2012年 12月 12日
お茶の先生と、京都に出かけた。 昨日、甲賀の友人宅へお招きがあって参りましたのね。照葉やイソギクが活けてありまして、其処に別の友人が、木ササゲを、とても珍しいからと、お持ちくださってね。ササゲのように実が入っているから、お茶会の後、庭に植えてみますって話になったの。 南禅寺の塔頭を左手に見ながら野村美術館へ行く途中で、その話を伺っていた。正的院の飛び石の意匠を面白いですね、と、私の言葉に頷かれて、 あら、これよ。この木が、いま、お話したばかりの木ササゲだわ。あら、こんなふうに大きな木なのね。とおっしゃった。 美術館の名碗をとっくりと拝見して、立席ではあるがお茶を頂いた。 帰り際に茶席の軸を拝見。 瓢叩・・・空也空也 一瓢一筅 書は月譚 暮れから立春にかけて京の町を歩いた茶筅売りの軸であった。 瓢箪を打ちながら茶筅売りが商いをしている・・・・一つひょうたんを叩けば、一つ茶筅が売れていく。 こういう内容が不昧の子息月譚の字で書いてあった。小さな、茶筅を売る男の姿絵が添えてあったが、ちょっと日にちが経ってしまい、書いたのが誰だったか忘れた。とほほ。 このお軸を拝見できたことが今日一番の収穫でしたね・・と帰路につく。 お茶の先生と別れて京都三条へ。 骨董屋の店先に、対馬の御本茶碗が出ている。 先程まで楽しんだ茶碗の世界が、ここでもう一度反復されて、良い一日だった。 茶筅を年末に買い求める京の風物詩。 さて、我が家も茶筅を新しいものに替えなければ。到底お茶を楽しむという姿から程遠いものになってしまった。
by coppoumon
| 2012-12-12 08:42
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