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2015年 09月 30日

週末2015-9,19

ルーヴル展があと幾日かで盛況のうちに終了しようとしている今ごろになって、でかける時間ができた。
東山三条近くのタバコ屋に、当日券あります、と出ている。
そこで買ったのだが、対応するおっちゃんの素っ気ないこと、無愛想さ、不興気な態度に、何ぞ悪意でも有るのか・・と尋ねたくなった。
今回のルーヴルは、テーマが世俗画なので、このタバコ屋の老人の横柄さも、結構、絵になるなあ、と感心もした。だいいち、人柄がわかりやすくて良い。

ルーヴルは出品が86点だっただろうか。どれもが印象深かったが、「アムルを売る女」と「占い師」に強い印象を持った。
「アムル」では、女主人のところに、生きた天使を3羽、2羽はかごの中に、1羽は売人の若い女の左手に。天使は買われるのだろうか。
「占い」は、ふんぞり返った女客の手相をよむ女占い師、その隙に占い師とグルになった老婆が女客のスカートから財布の紐を引っ張り出している。その背後で、若い男が女占い師の鶏を盗み出して、満面の笑みを浮かべている。

80数点、秀逸な絵が厳選されていた。

三条から四条までを歩いて下り、更に下って小さな喫茶店へ。
東京に行くと、レトロな昭和をおもわせる喫茶店を探すが、京都では町家の喫茶店をすきである。

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上の画像は喫茶店の中庭。



本来は、高台寺園徳院で、お茶のつもりであったが、座敷での呈茶で、人が多くて落ち着かない。

庭だけを拝見。お茶は別の場所で、となったのだ。

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さて、この日の最後に、ギャラリーになる予定の町家で、武田俊彦氏の個展を拝見した。
そこは、京都に行くと、必ずといって良いほど前を通る都度、なんだろう、このおうちは?と不思議だった建物でもある。

4畳半の壁一杯に、高飛び込みの女性、雨ざらしの石膏、割れたガラスの金つぎ、修正テープを使った図像。

恵みの多い一日であった。
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by coppoumon | 2015-09-30 08:20 | 京都 | Comments(0)
2015年 09月 24日

苞(つと)

この時期、和菓子屋に、焼き栗、むべ、柿、イチョウの葉、紅葉などの細工を籠に入れられたものが置かれていて、いかにも山苞といった感じで、秋が少しずつ深くなることをおもう。

三木露風の「赤とんぼ」の、

十五で姉やは嫁に行き お里の便りも絶え果てた

という詞の里便りとは、このような苞であったかもしれない、などと私はおもう。

夏が終ったので、郷里に京都のものを送ろうと、買い集めをしているときに、郷里から海のものが送られてきた。

箱を開けてざっと取り出して、干物、冷凍の魚介、瓶詰め、お菓子と、その余りの多さに、それが何なのか、いちどには把握できないほどの量だった。

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同士討ちだね・・と電話で笑いあう。


国許に送るものを錦に買い物に出たついでに、知る人ぞ知る・・はずの喫茶店に行った。
出てくるコーヒーカップゆえに、ウインナコーヒーを注文する。

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雑然とした店内で出されるフランクロイド・ライトのデザインのカップは、旧帝国ホテルで使用されていたもの。
店は繁盛している。
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by coppoumon | 2015-09-24 15:11 | Comments(2)
2015年 09月 19日

初物の無花果とある日の晩ご飯

2014年の秋に無花果の日本種というのをホームセンターで見かけて、植えたら、春にひとつだけ結実して
食べごろになったので収穫した。
ひとつだから、置いておいたほうが良かったのだろうか。
ヒヨに狙われるのはシャクだったのだ。

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9月も中旬。
きゅうりは9月末まで露地物が出るという。それで、今年のきゅうりも食べ収め。

どこにも出かけなかった日の晩ご飯はささやか。

長崎産のかぼちゃのたいたん。
きゅうりと、静岡産の桜海老の二杯酢。
玉ねぎと人参、対馬産のあおさの味噌汁。
白ご飯に、イクラの醤油づけを載せたもの。
ほかに、塩昆布。


カボチャは出汁を使わないで水の中に三温糖少しと薄口を少し落として炊く。
イクラのしょうゆ漬けは、ワンパック如何ほどかで買ってきたイクラを日本酒で洗い、お猪口一杯の醤油と同量の日本酒に漬け込んだもの。


さて、無花果はどうしたものだろう。
生ハムを買って来て、一緒に食べよう・・とおもう。
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by coppoumon | 2015-09-19 20:52 | 常の日の惣菜 | Comments(0)
2015年 09月 18日

9月の作業 2015 ヴィンテージのママレード

毎年おもうことは、9月が年の初めのような気がする、ということ。
苦手な冬に向かうために、9月から、あれこれとやり過ごす手だてを考える。

この夏は過酷だった。
関係はないのだろうが、8月末に良い無花果が手に入ったので2キロをジャムにした。

今年に入って作ったママレードに火を入れて、仕立て直すことにした。

ジョン・クーパーという会社のジャム類を知ったのは20歳の頃だった。
ほんの少しを、当時は神戸のトアロードにあったドンクのビスキーユに載せてたべた。

クーパー社の、その中にヴィンテージ・ママレードというのがあって、どうして、そんなものを・・とおもいもつかなかったのだが、ママレードを拵えるようになって、存在に合点がいくようになった。

作って半年ほど経過したママレードをもう一度ホウロウなべに戻す。
砂糖を加え、スコッチをこれでもか・・・と、いれて、練り上げるように煮詰めて、冷ます。

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コンデジでは色が出ないけれど、もっとアンバーである。
至福につき、朝から、こういうものを食べて良いのだろうか・・とおもう。
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by coppoumon | 2015-09-18 19:38 | ジャム | Comments(2)
2015年 09月 09日

初萩

柳桜園で、「初昔」を求めた。
ここのは濃茶である。

初昔と名の付くものは、葉茶屋さんにいけば必ずといって良いくらいあるのだが、みごとな香り、味わいであり、お薄で楽しんでいる。

京都で和菓子を求めるのは、ここ、あそこ、と、決めている。

これは初萩。

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少し季節が進むと、「こぼれ萩」と、名前が変わる。御製は京都松原・松壽軒

麩の焼きに粒餡。

麩の焼きは、北野の大茶会で出された、と記録にあるが、どのようなものか判っていないのだそうだ。

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初昔で点てたお薄。


鍵の名のつく和菓子屋を八瀬の帰りにバスの中から見たことがある。
そのうち、鍵の名の和菓子屋めぐりをしてみたいなあ、などとおもう。
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by coppoumon | 2015-09-09 15:00 | 和菓子 | Comments(2)
2015年 09月 08日

初秋の蓮花寺界隈

蓮華寺に出かける。

郊外に出る・・と言う満足感に充たされる距離。
乗り物。風景。食べるもの。静けさ。
帰路は別のコースで、いちばん降りたい場所に30分あれば到着する。

そういう好ましい場所なのだ。

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苔の中に銀杏が落ちている。
コンデジなので、こういうときに画像が出ないが、なにか特別のものであるかのように、銀杏を眺め、秋を知る。


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ホトトギスがわずかに残っているだけで、都忘れもとうに、花を終えていた。

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苔の中を歩く。
しゃがみこんでみると、大きな尻尾のような苔である。
夏の暑さの中を、よくもこんなに立派な苔に育ったものだと、感動するほど深い緑を見せてくれる。

茶室で頂戴するお茶は、香りが上品。

手水鉢の向こうに秋海棠を認めた。

秋海棠は、江戸の中期以降に大陸から伝わったのだそうだ。
草津の本陣に、秋海棠が描かれていたが、そうすると、あの絵は、いちばん珍しい植物を描いた、ということになる。



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蓮華寺の庭の光は、きらきらと輝いた夏から、すこし和みのある光に変化していた。
これから、少しずつ冬の準備だ・・と大きく息を吸って寺を辞した。
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by coppoumon | 2015-09-08 23:05 | 京都 | Comments(0)
2015年 09月 02日

筒茶碗

木村展之氏の作品を中心に揃えている友人が居て、友人と言うより、そのお連れ合いが収集しているのであるが、まとまってみるとけっこうな見応えになる。

あとは上手に使いこなせるかどうか・・と意地の悪いことをわたしが言う。

わたしも何かの折にお相伴して展之氏の作品をてにいれた。

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父上の盛伸氏とは作風も違うはずだし、ご本人も違うものを・・とおもっておられるようだが、品のよさは隠せない。

退屈な冬の楽しみが、こうやって増えていく。
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by coppoumon | 2015-09-02 14:48 | Comments(2)