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カテゴリ:京都( 279 )


2019年 10月 08日

秋の散策・八瀬・蓮華寺

この10年、京都といえば山奥の八瀬から東大路を帰路にするコースで散策する。
銀閣から、白川伊織町まで疎水沿いに歩いてみたいと思いながら、そうして小松屋で食事をしたいとまでおもいつつ、機会がない。

訪れた蓮華寺はいつも清しい。
幸いなことに人の気配が少なく、大変静かであったので立ち去りがたかったが、時間に追われた。
すでに見慣れたオオシッポゴケ、ハナカイドウ、一本だけ咲いたシュウメイギク、ベニテングダケなどを、発見して喜ぶ。

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フィルムカメラなら、この空間の気を捉えられるのかも知れない。
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もっと色鮮やかだったのだが、きのこは見るだけ。近寄らない、匂いも嗅がない。

静かな流れである。いつもよりすこし水量があるかもしれない。
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大雨の日はこの山肌が滝のようになった。別の日は土鳩がいた。色々な蜻蛉がやってきた。青大将が這った。
これから紅葉の季節。こんなに落ち着いて庭を眺めることは出来ないだろう。
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だれひとりいない広間を去りがたい。
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つぎにおとづれるのは年末かな。


by coppoumon | 2019-10-08 23:27 | 京都 | Comments(0)
2019年 09月 17日

京土産

今年は栗が不作なのだろうか。
9月6日をすぎたら、新栗のお菓子が顔を出すのに、まだない。

八百屋の店頭にも栗が並ばない。

京都の和菓子屋は、大手でデパートにいけば手に入るものが大半ではあるが、そういうものはいつでも入手できるので、買わない。

鍵善の「おひもさん」これもいつでも買えますしなあ・・

時期的に、栗蒸羊羹の時期だ。なければとりどり最中でも詰めてもらおう。

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尋ねた甘泉堂はこの画像の通り。
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 ほな、なにがおますのえ?
たしか麦焦がしの打ち物がおましたな。
そやけど、打ち菓子なら大好きなお店ありますのんえ。そっち行っておねがいしてみまひょ。

と、うさんくさい京都弁で、独り言をいいつつしばらく歩き、よく通ったお店の暖簾をくぐる。


まあ、お久しぶりでございます。 はい、氷室以外なら、ご用意できます。

こう言って、お茶を出してくださった。

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 長いこと、お待たせしまして・・・

と、注文の三箱を受け取る。

画像は、黄な粉と州浜の間に挽いた大豆に和三本を混ぜたものを、小豆をはんぶんに切り芯にした打ち物。

おいしおす。












by coppoumon | 2019-09-17 15:37 | 京都 | Comments(0)
2019年 08月 04日

7月末の八瀬

八瀬がにぎわっていた頃を思い出すことがある。
就学前の子どもたちなら大喜びしそうな遊園があり、川にはいくつかのつり橋があり、屋台が並んでいた。
そのばしょが、会員制の保養型ホテルや、老人ホームに変わり、小料理屋が更地に、つり橋も撤去されて、静かで適当に人の気配がある。

二十歳の頃、八瀬遊園のお化け屋敷をたのしんで、比叡山のロープウエイで山頂まで行き琵琶湖に出たのが初めで、当時、比叡山ドライヴウエイ・バス転落事故で、肝を冷やしてからは、この界隈から遠ざかっていた。

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川原でバーベキューを楽しむ人々を今でも見かけ、ここだけは50年前と変わらずにぎわっているが、元女子大生とともに御蔭山で黙想をするために、この10年ほど、途切れることなく出かける。

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丁寧に検索すると、歴史的に深い地である。

それにしてもこの神社は、常に、光の柱がまっすぐに立ち上がっているように感じるから不思議だ。




by coppoumon | 2019-08-04 07:57 | 京都 | Comments(0)
2019年 07月 24日

祇園祭というので今熊野へ。

いま、京都の街を、それも私の大好きな東大路を歩くことに、拒絶感をもつ。
あの人並みのどこに日本人が混じっているだろう、と観光客をみて、これ、団体いわんやろ、群集やんか・・・ほん、かんにんどすな・・これがまた、とぎれしまへんにゃ!! きてもろておおきにな。
こうやって悪態をつく。

さすがに今熊野は、観光客、いてへんやろ・・と出かけると、あちこちの民家に暖簾が掛かって、民泊が盛ん。

今熊野にいったのは、ハモを食べるためである。

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この日食べたのは、鱧の落としと、お昼の定食。

ほかにもメニュがあるが、お昼のメニュは、私の好物が皆、出てくる。
好物だけで出来た定食と言い換えたほうがよいのか。

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なんどかこのブログに画像と文章をあげている。

近所が少しずつシャッター商店街になり始めてきた。
和菓子の音羽屋は休業とあったが、廃業されたようだ。
この商店街に3軒和菓子屋があった。

そのひとつ、一度も入っていないカステラの看板のある店を訪ねた。
生菓子が5種類ほどあった。
御名を想像できそうな菓子もあったが、ブラウンマッシュルームよりも、ホコリタケの形態をした丸いものを、
これはなんですか?と尋ねると、くりに羊羹がかけてある・・と面白くもなさそうに、美貌をもてあまし気味の姫君が答える。
すらすらと御名を出さないところを見ると、文学的な素養は少なめなのだろう。どこか悲しいが、私が悲しんでいる場合ではない。

再度、7月の梅雨も上がらぬこの時期、何で栗?と、遠まわしに、羊羹地でくるんであるのですね?と尋ねなおしたのだが、はい、という短すぎる返事。
会話をやめた。

全種類、買って食べてみたかったが、二つだけ買い求め、帰宅してお薄を点てる。

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箸のあとが付いているよ。

なかは和三盆で練られた栗きんとんだった。決して悪くはない。よい手と味覚を持った職人の技だと思う。
美しい姫に、値段の割りにお値打ちどすな、と褒めてやりたいくらいだ。

カステラ、買わなかった。夢のない店と思ったからだ。手土産に上等そうなワラビ餅をかおうとしたが止めた。

和菓子は食感をたのしむものだが、その形、名づけに、非常な抽象的な感覚が、面白いのだ。

そうして、ハモの店で買ってきた、海苔巻き、いなり、バッテラのセットで口直しをした。

しかし、文句垂れつつ、われながらよく食べるなあ。







by coppoumon | 2019-07-24 13:17 | 京都 | Comments(0)
2019年 06月 22日

10年見続けた半夏生

この形での呈茶はことしで終わりです。と、
お茶の先生から知らせがあった。

10年、ご奉仕をなさってこられたそうだ。

臨池亭で、お会いして、10年になるのか・・とこれまでの楽しかった、寺のさまざまな趣向を思い出した。
はじめの数年は、この玄関から出入りできた。ありえない・・と感動したものだった。

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朝鮮通信使の扁額、屏風、掛け軸、焼き物・・・色々と拝見した。稀有なことといえるが、昨今、展示されるものはなく、庭と、新作の襖絵を観る。

定点観測地点。

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いまはそれらにお目にかかることもない。

臨池亭へ。

南画が掛けてある。きのう、中国茶の呈茶だったそうで、そのまま掛けてあるのだそうだ。

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祇園さんが始まるので香合は塗り物の笛。

外の景色を眺めると、去年、敷き詰められていた杉苔は見る影もない。
拝観者は飛び石の上を歩くことを知らないのだろう。
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日照りのなかの半夏生。
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青サギが飛んできた。
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お寺はこれから大修理に入るらしい。

いつかまた、訪問できるかな。

わが身に人生の冬が訪れ、これまでの10年は、これからの10年ではない。
わたしがこの先、10年後、キャフェ、レストラン、パン屋、和菓子屋と、一筆書きのように、元気に歩き回って居る姿は、思い浮かばない。

スクワットでっせ・・・

祭りも堪能したし、行きたいところに行き、観たいものはありがたく拝観した。

そう考えつつ、寺の外にでる。
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ロケーションは祇園だが、歩いている人たちはみな外国人で、日本人が居ない。
目をつぶると中国語が、ハングルが聞こえる街だ。



by coppoumon | 2019-06-22 22:46 | 京都 | Comments(0)
2019年 06月 16日

入梅になる前に

最近、京都にいく回数が減った。
原因は、電車に乗るストレス、京都の街を闊歩する観光客の多さにある。

でかけるときは、ここなら観光客は居ないだろう、という場所と、路地から路地を渡り歩く。
そうして、こんな所で・・というようなコージースポットで、観光客に会う。
よく知ってるね。と呆れる。


高台寺にでかけた。
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本堂の裏の建物を取り壊して、発掘調査のためにシートがかかっていた場所は、伏見城の遺構から、幕末に消失したたてものを復元するためのものだ、とある。

修学旅行生たちも散見されるが、静かである。

誰も居ない茶席で一服。

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饅頭は、松壽軒の御製。
抹茶は奏の白か、静音だろうか。訊ねたらよかった。

おかけじは、「花意竹情」(かいちくじょう)

さて、まだ竹の林には踏み込んでいないぞ・・とお茶のあとで気づく。
そうだ、先に傘亭まで登っておりてから、この茶席に来れば竹を楽しんだ後のお茶になるのだった。
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竹情荘にも行っていないなあ。
次に京都に出かけるときは、鱧料理の店に寄って、東福寺を歩いて、竹情荘から稲荷へ抜けよう。
稲荷の、観光客の多さには、目をつぶろう。

帰りには、道明寺の和菓子と、豆腐屋と、お漬物屋に行ってこよう。
そこからバスに乗れば中書島までゆっくりと帰れる。

と、やはり観光客からなかなか離れることが出来ない。
中書島は外人観光客が、それほど多くない。

路地を抜けてたどり着いた高瀬川沿いの喫茶店で、コーヒーを楽しむ。
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ガラス窓の外に目をやる。

ここでは歩いているひとたちを景色として、見る。
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たまに人通りが途切れることがあるが、たくさんの人が通り過ぎてくれるほうが、絵になる。






by coppoumon | 2019-06-16 00:20 | 京都 | Comments(0)
2019年 05月 25日

京都土産

京都と東京のみやげ物、という記事と写真をみながら、微妙な文化の違いを楽しんだ。
大村しげさんも京都の善いもの、好みのものを記述されていたが、好きなものもあり、知らないものあった。

同級生たちは、柴漬けをいう。
ところが国許の老婦人で、柴漬けを苦手だ奈良漬がよいというのを、面白いとおもった。
早く言ってくださいよ、せっせと送ったのに。

5月から新漬け発売とかいた、店を訪ねる。そこでしか販売しないので、八瀬にはよく出かける。

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そして、ローレル賞を受賞したこの車両が入ってきたので、あわてて、乗り込んで市内へ引き返した。


三条大橋をわたりきったところに、「ふなはしや」という甘納豆とお煎餅の店がある。おせんべいといっても、京あられの類である。

そのおとなりは、棕櫚製品の店で、未だに屋号を知らない。

立ち寄って、欄間刷毛というものを発見。
欄間をもつ家は、京都にはまだまだ相当あるのだろう。と感心したが、いやいや、お寺には必要なものなのかもしれない、と思い直した。
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きょうは、おばさんではなくて、ご主人が店におられた。
お土産になさるんだったら、これに包んでさしあげてください、と包装紙を、包装してくれた。

わたしは、いつもの、シンプルな薄紙に包まれたタワシが好きだ。

わたし、明日、このたわしをてわたしします。はい。

しかし暑うなりましたな。いまこれやったら夏はどないなりますやろ・・・とご主人がおっしゃる。

42度くらいまでいきますやろか・・とおたがいに顔をしかめて、笑った。




by coppoumon | 2019-05-25 08:59 | 京都 | Comments(0)
2019年 05月 16日

御蔭祭 2019

今年の大祭は日曜日なので、多くの人出があるかもしれない、という予想だった。
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去年よりは人出が少し多かったかもしれないが、見物人というより、参拝者といった感じ。

神事が済み、幔幕があげられて、参拝となる。
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振舞われるお神酒は、濁り酒。

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それぞれの村から、衣装を調えた人たちが参拝に山を上がってくる。
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京都の祭りは美しい。
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by coppoumon | 2019-05-16 08:37 | 京都 | Comments(0)
2019年 04月 15日

丹波橋から伏見へ

伏見へはよく出かける。
緩やかな坂道を上り下りしながらのんびりと、歩く。

立ち寄り、買い物をする店は和菓子屋は3箇所、葉茶屋は1箇所、パン屋は一箇所、豆だけを扱う店。
食事は2箇所と決まっている。

小雨の中の花見である。

黄桜を見た。

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通りから窺うだけで入ったことはないカフェ。
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中はどうなっているのだろう、とともいつつ、近所の焼き菓子屋で焼き菓子を求めた。
取り澄ました、非日常的なカフェもすきだが、こういった、時代を経た建物で、日常の延長のような寛ぎを、好きである。
その中間のようなカフェが月桂冠の建物の中に在り、今日、小雨でなければ、そちらに立ち寄っただろう。

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10月から半年、コーヒー、紅茶、緑茶、抹茶を禁止されていた。
カフェイン摂らないように、と。

しばらくぶりに、家で入れる紅茶は、しみじみ美味しい。


by coppoumon | 2019-04-15 10:17 | 京都 | Comments(2)
2019年 02月 25日

葉茶

お茶の葉を買う。

それだけのことだが、買いたい店でしか買わない。
伏見の葉茶屋さんが一時的とはいえ、閉店してしまい常使いの葉茶に不自由していたが、ついに京極まで出かるようなことになった。

そこでは、懐紙、番茶、土瓶のつる・・・程度しか買い物をしなかった。
番茶がおいしかったので、通りがかれば、買うこともあった。

雁金・上ほうじ と押された袋を見て、そうだ・・とご主人に尋ねた。

何時もバザールに売りに来る和束のお屋農家さんがありまして、4種類のほうじ茶があるようで、100円刻みで上等のもになるほど色が薄いんです。

ああ、それはですね。と慎重に言葉を選ぶように話をされる。

わたしが、思うことなのですが、香りをつける、ということですね。よいおちゃは、軽く焙じるだけで充分おいしいですから、強く炒ることはない、ということだと思います。
ですから、質が下がるごとに、だんだん煎りを深くして、香り付けをしているということなんでしょう。

和束は私の知る限り、数十年のうち被せ茶や碾茶からだんだんと煎茶にと、移行して来ていまして、いまでは煎茶が多くなりました。

こういう話だった。


京番茶は、おいしいが、どこか物足りない。淹れるのが下手なのかもしれないが、おいしいものから焦げ臭いものまであるのは、このご主人のことばで合点がいく。

家で使う番茶は美作から落合あたりのもの。
軽くあぶってあるとはいえ、グリーンに近い色が残っている。

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試飲したわけではない。

今日もお山の畑では 
うさぎが走り キジが鳴く
風に 雪に さらされて
昔ながらに 焙られて
丈夫でうまい お茶になる

分りやすい、文体に惹かれた。


確かに美味い。





by coppoumon | 2019-02-25 10:51 | 京都 | Comments(0)