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2012年 08月 31日

満月

夏の終わりのお月見は・・・里芋のコロッケをたべながら・・・越後ビールかトーキョー黒ビールを楽しむ。

これは飽くまで、妄想であって、そうだったら良いのになあ、という願望に程遠く、何一つ手元にはない。
近所の酒屋に箕面ビールあります、388円。などと書いてあった。十六夜にはそれでも買ってきて供えるかなあ。

満月の夜は、立山(長崎市内の公園)に行って吠える・・というguitaristの行いを信じて携帯に電話をしてみると、留守。

サトウキビ畑をピアノで弾いて、メッセージ変わりに入れておいたら、お風呂に入っていたのだという。




ピアノ弾きだというと、意外にも「ピアノが弾けて楽しいでしょうね」と言われる。

う~~ん。

アンパンマンに「美味しそうな顔ですね、美味しいでしょうね」というのと、同じではないか。

実際にはあれも弾きたい(けど、弾けない)。これも弾きたい(けど、弾けない)。

でも弾けるものは弾けるので、楽しいっちゃ、楽しい。

一昨日のあさ、草取りをしていて、左の薬指の爪の左側をなにか、虫に刺されて腫れて痛んだ。
それで、まともにピアノをさらえない。

だから今夜は、ピアノで遊ぶ。



ミスティ

summer(久石譲)

地上の星(中島みゆき)

また君に恋してる(森正明)

energy flow(坂本龍一)



夜も更けて11時近くになったのでおしまい。



写真は、菱田春草の「深夜の月」

この軸は島根の友人宅に移動。

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近ごろ、深夜まで起きていると、こういう絵のような情景を見たいと思う。
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by coppoumon | 2012-08-31 23:36 | Comments(2)
2012年 08月 27日

堅信礼とお茶会  10月24日追記画像あり

堅信礼・・・按手式が行われた。

オルガンは私でないと嫌だなあと健啖君はわがままを言っていたが、神様は不公平なことにそのワガママをお聞き入れになった。

私は、正月すぎの引越しで、貸すことも売ることも出来そうにない、親の遺したすまいの改築あとの大掃除や、蔵書の処分や移動で、指が音を上げており、軽い腱鞘炎を半年も引きずっていた。

朝、目が覚めてベッドの中で指を折ってみると、ポキッと音がする。
ピアノはほとんど腱反射で弾いているらしく、筋肉を伴った部分で痛みが来る。
それを脳が予め察知して本能であるかのように、痛い指を避けてほかの指で弾いてしまうのだ。

オルガンは和音では強く押さえこんだり、どこか音を押さえっぱなしで弾いたりするので、練習を終えると、手が痛んだ。

それが、按手式の日曜日の朝、全く痛まないようになっていた。

嬉しいのだが、リハビリしないと、いきなり指の数が増えたような・・そんな不都合さで、うまく弾けないのだ。

しかし、ありがたいこと。礼拝は無事に済んだ。



お茶会に場所を移した。

総勢9名。

お菓子が、亀廣光なので、家から、鶴の象嵌の青磁の茶碗と、入れ子にしてある松の絵御本茶碗を持って行きます、お遊びを楽しみましょう、と伝えてあった。

先生の方で用意されたお茶は小山園の松籟。

お菓子は二服分、調達しておいたが、二服目には、お茶の先生の方で、棹菓子を出してくださった。
それが、亀末廣の御製だった。



凄いですね。
お菓子の、本家と分家を一度に味わえるなんて。

すごい、タイミングですね。




お菓子は、戴いてしまったので、写真を取り忘れた。

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松の絵の茶碗は、江戸初期のもの。青磁の雲鶴は韓国の作家のもの。
この二つのお茶碗は、同じ陶土を使っているような気がしてしかたがない。

健啖に乞われて堅信式に出席された詩人の北原千代さんが、お点前をなさった。
清々しく凛々しい立派なお点前。

いつも、私が入るとお茶の先生宅は無礼講になって恐縮なのだが、
和やかな、よいお茶会だった。


追記

この日のために、特別にこしらえてくださった亀廣光の和菓子の御名は「石竹」と「渦」
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by coppoumon | 2012-08-27 23:27 | Comments(2)
2012年 08月 25日

堅信礼

モーツアルトの肖像画のひとつに、赤い礼服を纏い、金時計を下げた少年モーツアルトがある。

明日は、堅信礼。

そのあとに10名ほど場所を移動してお茶会。

サプライズで、堅信礼を受けた若者が主客のはずが、「断らせていただきます」とメールが来た。
まるで其の儀、堅く、相いお断り申し候う者也。ってやつだね。
なんだかこちらが借金の申し込みでもしたのかと勘違いしそうになる。

20年ほど前、ヘボンがいた教会の出身という若者にサンドイッチを作って持たせたら「あれ、何?口に合わないっ」と叱られたことを、咄嗟に思い出して、噴き出しそうになった。ああいうことを、関東の訛りで言われると、楽しい音楽に聞こえそうで、しかたがない。

まあ、いいさ。早く社会に出ろよな。
日本語ぐらい学べるだろう。

結局、彼はやって来て早々と退席した。



主菓子にと、目的のお店はお盆の代休中だった。
あれまあ。

うーん。
それではと、第二、第三、第四、と思い当たる和菓子屋に一筆書きのように歩いてみることにした。

五条で降りて正面通りへ。

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この河原はキリシタン磔の処刑場。

身を引き締めて通り過ぎると、道楽。
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この料理屋は、それほどお高くないと聞いているが、まだ入ったことはない。
どうも、場所が私には、悪すぎる。



目的の和菓子屋さんに到着。



明日、お茶会で、主菓子をと思いまして、・・・と、遠慮がちに声をかけると、
おでんわ頂いておりましたら調製させていただいたのですが・・・

少しおまちくださいますか。こなしで、桔梗とか桃とかですが、いま、お作りします。

と、拵えてくださることになった。

では、お任せ致しますから、ふた色。10個ずつお願い致します。
別に二つずつ包んでください。
合計24個お願いします。

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勧められるままに椅子に座っていると、お茶と松露を出してくださった。
恐縮、本当に恐縮。
なんというありがたさ。
私のように年に2度。3度は顔を出さないような客をも、大切にして下さる。

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御名は「水」「石竹」 御製は「亀廣光」

和やかなお茶会になるだろうと思う。
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by coppoumon | 2012-08-25 23:41 | 和菓子 | Comments(0)
2012年 08月 24日

カナ継ぎ

はな工房から器の修理が済んで、昨日、手元に見慣れた道具が戻ってきた。

急須は私のミスで注ぎ口を欠けさせてしまったが、それ以外は私の失敗ではない。

他には古伊万里。
御本の出ている片口は、清水で学んだ作家の作品なのだが、名前が出てこない。
方形の皿は東洋陶器のデザイナーのかたが遊びで絵付けしたもの。

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伊万里は、明治のはじめのものだから、古伊万里とはいえないが、赤壁の賦が冒頭の「壬戌の秋」から始まって月が登り東山に徘徊するところまで、書かれている。

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月見の時に、この茶碗に小芋を3つ程入れて柚子を留めてもよいし、東坡煮に青いものを添えて餡掛けにしても良い・・蘇軾が喜ぶだろう、とそんなことを考えて、処分することができなかった。


去年、月見の頃にコンサートを、と思っていて出来なかったのが残念。

さて、準備して、どこまで、出来るかな。

あ、曲目を減らしたら良いのだ・・と頭の中にスイッチが入る。
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by coppoumon | 2012-08-24 00:06 | Comments(0)
2012年 08月 22日

夏の終わりに 2012

夏が過ぎようとしている。

引越ししてよかったと思うことは、楽器の環境。

なぜ、よかったかというと、部屋が楽器の一部となって、楽器がよく響くこと。

アップライトのグロトリアンシュタインヴェグは、期待通りの音でなってくれるが、ヤマハまでが品の良い音で響く。
日々の狂い方がわずか。

ピアノは夏は少し下がり冬は上がる。
上がるときは半音近く上がるのだが、上がってもピアノの状態はそんなに気にはならない。

これが下がると、当たり前ながら、鳴りが悪いので嫌気がさすが、気温の関係でそういうものだと受け入れる。

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朝、カーテンの隙間から弱い光が差している。

朝一番にこんな素晴らしいことが起こっていたのだ。

私の足元を常に照らしてくれているようで、嬉しい。
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by coppoumon | 2012-08-22 23:38 | 住まう | Comments(2)
2012年 08月 20日

伊織

京都で出演する埼玉の友人のために楽屋見舞いを求めに出た。
生ものは邪魔だし、棹ものは重量がありすぎる。

平野天神の近くに、本葛と檸檬をすりおろした葛湯の素を家族だけで作るお店があった・・・そういえば栗のお菓子もあったはず・・・

京都を北上していると・・・喜久屋さんは、あった。


栗のお菓子は9月8日に丹波から栗が入ってまいりますので、それ以降です。
栗もこの天候で、約束の日が実際には決まりませんで・・
レモン葛のお菓子、いかがです・・と案の定、葛のお菓子を勧められた。

素直に従う。43年間値上げしていないのだそうだ。

はい、主人が、上げたらあかん、上げたらあかん、といいますの。

そうだろうなあ、確かに高価なお菓子だったはず。
本当の葛粉だけを使っている。


楽屋見舞いのあとは、お気楽。

近くの笹屋吉清で、黒糖水無月と、水まんじゅうを買った。
しまった。
上菓子を買うべきだった。

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京都の北山の近くには、笹屋が多い。わら天神のところにも笹屋某があって、そこは堂本印象の包装紙だった。包装紙のイメージが強すぎて、店の名を覚えることが出来なかった。
そこも笹屋伊織と同じ笹の紋なので、暖簾分けをしてもらって御所の北側で店を開いているのだろうとおもう。

暖簾分けをしてもらうと、元のお店より御所に遠いところで商いをするのだ・・と聞いたことがある。

そうして、南に降りていくうちに運転手はナビと争い始め、吉祥院のところまできて久世橋を渡るであろうことになった。

おや・・笹屋伊織ではないか。

待て!!

車を降りて笹屋伊織の店頭に立つ。

京都大丸の笹屋伊織の茶寮で、本店にも是非・・と言われたことがあった。ついに来たのだ。

サロンの笹谷伊織の和菓子は美味しい。
惜しいことに茶寮のお薄は、香りは良いが私には薄い。

なにいうてはりますの、ほんまもんの宇治のお抹茶どすえ。

こういう風に言われるだろうなあ・・と勝手に思い込む。

本店もそうなんだろうか。

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残念ながら、定休日でした。


樟葉にあった駿河屋の店舗、茶寮、工場、従業員寮が合体した佇まいがよく似ていて、なんとなく懐かしい。

笹屋の紋は面白い。

笹の字をよく見ると、鶴の絵になっていて、江戸時代の遊び心を見ることができる。
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by coppoumon | 2012-08-20 12:12 | 和菓子 | Comments(0)
2012年 08月 20日

京都コンサートホール

子供にもわかるパイプオルガンのレクチャーコンサートが、子供たちの夏休みを利用して開催された。
京都は確か、2度目。
その前、横浜で行われたレクチャーコンサートが素晴らしかったということで、京都でも是非、ということになったのではなかったかとおもう。

コンサートの中心となるオルガニストに2年続けて関東の友人が招かれて、去年は行くことができなかったので今年は会いに出かけた。

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携帯レンズを向けてシャッターを押した瞬間、子供が前を遮ったのでオルガニストは写っていない。
画面中央したの少年がそう。

希望者、ひとりひとりに試弾させて、おつかれさまでした。
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by coppoumon | 2012-08-20 11:41 | 和菓子 | Comments(0)
2012年 08月 15日

終戦記念日 被昇天のマリアの祝日

終戦・・所謂敗戦の日。

8月15日はマリア様の帰天なさった日。
生身のまま昇天なさったので遺骨は無い・・のだそうだ。

朝早く、マリア様を玄関に連れ出した・・いや、安置したというべきか。

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携帯レンズで覗いたときは、不思議ないろんな光が入ってきていたが、アップしてみると全くわからない。

まあ良い。

乳香を差し上げようと、納屋に入った。そして乳香はあったのだが、水分を帯びてパラパラになる。
これでは点火できないので、納屋の別の場所に置いてあった兵庫産の伽羅を差し上げることにした。

そんなキャラちゃうで・・伽羅や言うても安もんやろ・・

空耳か?・・・いや、この、ぞんざいな言い回しは、きっとマリア様に違いない。

断食しますか?
・・・いや、伽羅でがまんしとく。

今日は終戦記念日でもあった。

湖畔の宿の替え歌を思い出した。

夕べ召されたタコ八が、弾に当たって名誉の戦死。
タコの遺骨は帰らない・・・タコには骨が・・・


遺骨が帰らないところは、まるっきりマリア様ではないか・・・

いつも、夏になるとと、なにかしら戦記を読む。
今年は、何か読もうと思いつつ、何か読んだだろうか。



死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石一つ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子供
他には何も残さなかった
着物一枚残さなかった

・・・・・・・・・・

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない
他には何も残っていない

(谷川俊太郎)



そうだ、

we’ve reach’d a deadline

a press headline ev’ry sorrow

blues value is news value tomorow

この、ノエル・カワードのブルースの歌いだしはどうだったっけ。

そこが気になると、何にも手がつかない。




終戦記念日だからお話をもう一つ。



お昼に日の丸弁当を食べ損ねたので、夕飯は梅干茶漬けのはずだった。

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蓮根と昆布のたいたん、いかなごの佃煮、奈良漬ひと切れ、豆腐にすだちをかけて。

ちょっと、豪華すぎただろうか。

ピアニストの安川加壽子先生が結婚式を挙げられたときは、戦争末期。
帝国ホテルが、苦労して卵をかき集めてきてくれて、メインディッシュが、オムレツだったのだそうで、
臨席した親類の男の子が「素晴らしい代用食だね」と言って、大爆笑になった、というエピソードを思い出した。
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by coppoumon | 2012-08-15 21:43 | 考えた | Comments(2)
2012年 08月 14日

逆・激・撃・劇的な雷雨が襲って来た

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大雨だったり、雷が鳴ったりすると、熟睡するくせが私にはあるのだが、生まれて初めて、4時間以上に亘る雷の訪問を受けた。

朝から京阪電車が全面運休だという。

どんなことがあっても全面運休したことがない京阪電車。
母の兄が京阪に勤務していたが、今回のことはどう考えただろう。

それにしても凄まじい雷の数。

元、住んでいた樟葉の岡の上のマンションだったら、響きわたる雷と閃光が、具に見れたのだが、少し残念な気もする。

いやいや、見ないほうが良い。親たちが生きていたら、空襲なんて、こんなもんじゃなかったよ・・と言うだろう。

明日は終戦記念日。
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by coppoumon | 2012-08-14 11:41 | 大阪 | Comments(2)
2012年 08月 14日

大徳寺納豆

京都の和菓子屋にいくと、大徳寺納豆を使ったお菓子に出会うことがある。

好きなのは琥珀羹。

琥珀羹の中に、小さく刻んだ大徳寺納豆が散りばめられて、いかにも琥珀を連想させられる。

それを、頃良く、お薄に見合うような大きさに切って笹の葉に包み、岩清水などと御名が付いていた。

大徳寺納豆は、大徳寺で、塔頭ごとに作られて、作り方が違うので、味も違う。
また、大徳寺近くのいくつかの菓子屋でも作られて、なかには、こんなもの食べられるのかいな・・というほど塩辛いだけのものもあったりする。

一休さんが晩年を過ごした田辺の一休寺でも作られている。

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私は、これが苦手だった。

しかし、塔頭ごとに味が違うことを知り、食べ比べてみて、真珠庵のものが私と相性が良いように思った。

真珠庵の先の和尚様は、これを一粒食べると、元気がでて、更に5百メートルでも歩けます。とおっしゃった。

酷暑の夏、麦茶と大徳寺納豆がおやつの代わりをしている。

しかし・・・もう、これだけになった。

しかも去年買ったものだから、少し柔らかくなりかけたので、太陽に当てた。

酷暑のこの夏に、一番美味しかったもの、として、この大徳寺納豆を挙げる。
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by coppoumon | 2012-08-14 00:06 | 京都 | Comments(0)