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2014年 08月 31日

高台寺 園徳院にて

「ねね」のお方が、晩年をすごしたとされる園徳院の書院も、しつらえが、幽霊だった。
書院は10畳の部屋が二つ。
これはお寺なのでこういう間取りでよいのだろうけれど、武家屋敷だと、この広さは、刀を振り回せるので、危なくて仕方がないだろうなあ、とおもう。
ただし、天井を低くして、居住性を高めてある。刀も振り上げにくいだろう。

床の間には美しい絵が、掛けてあった。

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おお、黙雷和尚様の墨蹟。  毒石 錦包 か。

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きらびやかな衣装は、地獄絵であった。

幽霊にせよ、化け物にせよ、供養をするのが寺の勤めなのだそうだ。
それはそうだろうなあ、幸せな化け物とは聞かないし地獄絵をまとうからには相当な人物なのだろう。
これから先の幸せを願うのは当然の行いなのかもしれない。

8月一杯は飾られるのだそうだ。

ここの茶室は三畳台目。
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by coppoumon | 2014-08-31 21:26 | 京都 | Comments(0)
2014年 08月 31日

軸先

再び、軸先を作家の方に焼いていただけることになり、出来上がりを受け取りに出向いた。

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茶掛けの大きさなので、八分五厘というサイズを指定して焼いていただいた。
以前に雲鶴を作っていただいたが、今回は故あって桃。

周りには、蝶で、印を押してくださった。
古来の日本人の感覚として、蝶は故人をしのぶよすが、故人の魂になぞらえる。
小さいものなので、名前を入れることができなくて・・・ということで、こちらこそ、細かな作業を、ありがとうございました、とお礼を述べた。


一対の注文であったが、二対の中から選んでください、ということで、ここにアップしたのは、選ばなかった方、
つまり、残ったほうである。
なぜ、選ばなかったか・・・それは、見れば見るほど、モモのゆるキャラに見えてきたからです。
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by coppoumon | 2014-08-31 20:56 | 京都 | Comments(2)
2014年 08月 30日

8月末の高台寺

京都のお寺の夏は、不思議と幽霊が多い。

高台寺にいくと、31日限りで幽霊の供養をなさっておられる。
地獄絵、極楽絵、妖怪戯画、百鬼夜行図、丸山応挙の掛け軸。
いろんな部屋に出されたそれらは撮影禁止だが、ちょうちんにまでさまざまなお化けがいて、むしろ、それらを楽しんだ。

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鬼瓦亭で、蔭だしのお茶のお振る舞いがある、というので与ることにした。
鬼瓦亭は普段、非公開。名のとおり、壁には「一入」とも「三入」作とも言われる鬼瓦が飾ってある。
屋根には現在、レプリカを取り付けてあるのだそうだ。

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天心・・すごいなあ、九州の酒の銘柄がこんなところに・・いや、違う。丸い心、そのもののことなんだ。
私が書家であれば・・到底ありえないことだけど・・崩しにくずして、心太と書いておくだろう。

あれ? バカな妄想をしていて、天目台に乗った天目茶碗と、松壽軒の葛焼きを撮り忘れている。



にじり口から入り貴人口を開けてくださった。
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連日、雨が降ったので、緑が美しい。
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by coppoumon | 2014-08-30 23:59 | 京都 | Comments(4)
2014年 08月 25日

2014年 8月のジャムづくり

ソルダムの後、8月になって太陽というプラムが出た。
これを2キロ求めて、400グラムの三温糖で煮た。
そるだむは酸味が強かったが、プラムはなんとなく懐かしい香りがする。
子どもの頃に食べたのゼリービーンズの香料に似たかおりだ。

その後「えんざんのもも」というのを山梨から送っていただいた。
立派な桃だが、長く楽しむつもりでジャムにした。
これも2キロ、入れるブランディがなく、赤ワインとシナモンスティックを入れた。

出来上がりは栗のペーストのような色合いで、いまいち、桃のイメージはない。
グラニュー糖だと、良い色だったはずなのだが、必ず三温糖と決めているので、これでよい。
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テーブルスプーンに4杯すくって、上からブルガリアンヨーグルトを少しだけ掛ける。
これはうまい。
しかし、桃そのものは、味が強いのか、私にはくどいようにおもう。

そのあと、城陽市のイチジクが出回るようになったので、ワイン煮を作った。残りもわずか。
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今後は、イチジクでジャムを作るかもしれないし、べりーAの種無しを見つけてぶどうジャムを作るだろう、とおもう。
栗で渋川煮をたくさんつくり、その後に紅玉が来て、今年も終わる。
毎年、同じ頃に同じことができる幸せ。これに尽きる幸せは他にない。
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by coppoumon | 2014-08-25 23:03 | ジャム | Comments(2)
2014年 08月 25日

河瀬で

河瀬は彦根のひとつ手前の駅だった。だったというのは、南彦根という駅ができたからであるが、18歳になったころ南川瀬という駅前に従兄一家が住んでいて、訪ねたことがあったので、駅名を覚えていた。

今回はヴォーリズ関連の説明会で出たのだが、往時の面影は何も思い出せず、駅の西側の、旧日夏村を訪ねた。

朝鮮人街道沿いにその村役場の建物はあった。外側は改修を終えてあり、耐震補強の見学の後、中にあるカフェで一服した。

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一回り上の、この従兄は彦根市民会館で働いていたが、やがて福岡に移り、父の葬儀のあと挨拶をしたのが、それが最後の別れだった。
河瀬駅をおりると、いきなり葬儀会場があるので、いきおいそんなことを思い出した。

日夏村のなかを朝鮮人街道がまっすぐに伸びている。
朝鮮通信史たちに随行した對馬藩の藩主や家臣たちがこの街道を歩いたことを重ね合わせてイメージしてみる。

午後からは豊郷小学校を見学して近江鉄道に乗った。
初めてかもしれない、とおもったが、永源寺に一度出かけているので、二度目だ。

乗車前から降り始めた雨は、大気が不安定なこともあり、雷雨に変わった。
暴風雨で、走る電車の中も水が流れる。
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落雷があり、信号機がダウンしてしまった。
二両編成、32人の乗客と運転手、ワンマンカーなのだ。
長時間待って、高宮駅から差し回しのタクシーで彦根へ出たときには6時半を回っており薄暗い。

さらに日が短くなって、やがて秋になることを思う。

先週も出先で大雨になった。
最近、本当に天気が読みにくい。


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by coppoumon | 2014-08-25 10:36 | 行った | Comments(4)
2014年 08月 24日

復活学園・北小松学舎という名前だったはず

今年の夏も北小松へ行った。

建てられたのは80年ちょっと前で、電気、水道を引かず、自然の暮らしを体験できる施設としてのキャンプ場だったそうだ。

今は、電気水道、簡易水洗トイレに変わってきている。

このブログで何度か出ているのでなじみがあるが、なんとも捨てがたい魅力のある建物群である。

メインハウスと7つのコテージ。

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テラスの小屋組み。
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裏に回ると厨房。
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暖炉のあるコテージ
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一番遠いコテージ
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管理棟のキーパーたちの寝室のベッド。
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簡素な建物ながら、居心地の良さがなんともいえず好ましい。
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by coppoumon | 2014-08-24 23:48 | ヴォーリズ | Comments(0)
2014年 08月 24日

日夏町村役場・産業組合合同庁舎と豊郷小学校

河瀬にある旧村の会館が耐震改修中で工事中で、現場公開説明会が行われるというので、出かけた。

屋根と壁の改修はすでに終えられているものの、役場の部分はこれから内装を復元するまえに、カスガイや、壁を追加して、その骨組みを見せていた。

棟札に施工した棟梁の名が残っている。ご近所さんだ。近郊の大工が、大工の勉強にみな、ヴォーリズ事務所に弟子入りしたというエピソードを裏付けるようで、ほほえましい。

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駅に戻り、せっかくなので豊郷に足を伸ばす。
まず、みたかった旧図書館。

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次に校舎の階段

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講堂の玄関ホール

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2,7メートル幅、100メートルの廊下。
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by coppoumon | 2014-08-24 19:23 | ヴォーリズ | Comments(0)
2014年 08月 21日

破天荒

1年を過ぎただろうか、あるとき樹医の方が来られて、お薄をお出しした。
抹茶は「城の寿」という銘の濃茶だった。
スケールの大きなゲリラ雨の降った日だった。
空気の湿った匂いは嗅覚を敏感にさせる。

濃茶の香りで、ふと、その日の大気の不安定さを思い出した。

濃茶を求めたのは久しぶり。
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茶碗は2代目森岡嘉祥。お菓子は浪川菓舗。

いつものお薄とは違う香りを楽しみつつ、去年の夏から、今年の夏までの心のありようを見つめる。

10代の終わりに関西に来て知己を得た古い友人が、無遠慮にいう。

あんな、親が死ぬ頃って、人生どツボや。
そんなときは、最小限の改築、旅行、買い物に留めるねんで。
でないと、更に、どツボにはまるで。

あはは、やったな・・・経験者。と、私。

以って、他山の石やでえ、と友人は言う。

ありがとう。



数日後、京都に出かけた。久々に叡山電車に乗って八瀬まで出かけてみたくなった。
体力もついてきて、少しなら遠くまで出たいと思うようにもなってきて、気力が充実し始めたのだと、感じた。

大文字の日だった。

昼過ぎに帰れば、京都市内で大勢の人出に遭遇することもないだろう。

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御蔭神社は人影もなく、相変わらずそこだけが明るく輝いている。
蓮花寺に向かって歩き、寺に入ると「まあ、おひさしぶりでございます」と声を掛けられた。
そうだ、前にもみじを楽しんで、その数日後、外科手術で入院したのだった。

雨が降り始めた。だんだん激しくなり、30分もすると池の水がにごり始めた。
雷が鳴り、光り、稲妻がはしり、劈くような音とともに落雷もあった。
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もう、止むだろう、雨も上がるだろう、と、茶室に入ってお茶を楽しんでいたら、更に雨脚が強くなり、
雛たちが親鳥を呼ぶ切実な叫びが聞こえてくる。

部屋はますます暗く、お軸も読めないほどになり、川を挟んだ山肌から、小さな滝がいく筋も流れ始めた。
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雨の日の日本庭園は美しい。
雨の音、川の音、鳥の声、かみなり。
神様からの慰めの音楽としてそれらを聴く。

玄関に回ると澤溜りが出現して、澤は川のように水が下手に移動していた。



寺の外に出て、川の水位の異常さに気づいた。
叡山電車は不通。
バスで市内に出て、京阪に乗り自宅に戻った。寺にいたとき184ミリの雨だったという。



体内ラジオが高野喜久雄を歌う。

「ごらん くちなしの実を ごらん
熟しても 口をひらかぬ くちなしの実だ」
と ある日の 父のことば
父の祈り
くちなしの実よ
くちなしの実のように
待ちこがれつつ
ひたすらに こがれ生きよと父はいう
今も どこかで父がいう


この日、さらに100ミリの雨が京都の街に降った。
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by coppoumon | 2014-08-21 21:37 | 京都 | Comments(0)
2014年 08月 19日

象嵌蕨手御本茶碗

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by coppoumon | 2014-08-19 23:10
2014年 08月 19日

2014年8月中旬・銀餡を冬瓜に

とうがんを母は調理したことがなかった。

とうがんって、どないして焚くんや?
時々、二の句を継げない母の言動であった。
若くて美しい頃なら、それは可愛げかもしれない。
そこから、一番遠いところまで来て、そんなこというか・・とそんなことを思い出した。
母の、鬼籍からのお出ましは、お盆ならではのことかもしれない。

とうがんを楽しむことにする。

難しいのは銀餡だろうとおもう。
だしの引き方とか、葛の中に忍ばせる塩分の感覚は、教えようにも教えられないものなのだそうだ。

とうがんは、四分の一のサイズを買った。4センチ角というか、一寸角、つまり、一口で食べられるサイズに切り、皮を薄く剥いて、十文字を入れる。

軽く塩を振って揉み、10分下ゆでをする。

出汁を4カップとる。多目でよい。私は昆布だけでとるが、昆布には塩分があることを頭に入れておく。

出汁4カップ。
酒大匙1杯くらい。

みりん、薄口、食塩はそれぞれ小さじ1杯。

出汁を沸騰させて酒をいれ、下処理済みのとうがんをいれ落し蓋をする。
私はそのときに、塩、醤油、みりんを入れてしまう。

弱火でとうがんがやわらかくなるまで煮て、水溶きの葛を加える。
葛が透明になったら出来上がり。おろししょうがを天盛りする。

あつあつでも、冷蔵庫で冷たくしても、おいしい。

出汁4カップ、酒、みりん、薄口、食塩を合わせたものに、葛を引いたのが銀餡である。

濃い口醤油を多めに入れるとべっ甲餡と呼ばれる。これはまた別のものに思う。

とうがん、四分の一は37円だったことを記しておく。これで、夜、翌朝、翌晩、と楽しんだ。


おはなちゃん、銀餡をつくりんさいや。
冷やし茶碗蒸しにちょっと掛けても豪華じゃあ。
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by coppoumon | 2014-08-19 18:16 | 常の日の惣菜 | Comments(2)