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2013年 01月 29日

またまた茨木を歩く

1月末、寒い日だったがJR茨木駅から阪急茨木駅まで歩くことにした。
3時を回っていたので、日の影がなんとなく長い。

茨木神社から東側に向かってそれなりに門前町であったのが、更地ができていたり、古い土蔵におおきな松があったりする。
出現した更地のおかげでこれまで見ることができなかった建物や、大きな邸宅の路地の裏にいくつもの戸口を見ると、借家なのだろうか、働いていた人たちの住居なのだろうか、と、ウイーンの4階建ての家の3,4階に使用人たちが家の主と共に生活をしていたある種の共同体をおもう。

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心斎橋筋の蓬莱橋たもとにある、町一番の寿司屋さんであっただろう、と想像する食堂。
もと、ニチイの店の角で、ワカサギを揚げる匂いがする場所を通り抜け宮元町へぬけた。

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小学校は片桐氏が住んだ城のあとに建っている。
発掘で建物の遺構が出たときに、教育委員会は、価値無し、と判断してしまった。
片桐町の町割りは雑用をする下級武士たちの長屋を髣髴とさせる。

街角のあちこちにこういう地図があり、城下町の街並みのややこしさから少しでも回避出来ることは有難い。
「茨木湯」という銭湯がまだあることに気づいた。
入ったことはないが、この建物のまえは毎日のように通った。
2階建てのたてものがつづく静かな街並みがこの辺にはまだ残っていた。
富田林の町並みと共通する建物群でもある。

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もう一度、住みたいなあ・・などとは思わないことにする。
願うと叶うからだ。

たまに訪れてまんじゅうでも買い求め、家で楽しむことにしよう。
引越しはもうたくさんだもの。
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by coppoumon | 2013-01-29 13:13 | Comments(8)
2013年 01月 23日

白茶碗

携帯レンズでは茶碗のニュアンスなどは撮れない。
フィルムカメラを使えばよいのだが、最近面倒で仕方がない。
ものぐさが過ぎて、レンズの絞りができなくなるというアクシデントがあり、それは簡単に治ったのだが、調子が悪いと後悔するのに、戻るとまた放置したままになる。

何となく我が身に置き換えられるなあ、と反省。

越してから、まめに道具類を手入れすることが少なくなった。
せめておやつのじかんを増やして、一服を楽しみたい、とおもう。

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お茶は多田製茶の「城の壽」和菓子は「えくぼ」亀屋芳邦の御製。
亀屋芳邦の餡は、京都市内のある和菓子屋のものとよく似ている。
材料なのだろうか、それとも、亀屋芳邦の先代の方が、和菓子を教えに京都に出向いておられたので、その流れを組むのだろうか。
ある和菓子屋さんもまた、今は和菓子の先生をなさっておられるので、今度尋ねて見たい。

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対州白茶碗というだけで銘のない茶碗なのだが、色合いはとてもよい。
面相筆で繕ったあとが雷が落ちていったようなイメージを遊ぶ。
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外側に雷文でもあれば嬉しいのだが、そうではなくて刷毛目がついている。
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by coppoumon | 2013-01-23 23:33 | Comments(0)
2013年 01月 21日

渡り鳥

蕾が2ミリ以上になってきた薩摩紅梅に、それぞれ一号、二号、三号と番号を振ると、11月に贄が初めに吊るされたのは2号だった。
しっぽのないトカゲ。
それから、トゲが少なくてちょっと無理ではないかと思っていた一号に、しっぽの付いたトカゲが刺さっていた。
バラには、ムカデが上手に折りたたまれて挟んであったのには、ギョッとしたが、冬に食べるのだろう、とおもい、そのままにしておいた。

そうして、今はもう、それらの干物は何もない。
2月をどうやって過ごすのだろう。給餌箱でも作ってやったほうがよいのか、といらぬお節介を考え始めた。

寒菊の根元に柑橘類の食べ残しのようなものが落ちていたので、まあ、それなりに餌を探すだろうと、百舌鳥が鳴く声を探す。

バラの剪定をしようかなあ、と外へ出る。
クリスマスの頃日照がなくなって、バラのつぼみが大きくならないままだ。
それにムカデが干してあったので、バラの選定をしなかった。

ムカデの干物って美味しいのだろうか?

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孟宗竹を10センチ程に切ったワッカを軒下にぶら下げて、そのの中にみかんを切って置いていたらメジロたちが入って食べることが出来るだろう。ハトは大きくて入ることができないだろう・・しかし、孟宗竹が無いので、つかの間の妄想でしかない。

紅梅の枝のどこか、鳩が入りにくそうな場所にみかんを切って刺しておいてやろうと思う。
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by coppoumon | 2013-01-21 21:22 | Comments(0)
2013年 01月 21日

山仕事その2

寝坊をして、起き出してみると、天気が良い。
日が照る間に山の掃除をしておきたい。昨年夏に蚊で閉口したことを思い出すと、今、冬の時期に取り払えるものは除いておきたい。蚊の居心地の悪い環境を作るのだ。

曼珠沙華は掘り返しては球根を取り出すので、相当数を除去し、次は、あの臭い韮をやっつけよう。
そんなことを考えながらちびれかけた竹箒で数年来の枯葉を掃く。

地面が露出するまで箒を入れると、ジョウビタキが一羽すぐ近くに来て様子を見ている。
何だろう? ははあ、地面に餌がいるのだろう、と私も何食わぬ顔で立ち去ると、ぱっと、地面に降りてくる。
できるだけ地面を掘るように箒を入れる。

そのうち逃げなくなった。
もともと人の近くまで来る鳥ではあるが、それでも携帯レンズでは撮らせてくれない。
犬じゃないもんなあ。

今のところ、裏庭にくる渡り鳥はジョウビタキ(尉鶲、上鶲とも)セグロセキレイ(背黒鶺鴒)百舌鳥。

太神楽のつぼみが膨らみ始めた。その姿が寒い日に胸を膨らませたジョウビタキを想像させる。
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by coppoumon | 2013-01-21 17:52 | Comments(0)
2013年 01月 18日

小正月

丹波大納言を炊いた。

小正月のつもりだったが数日遅れてしまい、なんと、母が向こう岸に渡った日に小豆を炊いて賞味することとなってしまった。

母は、豆類を一切炊かない人だった。餡になる材料に、全く興味を持たなかったようなのである。

我が家では小豆は魔除というか災難よけのようにも言われているし、お祝いにも小豆を炊く。采配は父だった。

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輪島塗のこの椀は、そろそろ40年になる。

心斎橋の「丸山」という店で求めたもの。

唇は、一番感触が良いのが、人の唇で、その次が塗り物なんです・・と同い年の店の人が話を進める。
うちも、このお椀を常使いしているんですが、丈夫ですし、手入れも難しくありませんよ、というので、求めた。

蒔絵のないシンプルなものだと、確かに気を遣わなくてよい。

親の時代は、客があれば蔵に行って椀をだして、しまうのは1週間先で、揉みで拭いて・・と面倒がりの母はうんざりしていた。大阪人らしく、「一銭の儲けにもならへんのに・・」と不満そうだった。

塗り椀は、一度使うと1円分くらい消耗するのだそうだ。400円くらいだと1年使うとダメになり、4000円位だと10年持つという。

なるほど、40年持った訳がすんなりと納得できる。

使わない椀で、明治4年調製と書かれた箱がある。
あれは使わないから長持ちしているんだろうなあ。
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by coppoumon | 2013-01-18 23:15 | Comments(4)
2013年 01月 12日

山仕事

山、といっても裏庭なのだが、てっぺんの畳8枚ほどの場所は府の土地だと国土省の人から教えてもらった。
お隣りの地面じゃなかったのだ。

この正月は、府の地面の大きな椋の木から散った葉を集めてゴミ袋で出す作業に追われた。
今日も、午後から2時間ほど作業をした。

そのあとお茶。
番茶とジャムパンとかクリームパンとか、庭師の人たちに出していた、あのようなお菓子の類が労働の後には良い。

良いのだが、無いのである。

で、コーヒーか、お抹茶か、というところで抹茶。

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この時期ならではの菱花びら。
お裏さんの初釜に登場するお菓子。京都では、ひとつあたり420円から1700円くらいまで。
白味噌が高価なので、そういう値段になるのだそうだ。

二服目はお白湯。大徳寺納豆を一粒つまんだ。
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花びら餅なので茶碗も本茶碗を出す。

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デジキャメでも携帯レンズでも、本当の色が出ないのが惜しい。
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by coppoumon | 2013-01-12 18:05 | Comments(4)
2013年 01月 09日

仕事初め

仕事初め、とはいうが、大阪での仕事の帰り、やがて45年にもなるであろうお付き合いの和菓子屋さんで、生菓子を求めた。
時間が遅いので、数えるほどにしか和菓子が残っていない。
日によっては、「今日は、もう、なんにもありませんねん」などと申し訳なさそうである。

雪平の侘助は白餡。金団の松の緑だったか、常世だったか、(御名を忘れてしまった)は黒の粒餡。
普段に食べる鶯餅、桜餅も絶品。何が絶品かというと、餡。

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写真は十三の永楽堂寿浩の御製。

大阪の和菓子は、京都のものと比べると、なんとなくふくよかな気がする。
道頓堀の福寿堂、堺筋の菊屋、今橋の鶴屋八幡、あ、菊屋は奈良というべきかもしれない。
どれをとっても、そう思う。

梅田から淀屋橋まで歩くことがある。北新地を抜けるとき、3店舗あった和菓子屋が2つ無くなっていることを思う。いなば播七のお店だけが健在。

近頃は、新地で飲んでも、菓子折りやすし折など、手土産にしないのかもしれない。

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by coppoumon | 2013-01-09 22:12 | 和菓子 | Comments(4)
2013年 01月 08日

茶筌

立春までに新しい茶筅を、と求めてケースから出して、驚いた。
茶筅とは、このような形をしていたのだ。

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使い古した茶筅にも驚いた。こちらは形容を遠慮しておく。といいつつ、人が神様の愛無しに晩節を迎えたら、このように成るであろうか・・・といったたぐいの、閻魔様も裸足で逃げ出したくなるような惨状である。
うっかりと、人前にだされしまへんね。ほんま。

それでも古い方はハサミで切って形を整えて柑橘をすりおろしたときに使う道具になるのがご愛嬌。
ま、古い茶筅の行く先はだいたいそんなもんだそうです。

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写真は、紅葉手立鶴茶碗。

奈良町への道すがら、茶筅を何種類も並べた道具屋さんを思い出した。
今年は、奈良にも出かけてみようと思う。
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by coppoumon | 2013-01-08 21:58 | Comments(2)
2013年 01月 01日

2013年 元旦

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歳末になると、玄関にお花を活けに来て下さった花屋さんは、先年、廃業されたようで、生協に花器を持っていって、活けてもらって、そっと持って帰る。
今年は、李朝の算盤壺をもって、車で15分ほどの、以前住んだ生協まで行くつもりだった。

生協の花屋さんも、去年の花器に、今年は何を組み合わせようかと、楽しみにしておられたそうだ。

あ、あの花瓶はですね。引越しの時に、住んでいた記念に差し上げたのです。で、今年は李朝を持って来るつもりで家をでてから忘れたことに気づきまして・・じゃあ、もう一つデンマークの花瓶があるので、それに入れます。

そんな会話をした。

母娘3代で年末花屋さんを開いて、活けてくださるのは、娘さんらしい。染色画家なのだそうで、個展の案内も頂き、京都まで足を運んだことがある。

今年は色が控えめ。ピンクのカサブランカ、千両、白玉椿。

お祝いをしないし、どこにも出かけない、おとなう客もなく静かなものだ。

寒い正月になってしまったが、日が差す午後の2時間ほどを、裏庭の掃除をし、落ち葉を袋詰めにした。
そのあとの一服は、新蕎麦薯預と濃茶用の碾茶。

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by coppoumon | 2013-01-01 20:51 | 住まう | Comments(2)
2013年 01月 01日

2012年は黄白だった

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もう2週間ほどで喪が開ける。服喪は365日だっただろうか。350日にしてはいけないのだろうか、などと、どうでも良いことを考えた。

喪中だからお祝いをしない。お祝いはしないが、お節は作る。
しかし、赤い色のないお節は確かに華やぎがない。

白味噌仕立ての雑煮も焼いた丸餅、大根、蓬麸、結び昆布。しかし、大根の下に金時にんじんを忍ばせた。

形ばかりのお節である。

あすは、人参のポタージュとステーキにしよう、とおもう。

モナカの写真を撮るために、デジキャメを使ったら、皮が思うような色にならない。
フィルムカメラを出した。
開放でモナカを眺めると、なかなか良い・・ん・・・レンズが絞れない。

50ミリも、100ミリもどちらも瞳孔が開いたままではないか。
足かけ2年放置したから無理もないのだろう。

新年は、レンズの手入れから始まる。

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今年の大晦日は寒い。日が少し長くなったと感じるが、これから本格的な冬が来るのだ。
寒菊も風に震えている。
数が少ないから余計に寒々しいのだろうか。花の少ない時期だ。来年はたくさん植えてみたらどうだろう。
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by coppoumon | 2013-01-01 19:35 | Comments(2)