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2013年 09月 30日

9月30日

昼間は30度近くまで気温が上がるが、さすがに夜は秋の気配が濃厚である。

紅玉を2キロ買った。いつもは11月から12月にかけてりんごジャムを作るのだが、今年は目ざとく見つけてきた。

手頃な栗も見つけたので、渋皮をつけたまま水煮にしておこうとおもう。瓶入りの、フランス物のクリの蒸し煮も売っていたので、あれでも良い。

秋の夜長にジャムなどを作れば良いのだが、夜は何もしない、と決めている。
近所の友人は、夜は間接照明にするのだそうだ。

我が家はそんな家ではないし。と試しにやってみた。

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なるほど、歌の下手だったユージローのモノマネなのか、エコーを聞かせたマイクに乗せて、
大橋節夫の「秋の夜は更けて すだく虫の音に  疲れた心癒す 我が家の窓辺 静かにほのぼのと 幸せはここに」
と昭和のクラブ歌手のおじさんたちがよく歌っていた。

そんな暗闇が現れた。

夕飯の後、しばらく静養を楽しむ。寝るには早いから、何もせず、じっと音のしない世界をまさぐるように耳の感度を上げる。

冷蔵庫のやつめ・・

ほかには何も音がしないようで、外では猫が喧嘩をしていたり、タヌキが揉めていたり・・と結構虫の声ばかりではない。

明日から10月。

10月と11月は苦手な季節だ。何事も無く過ぎて行きますように。
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by coppoumon | 2013-09-30 23:00 | Comments(2)
2013年 09月 27日

90歳の手料理

夕方、「お兄ちゃん」と声がする。
出ると母より一歳年上のおばちゃんが顔をクシャクシャにして佇んでおられる。

焚いてきましたで。

ちょっと、大豆が柔らかかったかなあ。失敗かなあ。でも、美味しいから、食べてみて。

そう言って「ひと折」包をくださった。

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先日、ナスを頂いたので、この干し海老と茄子を炊くと美味しいよ、と差し上げた長崎の橘湾の干し海老を、あ、これは、うちの畑の大豆と炊いたら美味しい。炊いたら、お兄ちゃん、持ってきますわ。あんた、大豆、食べなはるか?

それはもう。喜んで。

ほな、上手に炊くから、また持って行きますわ。

数日前にそういう話をしたのだった。


大豆が、この近くの畑で取れたものだ、と聞くと、嬉しい。
この大豆で、近くの水を使って豆腐をつくるとどんなに美味しい豆腐ができるだろう・・と思った。
昨年、近所の豆腐屋さんが廃業してしまった。

井戸も40メートルの深さを掘ったものだったのに、老齢化だと、店を閉める時が来たんです、ということだった。

あ、豆腐の話ではない。

初めて、商売屋ではない、この近くの方の拵えた海老豆を賞味した。
なんとも言えぬ、美味しさ。

おばちゃんはもうすぐ90歳。

おそらくずっと、受け継がれてきた味なのだろう、と思う。

それを、心いくまで頂けるのだから、ありがたくも、勿体ない話である。

少しだけ濃口醤油がしんみり勝っている。

しっかり覚えて、再現してみたい。
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by coppoumon | 2013-09-27 21:05 | 常の日の惣菜 | Comments(4)
2013年 09月 21日

ピクルス・梅干

夏みかんを苦手だった。
長火鉢の前で母と妹が夏みかんを美味しそうに食べているのを、絶句しそうだった5歳の頃。
酸いものがダメなのは生まれつきなのかもしれない。

自分が拵えた酸っぱいものは食べることが出来る、というより、食べざるを得ないので、作る。

シャンピニオンがカゴ単位で売られていた。まさか、という値段。
ピクルスにすると、嵩が減って瓶の中で泳ぐので、人参、南瓜もついでにピクルスにした。

湯どうしする時間がそれぞれに違い、どれが何秒とは言えないが、人参が初め、そこに南瓜を加える。
沸騰したら、ひとつ深呼吸をして引き上げる。
シャンピニオンは沸騰と同時に上げる。

ピクルス液はいつも作りおく。

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おいしい、と思う。数ヶ月日持ちするが、賞味期限はわからない。食べきってしまうからだ。

苦手の一つに梅干がある。
美味しいと思うことは稀で、半分位で嫌気が差す。

初めて自家製を作ったら、美味しい。もう、瓶の中に半分しかないので、門外不出・・といっても、今の家には門が無い。

今は、長火鉢もないだろう。
これは、両親の新婚当時、指物師が旅館にやってきたので、家にあるケヤキ材で作ってもらったのだといい、不要になってからは押し入れの中に陣取っていた。
そうだ、指物師に手間賃を払う段になって、余録の仕事だから、手間賃より達磨焼酎を一本・・と言われた・・と父が笑っていた。
達磨焼酎って?と聞き返すと、「ん?度数が一番高い焼酎」と返事が来た。
舐めてごらん・・というので唇を出したが、とても味見のできる代物ではなかった。こんなものを、何を好き好んで・・と子供心に思ったことだった。

私は、長火鉢が好きだ。
「いやさ、お富。久しぶりだなあ・・・」というセリフに長火鉢の向こうのお富が仰天する。

いつ、こんなセリフを覚えたのだろう。

浄瑠璃新内節の「明烏」も好きである。
おむつの取れない妹をどこかに預けて、母に連れられて見に行った芝居の中で見たのか。聴いたのか。

今でも酸っぱいもの、長火鉢、切られの与三郎、三味線の音が循環して頭の中をめぐるようだ。
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by coppoumon | 2013-09-21 22:35 | 常の日の惣菜 | Comments(8)
2013年 09月 19日

初めのメロディーの記憶

甲府のオルガン仲間は、朝日と共に起き、月が昇ると就寝、という生活をしていた。
羨ましかったが、状況がそれを許さなかった私の生活も、今では少しだけそれにあやかろうと、11時に就寝、5時半ごろに目を覚まし、6時には起きている。

近ごろ、JOBBでフランス語を聞いていたので、チューニングをそのままにしておいたら、意外な発見があった。

一度だけ、その曲名を聞いたのだが、ギター曲ということで、ソルだったか、カルカッシだったか忘れてしまったその曲が、オルゴールの音楽として、放送開始直前に聞くことができるのだ。

ほんの小さかった頃、早朝、真っ暗な中を、オルゴールの音が聞こえてきた。

「ああ、5時だ」

起きて、幼稚園に行くまでの時間の長かったこと。

ほとんど年齢と同じくらいこの曲に付き合ってきたはずなのに、感慨はなんにもない。曲がイ長調と気づいたのはいつなのだろう。

今でも、目覚ましとしてイ長調の響きを懐かしく聞く。

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コツコツと机に向かうような勉強を強いられるピアノ。今朝も、その足元を光が照らして行く。

この家は、アレゴリカルで、いいなあ。
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by coppoumon | 2013-09-19 23:10 | Comments(0)
2013年 09月 17日

26万人に避難勧告

一晩中、雨風の音が、ラジオの音を打ち消すように叩きつけるので、ご近所もずっと起きていた・・と朝になって伺った。

京都府は特別警報が出た。
京田辺市はそれを市民に知らせるのを忘れていた・・と法令違反に問われている。

なんの被害もなかったが、京都府が出した避難勧告は、いったい何だったのだろう。

たくさんの人がどこにどのように移動せよ、というのだろうか。
御所解放、迎賓館開放、廃校になった校舎もすべて開放してくれたら良い。

戦時中に干拓した巨椋池を、蘇らせましょう・・・天然の調整池を埋めてしまっては水の行き場がない。

鴨川がやばいよ・・知らせてくれた友人がいた。

お昼になると、枚方大橋のあたりは、出現した「平潟」を見ようと、大変な人出だったそうで、友人が横を通りかかったら、これでも2mほど水かさが下がったのだ・・と教えてくれたのだそうだ。

明日は一三夜。

鳴門金時を一寸サイズに切って三温糖で煮て蜜を絡めて、お供えを作った。

おやつは「淀の月」

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夕方、ご近所の農家のおばさんの声がして出ていくと、もぎたてのナスとピーマンを手土産にくださった。
夜は、きれいな月が出たのだが、たぬきの親子が散歩に出ているのに出会った。

ワッ! うちに、来んといてや・・・
草引きしたその上に限って、脱糞していくので、この間から、タヌキが来ているなと思っていたら、やっぱりお前かあ・・と睨んでやった。

親と子はそれぞれ別々の方向に逃げ、さて、子だぬきはどうするだろう、と思ったら、ちょこちょこと親だぬきの去ったあとを追いかけていった。
ちょっと、狎れすぎなタヌキ。

月夜の晩だけに可笑しい。
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by coppoumon | 2013-09-17 08:23 | Comments(2)
2013年 09月 17日

台風一過 2013・9・17

一過ではなくて、9月になってもう三過。

激しく雨が降り始める少し前、午前中だったが、隣地の椋の木に、ムクドリが押し寄せて、「レストラン椋」は団体で大変な賑わいだった。

「人と鳥は群れて格を落とす」

すごいなあ・・と見ていたら、食べ尽くしたのか、けたたましく飛び去ってしまった。黒雲に、長居は無用、と判断したのだろう。そのあとの豪雨にムクドリの機を逃さない本能に感心する。
私は鷹揚がすぎる。関西弁で、どんくさ・・というヤツ。


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京都で求めた、もぎたてのナスと干し海老を焚いた。
茄子紺の色は、もっと見事だった。
色を食べるのではなく、美味しさを食べるので、茄子の色は残らない。
もっと黒くなることもある。

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冷めても、温め直しても良い。
お客様だと、冷凍したえんどう豆を色よくゆでてちらしてもよいが、見栄えが良いだけで、うるさいかもしれないものの、目先が変わって、良いのかもしれない。

えんどうをちらした、茄子の丸煮に、白瓜と薄揚げの軽く焼いて刻んだ酢の物、じゅんさいとチシャと小さな焼き麩の赤だし。
そこに、対馬からアジの開きでも送ってこないかなあ。そうなると、立派な食事だ。


現実は台風のさなか。
薄味の茄子にはたっぷりしょうがを載せないと、強くなった雨足が、さらに水臭さを増すような気がした。
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by coppoumon | 2013-09-17 08:05 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2013年 09月 15日

八瀬の初秋

瑠璃光院は中村外二の作品というので、足繁く訪れた。が、文化財保護の観点から、この先の公開予定はないという。
元は料亭だったこの建物の手前にある庫裏として使用されている建物も中村外二に依るものなのだろうか、と思いつつその意匠を眺める。

体調が戻りかけて、前からの約束だった八瀬の散策。
駅を降り、橋を渡って御蔭山に入り村里を歩いてまた叡山電車に乗って出町柳に戻ってくる。
90分ほどの散策だが、パワースポットと言われる山だけあって清々しい気分になる。

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御蔭神社に人の気配は無く、お社は静寂そのもの。

タマゴダケでもお目にかからないかなあ・・と思うと、触ってはいけない、見てもいけないようなキノコに出会う。

こんにちはシロタマゴテングダケ。
猛毒だけあって孤高な存在。

社を出ると、葛の花、イタドリの白い雄花、曼珠沙華が咲いて、稲刈りが始まっていた。

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by coppoumon | 2013-09-15 09:52 | 京都 | Comments(4)
2013年 09月 13日

9月13日は金曜日 2013

13日金曜日,今日は休養日。デンドロビュームが返り咲きしている。

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昨日は夜になって編曲をした。今日は後半と、仕上げ。


隣地100坪が3分割されて、一番条件の悪そうな場所に、まずは家が建った。売れたのかもしれない。
横で新しい工事が始まる気配だ。
私の目論見では、建てた家が売れず、資金繰り悪化で倒産、残りは空き地のまま放置・・我が家は見下ろされた場所に位置するので、こういう良くないことを発想しては打ち消す。

工事現場がそうさせるのか、近ごろ部屋の床がザラつく。
3日に一回でよかった掃除機が、毎日でもかけないと落ち着かない。


昨日、出かけたついでに買い物をした。

鳴門金時、淡路の玉ねぎ、マッシュルームを大盛りひとかご、巨峰、ヨーグルト、牛肉、靴、カレンダー、乾電池、ウエットティッシュ・・

一番時間がかかったのは靴。

雨の日専用の靴が必要だった。短ブーツに良いのがあったのでそれにきめたのだが、「これを履いて秋の旅行に出かけましょう・・」というコーナーの靴を履いたら、ぴったりとフィットしたものだから、迷いに迷った。

見栄えをとるか、履き心地か。

その時履いていたイタリアのスエードの靴は、履き心地が地獄だった。
足で地獄を踏んづけて歩くのだから子気味よい、と思えはするが、地獄に足を取られかけている、と言えないこともない。

見栄えか履き心地か・・ピタッとくる靴なんてめったにあるものではない。
結局、「秋の旅行に」の靴をえらんだ。

短ブーツが気になったらまた来たらよいのだ。

2足買いたかったが、もう、とても荷物が持てないので諦める。


今日はマッシュルームと、人参とカボチャでピクルスを作る。
拭き掃除もやらねば、と思いつつ、やったつもりで終了。
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by coppoumon | 2013-09-13 09:51 | Comments(0)
2013年 09月 08日

玉ねぎのスープ

固定資産税は私が払うよ・・と電話口で、のんびりした口調で妹が言う。
「あ、そう」と返してから、そうか、土地や家を持たなければ余計な税金を払わないで良いのだ・・・・・

お年を召した先生方や仲間たちが、しきりに楽器や楽譜を処分する・・などと行って寄越す。
よほどの銘器で無い限り、楽器はかさばるだけだし、音楽学が進んだ今では、古い楽譜はノスタルジーでしかない。しかし捨てがたいだろうなあ。

どうだっていいやん、そんなこと、と思いつつ、自分も手持ちのものをもっとふさわしい人のところに行ってくれ・・と手放して身を軽くしている。

人生の残量が少なくなってきたいま、時間を浪費することが、自分の人生を、生きながらにして手放しているのではないか、とも思う。

で、はいはい、と町内会の、御用聞きをしていて働きすぎたのか、夏バテの酷いのが回ってきた。
虫刺されとおもったら、帯状疱疹の、ごくごく軽いのだ、と医師はいう。
くたびれ果てていたのだ。

処方された薬は干菓子のように大きかった。

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お茶の先生なら、数々を頂戴します・・と押しいただくのであろうか・・と不真面目な笑いがこみ上げてくる。
あ、あかんあかん。叱られる。


本茶碗を出した。

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和歌山の農家の特別栽培と書かれた小さめの玉ねぎが西武に出ている。
それを10~20個買うと、ぽったり含め煮にしてスープにする。

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鶏がらでスープを引く・・と良いのだが、やらない。
昆布を5センチまでの角切りを3、4枚。
梅干の種2個。
コンソメキューブを四分の一個、これは隠し味。

水を適当にいれ、必要な数だけ玉ねぎを入れて煮る。

塩分が物足りないくらいの塩加減をする。

これをベースに、食べる時になって、塩コショウ、パセリのみじん切り、時にヴァージンオイルをたらす。

玉ねぎだけを取り出して味噌汁の実に。

ソーセージを加えたスープ。

トマトピューレで仕立てる。

このくらい作ってたべていると玉ねぎもスープも無くなる。
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by coppoumon | 2013-09-08 23:35 | 常の日の惣菜 | Comments(4)
2013年 09月 07日

9月の作業 2013

いつもなら、9月はいちじくのジャムを作ることからはじめる。

8月は酷暑だった。それでも12日ほど休養日に当ててはいたのだが、後半は休みなしで、そこに、さまざまな仕事、懸案が押せ押せになった。

その間に、いちじくのジャムを丁寧に作ったのだ。前倒し。

その次は通し番号で言えば「G」 語呂合わせのようだがgrapeのジャム。

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ピオーネ1、8キロ。 三温糖230g、ソーテルヌ目分量。

仕上がった味については今更ながらであるが、見事。 お向かいにおすそわけ。
あら熱が取れた時、冷蔵庫で一日置いたとき、数日後、それぞれに味が変化する。
味が良いのは材料が良いからで、腕と無関係なようだ。


いつまでたってもあら熱がとれないので、ティータイム。

今日は何から何まで豪華。

自由が丘のモンサンクレールでムッシュ・ウロタンが手に入れてくれたジャルダンルージュ

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こちらは牧師夫人より村木治一郎のバームクーヘン

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ジャルダンジュールはお願いして、そこまで行ってもらったハーブティ、
バームクーヘンは厚さ8センチ。卵の黄身のたっぷりした感じ、しっとりとした感じが、鶏卵素麺を思わせる。
24層の一枚一枚を見ながらフォークを運ぶ。


こんな日があっていいのだ。

実のところ、疲れから、体の抵抗力が落ちてしまい内科医を訪ねた。
そんな日の3時は、うんと豪華でよい。

村木治一郎のバームクーヘンは、浜松市。
浜松市の駅前には「まるたや」というケーキ屋があって、身内の家に行くと、帰りにいくつも買って帰った。
特にレアチーズのケーキが美味しかった。これは初めて食べたのは35年前の話で、まだ当時はチーズケーキが珍しかった頃だった。

村木氏もまるたや育ちなのだろうか・・などと勝手な想像をする。
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by coppoumon | 2013-09-07 23:22 | ジャム | Comments(2)