2005年 10月 02日
JR高槻駅北口を出ると、本来の西国街道がある。 駅前の、嫌でも目立つ天満宮の大鳥居を右に行けば京都へ、左に行けば西宮。 今回は右へ曲がって京都方面にむかう。 実は鳥居を右へ曲がったとたん、そこは古曾部なのだ。そして5分も歩くと古曾部と別所という地名の変わる辻があり、小さな祠と一緒に元治二年・1865年再建の、この石碑がたっている。 能因法師稜・・おもわず「石のうえにも300年」などと気の利かないフレーズがついて出る。 この石碑と対面するかのように田んぼの広がる山手に、塚が見えたのかもしれない。 能因法師の別名は古曾部入道。 これが能因法師の塚である。以前は田んぼの中にぽつんとあったのが、近くまで人家が押し寄せて、田んぼはこの塚の北側が埋められ駐車場になってしまって、見るも無残である。 後拾遺集で「わがやどの 梢の夏になるときは 生駒の山ぞ 見えずなりぬる」と詠まれた生駒山の見えるポイントを探してみたが、かなり難しい。 やっと向うに生駒が望める場所を見出した。日吉神社の近くである。 高台を駅に向かって下りる。 そういえば20代の頃ここに奥田君が住んでいて周りは田んぼで、ぽつんと明かりがついた一軒家に、夜たずねたことがあったっけ、と見覚えのある坂を徘徊してみたが、なんとまあ、どのお宅も新建ちで、皆さん奥田姓で、誰にも会わなかったので、探すのをあきらめた。 突拍子もなく、昔の記憶がでてくるものだ。
by coppoumon
| 2005-10-02 22:23
| 摂津、茨木、高槻
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