2006年 05月 01日
光線の加減で少し日が西に傾くのを待って訪れた刺抜き地蔵。 トゲはそんなにも抜けないものだろうか。それにそんなにもささくれ立った環境だったのだろうか。 雑巾をもった手に、非情にもトゲが、という経験なら子供の頃の掃除当番で良くある光景だった。 境内は人気がなく、おばあさんが一人、地面を掃いたり、お接待のお番茶の湯飲みを洗ったりしている。抜けたトゲなんて、どこにも落ちていない。 奥にトイレがあるようだが、本当にきれいに清掃が行き届いていて気持ちが良い。 本堂左手の大きな笠松は見事である。 そうだ、人間関係にうんざりしたときは、ここに来るのが良いかもしれない。 特に宗教系のある種の人々のトゲを何とかしてもらうためには、ここで貰ったオフダを十字架に張るとか、ご祈祷をお願いするのが、手っ取り早いかもしれないなあ。 お礼にバラの花でもお供えして・・・などと、とり止めの無い事を考えながらシャッターを切った。 春の日の西日が柔らかな影を落としている。
by coppoumon
| 2006-05-01 20:52
| 京都
|
Comments(4)
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でじかめ
at 2006-05-02 01:27
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巣鴨にもとげぬき地蔵がありますが(高巖寺)、旧中仙道沿いと言う事もあってか今でもとても賑わってますが、コンクリートの造りになってて、最も嫌なタイプのお寺です。それでも、近郷近在からお婆さんお爺さんが来るわ来るわ!この人たちどこが悪いんだろう?って思うくらいです^^; やっぱりひっそりとしたお寺が趣があって好きですね!
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coppoumon at 2006-05-02 06:55
でじかめさん。
巣鴨はプリズンしかしりませんでしたが、テレヴィであの辺りの商店街を映し出しているのを見ると、お年寄りのパラダイスのようですね。 テレヴィでは刺抜き地蔵そのものは映してくれませんでした。 街に若者が集まるように、年寄りが群れを成す風景もあるのですね。 京都でも、四条小橋を下がったお漬物やさんに、たくさんの人が歩いていきます。お寺があったのかなあ、などと勘違いしそうですよ。
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ykzanshou
at 2006-05-02 15:42
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昨秋、巣鴨の刺抜き地蔵へ行き、予ねて聞いていましたが人出の多いのに驚きました。もっと驚いたことは、3階建ての大きなうなぎ屋があり店は超満員で、食べ出したら大きな鰻で値段もやや高い、良く見るとどうやら八目うなぎ。皆さんはビールを飲んで声高に談笑していました。
この上元気をつけてどうなるんだと。同類ながら心配になりました。
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coppoumon at 2006-05-03 09:26
zanshou様
都会にはウナギ専門店があり、さまざまなメニューがあって、驚いてしまいました。 郷里では、ウナギは「下魚」と格付けされて夕飯に出たことはありませんでした。伯父が面白がって獲ってきた物を、串を打って裂いて蒲焼にしてくれたことが高校生の夏に2度ありました。 白焼きにしてわさび醤油で食べるとおいしいことも知りました。 いま、錦の市場で天然ウナギが5000円です。 八目ウナギは養殖していないんでしょう。まだ、食べた事はありません。 |
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