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のんびりいこうよ

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2010年 12月 10日

クリスマスの頃

クリスマスの頃_e0036151_22191664.jpg


今年はアドヴェントの第2週がオルガン当番になった。

この日のミサで読まれる聖書の箇所からは、いろんな曲を引き出せる。

楽譜を用意して、譜読みしておいたものは、

「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」 J,S バッハ、 マルセル・デュプレ、 マックス・レーガー

「エッサイの根より」  聖歌集を元に、即興演奏。

「来たれ異教徒の救い主よ」 J,S バッハ、 ブクステフーデ、 ツアハウ、

「羊は草を食み」 バッハのカンタータをアレンジしたもの、3種類。


「来たれ異教徒の救い主よ」は、トリニティから数えて28週目に弾くことになっているが、読まれる聖書の箇所から、アドヴェントの第二週でも弾ける。


実際にこの日に弾いたのは、

前奏・デュプレ「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」

聖体拝領のあいだ「エッサイの根より」による即興、バッハ「来たれ異教徒の救い主よ」

後奏・kauffmann「いざともに喜べ・愛するキリスト者たちよ」

「いざともに喜べ・愛するキリスト者たちよ」はバッハ、BWV734にもあり、たえず手を入れておかないと、私はすぐには弾けない。

一昔まえ、これをさらっていたら、見よう見まねでオルガンをお弾きになる方が、「私でもひけるわっ!」と声をお立てになった。
「かうふまん」を、今、変換しようとして「買う不満」と出たので、そのことを思い出した。
不満ではなくて、不興を買ってしまったのだろう。

礼拝音楽は神様への「捧げ物」なのだから、礼拝中に自分以外のものが何を捧げ物として弾いていようと不本意な関心はないし、たとえ賛美歌がめちゃくちゃであっても、それが自分の生徒さんであっても口出しをしない私としては、練習中にそういう合いの手が入ることが可笑しかった。

しかし、二分の二拍子でとる賛美歌が四分の四拍子になっていたり、夏にクリスマスの曲が弾かれたり、平和の握手で「楽しき農夫」やフランス組曲の「ブーレ」が私の目の前で弾かれて度胆を抜かれたことはある。
それも、どこにでもある話で、オルガン仲間が集まると、よく聞くことだ。


この日は、午後から、大阪近辺ばかりではなく、岡山や新潟からの友人たちと、7人で、カメラの撮影に繰り出した。

充実した一日だった。

by coppoumon | 2010-12-10 22:53 | Comments(0)


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