のんびりいこうよ

coppoumon.exblog.jp
ブログトップ
2013年 12月 29日

年の瀬 2013  対州御本茶碗

お茶碗を一つ、差し上げることになった。

どれを選ぶか・・というより、差し上げるであろうお茶碗をいくつか選びだしてお別れのつもりでお薄を点てた。

e0036151_113476.jpg
e0036151_1132056.jpg
e0036151_1133411.jpg


1720年には閉じられた窯。

明治以前に、このお茶碗を手にしてお茶を味わった人たち全てに会ってみたい気になった。
茶碗の内側には30ほどの御本。外側には70ほどの御本。

大振りで、控えめな、いかにも武家好みの茶碗。


2013年は、どのような年だっただろう。

自治会の仕事を引き受けて、後半、バッテリーが上がっていたのかもしれない。
9月には生まれて初めて帯状疱疹になった。
11月にはおおきな手術だった。

同級生たちの親御さんの訃報も多かった。また、同級生の訃報もあった。
こうして人生の時間というものを考えさせられる。

茶碗は私の手から離れて、どこまで生きてくれるだろう。
収まるところに収まるというから、あまり心配はしていない。

よそ様に差し上げるつもりの茶碗。
実際には茶碗の方から見限られたとしたら・・・それは嫌だなあ、と瞬時に思う。
もっと、茶碗と友情を培っておくべきだった。

お別れなら「與福」と命名しようか。そんなことは軽々しくしないほうがよいか・・

これが、茶碗ではなくて、1720年代のヴァイオリンだったら・・賞味期限ギリギリだなあ。

e0036151_11221774.jpg


追記

差し上げるはずの方と、お話をしていて、特に李朝とか対馬の焼き物にこだわっていないことを知った。
それで、作家もので、河野章氏の斑唐津茶碗を差し上げた。釉薬の流れ、石はぜなど、さりげなく見所のある茶碗だが、写真は無い。

河野章氏も鬼籍に入られた。


[PR]

by coppoumon | 2013-12-29 11:21 | Comments(0)


<< 年の瀬 その2 2013 対州白茶碗      クリスマス2013 >>