2009年 07月 02日
フウランが咲いた。 咲いた、というと、手塩にかけて育てているようだが、そうではない。 買った動機も、隣の生協で、数年前の夕方、あまりものだけど、2本花芽がついているからと、350円で引き取らされて来たのだ。 毎年花を咲かせてくれて、我が家のヴェランダと相性が良いのか放置したままで枯れもせず水もやらず、洗濯機からの排水で生きている。 フウランは香りが高く、早朝、良いにおいだなあ、どこだろう、と、発生源を探したくなるような強さがある。 半夏生の匂いもどことなくフウランに似ているが、鼻を近づけて匂いのあることに気づく。 どちらとも、なんとなく、くちなしの匂いに似ていないこともない。 郷里の同級生が、半夏生は挿し木で簡単に着くよ、と教えてくれた。 自生しているところもあると。 そうだ。 子供のころ、少し白くなった葉っぱを見ては、鳥たちの糞の仕業に違いないと、近づこうとしなかったあの植物だったようだ。
by coppoumon
| 2009-07-02 07:51
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