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2009年 03月 15日

葬送

30年来の知人が召され、通夜、葬送の一連の演奏を引き受けた。

結婚式や葬送式の演奏は、他の教会、同じキリスト教でも他の宗派、他宗教に対しての矜持ゆえに、みっともないことはできない。

演奏会同様、偶発的なミスが起こることはあっても、準備や技術不足からボロボロになるような演奏は強く戒められる。

知人はクラシックの熱狂的な大ファンで、結婚前のデイトは演奏会場、名曲喫茶といった、対話のいらないところばかりで、と奥さまは苦笑いをされておられた。

それで、通夜の献花の時に、ピアノでショパンのプレリュードからホ短調、ロ短調、ハ短調を弾き、次にベートーヴェンのピアノソナタの31番変イ長調の第三楽章を弾いた。

プレリュードのホ短調、ロ短調はショパン自身の葬儀の際にオルガンで弾かれた。私の楽譜棚にリストがパイプオルガン用に編曲したものがあったが、教会には小さなアップライトピアノがあるので、敢えて、オリジナルを弾くことにして、次のベートーベンのソナタとの間には、ハ短調のプレリュードをはさむことにした。

200人くらいの方が来られ、入り口のドアを閉めることができない状態で、外の冷えた空気が入ってくる。
予報では大荒れになるはずの天気も、傘がいらないことは幸いだった。



後で、ブラームスがお好きだったと伺った。渋い。

包んでも、包んでもあふれ出る想い・・というのを主人が好きで。と奥さまはおっしゃる。

包む。

これについては、また書いてみたいと思う。

by coppoumon | 2009-03-15 19:07 | 考えた | Comments(0)


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