2016年 08月 22日
京都市立美術館で、コレクション展「京都・美の系譜」が開催されていて、23日までというので、出かけた。 買い上げられた、日本画の村山春菜さんの作品も展示されているというのを、観る目的もあった。 出品は104点。すべて、見ごたえのあるものばかりで、堪能した。 その前に、建物向かいの国立近代美術館に入った。 建物のいたるところに、トイレの入り口や、受付にまでもマネキンがさりげなく展示され、デパートのウインドウなどで、なじみのある顔にも出会った。これらは京都で作られた、とある。 ユージン・スミス氏のフォト「水俣」シリーズ。 堂本印象、三輪晃勢たちが活躍した頃の日本画。 これらは、内容が深すぎて、私には伝えるだけの才能が、無いよう・・無い。 三階の展示は撮影、メモ禁止。 四階展示物とボーダーレスなものが多いが、こここそが「アンフォルメルと日本の美術」 中学、高校生時代に観ていた芸術新潮の作品が、本物で、対峙できる良い時間だった。 岡本太郎氏が、自身のコピーをマネキンで作る工程、対面、着衣させて並んだ様子・・・これも雑誌で見ていたが、 あらためて、その時代を懐かしく思った・・というより、つい昨日のことのようであった。 展示の内容に負けないくらい、外も熱い。 ロビーから南側を見ている。 ここでしばらく休憩。 予測はしていたが、冷房で冷え切ったからだを、向かいの市立美術館へ渡る横断歩道の熱風で、瞬間に温めることが体験できる。 電子レンジに入れられたような恐怖感は、まだない。 単に酷暑である。
by coppoumon
| 2016-08-22 09:27
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