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2017年 06月 22日

キリシタン文 大皿

バッハを弾く時、敬虔なクリスチャンだったバッハは数霊術の大家でもあった、ということを念頭に入れて、分析を進める。
たとえば、「詩篇 第100編」という曲は、バスの音が100から成るし、「旧い年は去りゆき」は12小節に音符が365入っている。


この古伊万里の大皿は、わがやのものは染付けであるが、別々の時期に色絵のものを2点、見たことがあり、2枚ともにキリシタン皿と書いてあった。

なぜ、キリシタン皿なのか、口伝でそう伝わったのか、暗に約束事が決められているのか。

キリシタン文 大皿_e0036151_23105847.jpg
色絵の皿は中央が白椿だった。

当時の日本には薔薇が無く、椿に置き換えてマリヤを表わすのだそうだ。

丸は完全を表わし、完全数は3、とされ、ここでは三位一体であり、丸の外側をカモフラージュされた十字架を持った12弟子が取り囲んでいる。

キリシタン文 大皿_e0036151_23110951.jpg
皿を裏側から見る。

12ではなく、11である。

バッハのオルガン小曲集にも、11小節、その倍数で書かれた曲がある。その不完全な数というのは、不完全ゆえにこの世を表わす、といわれる。

中央の字は窯元だろうか。ハンコ屋さんなら判読してもらえるのだろうか。

染付けを描いたのは誰なのだろう。注文で書いたのか、内容を熟知して描いたのか。
それとも、文様に仮託して拝んだのであろうか。

まったく判らない。








by coppoumon | 2017-06-22 23:38 | 絵いろいろ | Comments(0)


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