2009年 02月 28日
百万遍の角にすずらん食堂があった。42年も前の記憶なので、食堂の名を覚えていなかったのだが、近くに下宿していた友人との話で彼が覚えていたすずらん食堂。 イタリア大使館の斜め前にすずらん食堂の紺色の暖簾がかかっていた。 ここに移転してまた食堂をやっておられるのか、まったく別の店なのか、そのうち、飯でも喰いに行こうよ、と、そんな話だったのが、今日、前を通ったら更地になっていた。 ついに記憶の中だけになってしまったすずらん食堂。 記憶の中だけになってしまいたくない建物がすぐ近くにあった。 なんとそれは、ヴォーリズの設計したお風呂と外便所。 半分壊されて半分は廃墟のままに残っている。 この建物に葺かれた天然スレートはどうなるんだろう、駒井博士の家の温室の屋根のスレートとおなじだから、不要なら、今のうちに確保しておいたらよいのになあ、壊す前に実測図を作成してくれたら良いのになあ、などと一人で気をもんでいる。
by coppoumon
| 2009-02-28 23:07
| ヴォーリズ
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Comments(2)
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apercevoir at 2009-03-04 17:32
まあ!
これに続いていた大方の住居部分はどんなんじゃったんじゃろうねえ。 その大方を壊してしもうて、なんでこれだけを残したんじゃろう。。。 天然スレートも実測図も。。。 気になることがいっぱいあるねえ。 そして、おはなの気になることは。。。 そのすずらん食堂じゃあ。。。ええ名前じゃねえ。。 おはなも1っぺん行ってみたかった。
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coppoumon at 2009-03-05 22:20
おはなちゃん、住居部分は、それなりに手入れがしてあるから、あんきに、おれるんよ。
もとのままに、できるだけいじらないで補修して使うということに、いまごろ気づいとるんかもしれんね。 しかし、いずれは取り払われてしまうんじゃろうね。 |
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