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2009年 04月 10日

對州伊羅保

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しまもの、というのは、対馬の、という意味である。

1743年に和館で焼かれた最後の荷物が対馬に届く。
それから約50年たって対馬島内で窯が開かれたという記録がある。
50年の間に試し焼きや、技術の継承の努力があった痕跡は発見されているが、
しまもの、とあるからには、和館のものとは区別がされていたのだろうか。

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数百年の間、よほど大事にされていたのか、殿様の蔵にしまわれたまま明治が終わってしまったのか、
使用感のない、まだ、新しい感じさえする。
茶人は、数百年前のものに、古色がないことをいぶかしがる、と、昔に聞いた話であった。

大正、昭和のはじめに殿様が手放した茶碗類は年代、作者別に整理されて長い年月眠っていたというので、その時のものなのだろうか。

そうすると、仙屈という銘のように、これからも使われないままま眠りにつくのだろうか。
箱書きは重々斎宗匠。

デリケートなニュアンスをもった茶碗である。
高台の中の細工の見事さ。
釉薬を少し外した土見せの部分のある釉のかかり具合。
つややかさ。
軽さ。
大きさ。

携帯レンズではなくて、時間のある時に、ゆっくりと、カメラで撮ってみようとおもう。

by coppoumon | 2009-04-10 11:48 | 郷里 | Comments(0)


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