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のんびりいこうよ

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2016年 09月 12日

秋の日のヴィオロンの音もなく

昨日、ヴォランティア団体であろう主催の美味しいもの紹介で、でてきたお茶碗はこれまでに手にしたもので、一番インパクトが強かった。

中を覗き込むと、リアス式海岸風で、船酔いしそうになった。と言うと大げさだが,茶溜まりが見えてくると、磯遊びを思い出す。
土は信楽のようで、ざらっとしていた。銘を「いそぎんちゃく」とする。
まあいいか。

お茶は家で普段使いしているものと、同じところのものだった。香りが良かった。

10時の休憩に、お薄を点てる。


秋の日のヴィオロンの音もなく_e0036151_11562975.jpg
お菓子はありあわせの羊羹巻きである。名はない、と店主は無造作に答える。買うほうも、良い名前など思いつかない。

美味しいか?ときかれたら、悪くない・・というだろう。可もなく不可もなく。

お皿は、織部で松の葉で、と指定して見合いに焼いてもらった。
松葉は3~5本を呉須で、といい忘れていたら鉄絵で7本も描いてあった。お任せだから、それでいい。

今度、菓子を置いたときに、下を一列に横切っていく一隊のちいさな蟻たち・・・こういうお題で、作ってもらおうかなあ、などと、馬鹿なことを考えた。

こうもりが飛ぶ、カステーラを載せる皿がある。
中国の史話に疎いので、皿の絵の主題が何か、私には分からない。

秋の日のヴィオロンの音もなく_e0036151_12093693.jpg



茶碗は各務周海氏作、天目茶碗。


by coppoumon | 2016-09-12 12:16 | Comments(4)
Commented by yasukon20 at 2016-09-14 21:31
優雅な秋の一日じゃね~~。
足もとにも及ばんわ!
お薄 私も・・と思っただけで誰かさんにきっと笑われるわ!( ゚Д゚)
Commented by coppoumon at 2016-09-14 21:40
優雅なこともありゃあせんの。
あまりにも、グロテスクな茶碗がでてきたけえ、口直しじじゃわい・・おもうて、点てたんよね。
抹茶は鉄分が摂れるけん、お裏さんじゃあ、表じゃあと、こだわらんと、点てんさいや。
お針子暮らしばっかりしちゃあいけんのんじゃけえ。
Commented by yasukon20 at 2016-09-16 06:47
お針子の先生にもお点前してもらったりするんよ♪
お二人を見習って優雅な残りの人生(笑)送りたいもんじゃわ。
鉄分ね~~忘れんようにせんにゃいけん!!
Commented by coppoumon at 2016-09-16 09:02
優雅なことは、な~んもありゃあせん。住んだ環境をおもしろがっちょるだけなんじゃけえ。
毎日、わけのわからん自分自身のお守りをするのは、たいくつせんのんじゃあけん。
お点前の~。
あいさつは、こぶしを握って、親指を下に立ててぎゅっと、しんさいや、いわれたけんど、どの流派じゃろ。
茶せんがありゃせんでも、孫の手で攪拌できそうな、手つきが自慢じゃのお。
恥ずかしながら、茶碗からオーヴァーブローしちょるんよ。
やってみんさいや。


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