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2006年 08月 14日 ( 1 )


2006年 08月 14日

残照

私が対馬を出て、帰らなかったことで、失ったものも大きい。

引き換えに何か得たものはあるのか、と自問するまでもなく手に入れた自由が大きかったから
対馬に帰らなかったのだ。

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この古い絵葉書は、厳原の港に入ったときに一層目立った立亀の巨岩である。
写真は多分江戸期の様子を残しているのではないか。
いまでは全く想像がつかないが、桟橋という名前が残るように、ここから桟橋が延びた時期があったのかもしれない。

江戸中期以降この岩の裏に焼き物のための窯が作られ、藩の御用のものが焼かれ、民に払い下げられた。
記録では何度かの光芒があった。民の要請があったとき、通信使が入るので、石垣は見目の良いように積み、定期的に川ざらえをするようにと、条件を出している。

手許に一つ白磁のお茶碗と、皿の陶片があり、今回、作家の方にお願いして、陶片から皿のイメージを復元してもらった。
安南風にしてもらったのは私の趣味で、オリジナルではない。

福の字体は能く臨書してくださって、扇の骨の模様もそのまま写してくださった。
製作が非常に難しかった、と言われた。サイズは三寸。11個しか取れなかったそうだ。

e0036151_2315954.jpg


盛り付けられたものを食べ終えると、福の字が出てくる楽しさ。
お城で使われたものは、それなりの格を持って製作されたと言うことがわかって良い勉強になった。

by coppoumon | 2006-08-14 23:12 | 郷里 | Comments(2)