2017年 02月 12日
日曜日に誕生日が来ることには、それほど強い記憶があるわけではない。 10日深夜から降り始めた雪も11日朝には止み、寒気だけを置き去りにしていった。 日曜日のあさ、裏庭に回ると、ひょこっと、ジョウビタキのメスが顔を出した。胸毛をふくらませて、まん丸だ。 梅や椿にりんごを差しながら、ああ、ジョウビタキがりんごを食べるのを見たことは無いなあ・・それでは、と、 畑を掘り返してから部屋に戻ろうとした。 ジョウビタキに背を向けるようにシャベルで掘り返していると、ジョウビタキは降りてきて端のほうで獲物を捕らえている。 畝からそっと離れて、斜面の草取りを始めると、今度は近くに寄ってきて、手元を見ている。 2メートルも無い距離だ。 場所を変えるとまた近くに来ている。 ストーカーや、いわれるで・・と声をかけたが逃げる気配も無い。 部屋に戻りたいのと、しばらくえさ拾いに付き合ってやりたいのとで、この寒さに辛抱できる間は、庭に居て、土を掘り返してやるはめになってしまった。 今日のような冷えのきつい日に戸外で働く人たちの辛さを思う。 行き先は船宿でもあった元料亭鍵屋。 催事があるときのいつものメニュだが、くらわんか舟で売られたごんぼ汁が、くらわんか茶碗で供される。 うどんは細めんだが、コシがある。 京都は同じように細めんでありながら、コシが無い。大阪のけつねうろんでおますな・・と、お出汁までとっくりとあじわう。悔しいくらい美味い。 ごんぼ汁は、ごぼう、カシワ、薄揚げ、おから・・でニンジンが入っていなかった。 いやさ~ここはどこじゃと・・とはじまる淀川三十石舟舟唄の二番にここは枚方・鍵屋の浦よ、やれさよいよいよ・・・という句が出てくる。 のんびりした民謡である。一番は、淀辺りの風景、三番は天満の八軒屋。 このうたは、川くだりだけではなく、綱で舟を曳いて川を上がる唄もあるそうだが、上がりの方は、私は聴く機会がまだ無い。 帰り道、本屋さんに寄る。 この本屋さんは、わたしにとって、パラダイスである。 大きすぎて、洋書など、どこにどんな本があるのか、まだ、理解できていない。 良い日曜だった。めでたし。
by coppoumon
| 2017-02-12 11:04
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Comments(2)
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yasukon20 at 2017-02-15 20:46
遅くなったけどお誕生日おめでとうございます。
みんなでお祝いするには日曜日がいいかもね~。 お誕生日のお祝いのお昼じゃったん? 美味しいそうじゃね♪ うどん 最近大好きになったんよ。わけは分からんけど(笑) お好み焼きでもそば入りより うどん入りを注文するんよ。 きゃ~~この本屋さん 行ってみたいわ!!!! 古本屋さん❓・・じゃないよね。 こういう場所に身を置いてみたいね~~羨ましい誕生日の日曜日だったんじゃね。 改めておめでとうございます。
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coppoumon at 2017-02-15 20:57
有難うございます。
もう、いくつになったやら、ようわからんのじゃけえ。 船宿はすぐ近くにあるんよ。 持ち主が、市に寄贈しんさったけん、観光名所になっちょるんよ。 本屋は新刊ばっかりで、古本は無いようにおもうけんど、買う気がないものも、 ゆっくり立ち読みができるけん、長逗留覚悟で、きんさいや。 |
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