2008年 01月 18日
店の看板を見るのを好きである。 その店が、どういうお店であろうとそれは二の次で、看板を見てインパクトが強いほど好きだ。 ぎょっとするのが、ドラッグ・ストア。 何、売ってますねん。 ドラッグの店。 ドラッグって、売ったらあきまへんやん。犯罪でっせ。 そんな、大々的に看板を上げたら警察が、逆に全く気づかないか。 京都東大路にGoutezという店があり、食べ物屋だとは分るが、ケーキの店だろうと近づくと、フランス料理の店だった。美味しさを、味わってください、という意味で選んだであろうが、グーテはフランス人が子どもに与えるおやつのこと。 小説でもたまに子供達はめいめいにグーテを貰って・・・などと出てくる。 海の幸の美味しいある地方都市に出かけた人から、良いフランス料理の店に入った、と教えてもらった。 オーナーは有名ホテルや、レストランで修行したという方だと。 写真にはレストランであろう建物に、なにやら横文字が書いてあった。 Au milien de la vie あらら、そぎゃんですか。 な~して、そげな名前にしたとか真意のよくわからんですたい。 milienは中央、真ん中、中間、という意味。 レストラン「真ん中、人生」、多分、人生真っ只中、という意気軒昂な解釈で宜しいのだろうか。 la vie au milien・・・と並び替えてみても一緒だ。 milien は、もっとも目に付くところ、つまり、真ん中。 俗語では、警察が一番目をつけていなくてはならない場所のことで、これはどろぼう、とか犯罪者を意味する。 どう転んでもレストランのようで看板は「泥棒稼業」だ。 それでもいいから行ってみたいな。 レストラン「泥棒だけが人生さ」。 いかにも人生を達観していらっしゃる。 ぼったくられるのだろうか。 物盗りは多いが、盗られるものの中で、生きていこうとするエネルギーを奪われるのは一番イヤだなあ。
by coppoumon
| 2008-01-18 21:21
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