ?」と尋ねたそうだ。
おかん、と呼ばれた、母親らしい人が、芋こ?と聞いた子供に「そんな田舎くさい言葉を使ってはいけない。芋け? といいなさい」と言葉遣いを直していたのだそうだ。

あはは、芋け? やて。
そのお母さん、芋こ?より、芋け?のほうが、都会風に、おもうたんやろか。
あははは。

一人で、手を打って笑っておられた。

おかん、今日も、芋こ? (母上、今日のお三時も、お芋ですか?)

芋こ? 

私には新鮮な言葉に聞こえた。


私のオヤツは、丁稚羊羹。

e0036151_23181072.jpg


堅田の甘味処で、善哉を頂いた帰りに、私にと、求めてくださったのだ。

羊羹こ?と尋ねたら、通じただろうか。

1月末は京田辺の一休寺でもぜんざいのお振る舞いがある。
一休さんが、この汁善き哉。と言ったので善哉という名が起きたのだという。

湖国のカリンとした空気の冷たさと、土地のふんわりとした小豆の風味を楽しんだ。
[PR]

by coppoumon | 2012-02-14 23:25 | 和菓子 | Comments(0)
2012年 02月 03日

堅田・もうひとつ

古い教会堂を訪問すると、時間が止まったかのように、建築当時の調度品がそのままそっくり残されていることがある。
堅田の礼拝堂も、建築金具や照明がそのままに残されていた。

古いピアノや足踏みオルガンもあったので、拝見。

e0036151_14123822.jpg

karn&coはカナダのウッドストックにあった、カナダで一番大きなオルガンビルダーで、karnと、ピアノのmorris社が合併してピアノも製造していた。

その横にあったピアノは、モーリスのようで、モーリスではない。
ヨーロッパのピアノだろうか・・イギリスのものとも思えない・・・と帰りの電車の中で思案。

e0036151_14133221.jpg


帰宅して、本をひっくり返していたら

moutrie  shanggie、china、 affiliated with hoofs co

1895ー8600

たった1行であるが、該当するかもしれない部分が出てきた。

1895年の製造番号が8600、という記事。

どうやって日本に来たのだろう。
[PR]

by coppoumon | 2012-02-03 14:31 | 行った | Comments(0)
2012年 02月 01日

堅田にて

堅田駅で降りたのは初めてであった。
手前の雄琴温泉駅で、車両のドアが開いたときには、何も感じなかったのだが、堅田でドアが開くと、寒い。

e0036151_1041256.jpg


案内していただいた堅田教会は、堂守さん役の方が居合わせて、中を見せて頂いた。

e0036151_1042356.jpg


これまでに見てきた礼拝堂と違う点は、床材、柱、建具などの木材。

米松を、ニスにベンガラを混ぜてあるのが、むしろ温かみを感じさせる。

玄関もレンガをデザインして敷き詰めたものではなく、施工業者が、「サーヴィスしときまっせ」という感じで、あっさりとタイルを貼ってあった。

それにしても、これまでのどの建物にも共通する居心地の良さはなんだろう。

階段は、今はなくなってしまった博愛社「母の家」の階段によく似ている。

e0036151_104771.jpg


シンプルな二階の和室の欄間の趣味の良さなど、部屋としての質の高さに嬉しさを覚えた。
そうして、写真を撮り忘れてしまった。

見応えがあったのは祭壇周りと、調度。

e0036151_10551391.jpg

[PR]

by coppoumon | 2012-02-01 10:55 | ヴォーリズ | Comments(0)