2017年 09月 03日
ピアニストたちが、骨折は弾きながら治す、と言っていたことが、身をもって理解できるようになってきた。 元来左利きで、右手は不器用だったが、左手に追い回されるように走り回っていた。 退院直後、力の入らない左を、弱弱しくゆっくり弾くと、右も追従するので、右手までがダウンするような有様だった。 これまでは左手のやることを右手に教えていて、今では、右手が出来たことを左手に教えなおす。 右手の苦手部分に向き合って訓練する。それを左手に教えると、左手はいとも簡単にこなす。 やはり左利きだと苦笑いする。 ゆっくりさらう良い機会だからと、ラフマニノフやチャイコフスキーのコンチェルトをリハビリに使った。 そういうことを繰り返していたら、ある日から手の不便を余り感じずに弾けるようになっていた。 それで、モーツアルトのコンチェルトを8番から若い順に27番までさらい、バッハを系統立ててさらい、他の無理なく弾けそうなものから譜読みを始めて1年が過ぎた。 主治医の先生に、半年くらい経過した時「(演奏は)どうですか?」と聞かれて、中学生程度です、とこたえたことがあったが、まだ伸びしろがありそうだ。 ピアノの演奏は、短距離走の状態で、長距離を走るようなものだけれど、まだ、長時間ぶっ続けに弾くことはしない。 70年代から80年代終わりに楽しみで集めたフランス現代の作曲家たちの作品のうち、子供向けのものが、一時期、日本版で入手できていた事を知ったので、楽譜を集めた。 5冊で152曲あった。私の所有する楽譜とはほとんど曲がダブらなかった。 それらの作品から、逆に日本の色を見ることができる。 二巡目に入り、また新しい発見があるだろうと思う。
by coppoumon
| 2017-09-03 10:32
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Comments(2)
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apercevoir at 2017-09-03 13:03
短いようで、長ごうて
長いようで、短こうて、、 しんどい時にはよう分からん時の流れがあるように思うんじゃけど よう辛抱して、こように、ようけ、さろうたねえ。 えらいえらい。ほんまに尊敬するんよ。 「足にとげのささった踊り子」と「3匹の小猫はすやすや眠る」 を聴かせて欲しい思うんよ。 知らん曲名じゃけど、どような色のメロディじゃろうね。
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coppoumon at 2017-09-03 14:20
おはなちゃん、いつ、神様が手をお取り上げになるかもう、ようわからん年齢がくるけんねえ。
いつまでも、毎日同じ調子で居りたいもんじゃあおもうちょる。 足にとげの・・は五拍子の曲じゃあ。ワルツを踊ろうにもイテテっ!と入るようじゃあ、気の毒に。 3匹の子猫は、夢のような曲じゃ。 どちらも1970年ごろの作曲じゃねえ。 ようしっちょるねえ。 |
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