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カテゴリ:行った( 49 )


2019年 06月 11日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 最終日

4時には空港に向かう。
それまでは行き当たりばったりにのんびりと、長崎の空気を吸ってすごす。
長崎旅行は濃く、非日常。

さて、浦上の市場で買い物をすれば、普段の長崎生活を実感できるのではないか。お弁当を作る惣菜屋にも佇んでみたい。
あの、スペイン菓子は、きょうはケーキ類が並んでいるだろう・・・まあ、とりあえず、いったことのない駅前にでて、立山の奉行所で、三月半ばまで行われていた朝鮮通信史展の目録でも手に入れて、松翁軒でカステーラを2種類食べて・・・

頭の中は食べることで一杯になっていて、動作も思考も緩慢。

まず駅前にでた。
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女の都団地行きのバスが通過する。何もありませんよ、と釘を刺されている。
長与にも何もないという。
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駅で、現川には窯あとがすこしのこっているだけで、ほとんど見るべきものはありませんよ、といわれて、JRに乗ることを諦める。
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26聖人殉教の地が、すぐそこなので行って見る。殉教の旅の始まりの、京都の正面橋について、このぶろぐのどこかにあるのだが、ここは終点。
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裏側に、記念館があり、その濃さに驚きと、感動で立ち去りがたくなる。
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若し我に従わんと欲せば 己を捨てて 十字架をとりて 我に従うべし  というマルコの福音書の一節が記されている。

京都からここまで冬の寒い時に素足で歩かされてここに来て磔にされて、喜んで天国へ旅立っていった、という事実を改めて考えてみる。


飛行機で、1時間で来たッスよね・・・いやいや、そんな問題ではない。

空腹に、正気にもどる。
昼食をどうするか・・デザートはスペイン菓子やで調達するとして、やはり浦上の市場の弁当がたべてみたい。
弁当は市場の中のテーブルでたべて、空容器はここに持ってきてください、と総菜屋さんが教えてくれる。

夢をかなえて、また駅前にもどる。
もう、2時間ほどの滞在。

カトリック中町教会のむこうが立山の奉行所。
まずは中町教会に入った。
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丁寧に拝観して、ここの信徒さんたちが石を運び、善長谷教会のルルドを作り上げたことを知る。昭和33年のことなのだそうだ。
昨日目にしたあのルルドの崖は、作られたものだったのだ。

今日、ここへ来なかったら知る由もなかったことで、何かに導かれているような気がした。




帰宅して、頂いてきた中町教会の会報を読んでいると、神父様の交代で、歓送会が行われたことを知る。
赤飯、鉢盛、有志の女性の方々のつくられたふくれ饅頭が所狭しとならべられた、とある。

わたしも帰宅して、会報を読みながら、前山餅饅頭店の「ふくれまんじゅう」を電子レンジであたためてたべた。

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不思議なつながりの旅だったなあ、とおもう。

長崎の旅は、いつも前山餅饅頭店にはじまり、前山餅饅頭店でおわる。
前山餅饅頭店うらのオランダ坂は長崎聖三一教会まで続いていた。
善長谷は中町につながっていた。

番外のおどろきは、毎週利用する高槻市バスの役目を終えた車両が、島原鉄道バスとして、走っていたこと。

次は何が待っているだろう、と来年のカレンダーを見ている。







by coppoumon | 2019-06-11 10:10 | 行った | Comments(2)
2019年 06月 08日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その9 長崎 聖三一教会

オランダ坂を降りて、あっと、叫んだ。

長崎旅行を決めた3年前、一番初めに行くべきではないかと、考えた場所が、突然目の前にあった。

そこには以前、国許の教会で牧会をまなばれた司祭様が居られる。
そうして、消息を出津の修道院のシスターから伺って、お逢いした気分になっていた。

去年は、尋ねることができなかったので、今年は探し出せねば、と考えていた。
しかし、友人宅から、オランダ坂を歩くだけで、かんたんにたどり着いたとは・・

今朝、善長谷教会へ行くとき、道端をテンが走り、そのあと彩雲を見た。
そうして、探さずとも期せずして、聖三一教会の前に出た。

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日曜の午後遅く、司祭様はお留守だった。
きょうは朝から佐賀に出かけて、まだ帰ってきておりません。

牧師夫人と少し話し込んで、また、来年来ますから、と辞した。

友人の家と、この教会が一本の道でつながっていることも、驚きだった。




by coppoumon | 2019-06-08 22:39 | 行った | Comments(0)
2019年 06月 08日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その8 オランダ坂

友人宅でのお参りを済ませ、去年と同じ、石橋電停裏のオランダ坂に向かう。

一台の軽乗用車が下りてきた。車で通るような場所ではないだろう・・と可笑しい。
上五島石がびっしりと敷き詰められたオランダ坂。

帰宅して、ソプラノ歌手で芸大教授の藍川由美氏がうたう「古関裕而歌曲集」のCDを引っ張り出して聴く。

雨のオランダ坂、島原の子守唄、長崎の鐘、新しき朝の。

長崎はよく歌われるが、「雨のオランダ坂」が菊田一夫の戯曲「上海」の劇中歌だとは知らなかった。
昭和21年上演とあるから、その当時のスタッフは、もうどなたもご存命ではないだろう。
楽譜を通して音楽だけが残る。
いや、織井茂子の歌声も記憶されるだろう。

異人屋敷、ミッションスクール、石畳、確かにエキゾティックだなあとおもう。


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開放された異人屋敷が二つ。
そのうちのひとつに入る。

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枇杷がたわわに生っている。洋館と枇杷。長崎だな、と感じる。

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どこの礼拝堂で使われたのだろう。
教会にあるべき長椅子が二つ向かい合って、それぞれ別のものだとわかるが、よくマッチしている。

更に歩を進めて、もうひとつの公開された洋館を訪ねる。
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中で喫茶室があり、どこにでもお掛けくださいといわれて、座った場所は、一番よい眺めの席なのだそうだ。

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人影がが懐かしい。

お茶はカステーラが付いている。
羊羹でもよいのだけどな。

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二階のこれは、寝室になるのかな。借家として建てられたのだそうだ。
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玄関先にもどったところでコート掛けが、表は客用、裏は家人用、と分けられていることに気づいた。
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by coppoumon | 2019-06-08 14:06 | 行った | Comments(0)
2019年 06月 05日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その7 唐人屋敷通り

戦前の長崎は、日本なのか中国なのか、もっと違う国なのか、よく分らないような景観だったという。

朝食を早い目にホテルで済ませて、善長谷へ案内してもらう時間までの間ちょっと散策をした。
ホテルの隣は出島である。
出島をすぎて少し足を伸ばして中華街の南側を山手に向かうと、唐人屋敷跡、とかいた案内があった。

上がっていくと、お堂は中国。
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昭和57年復元、とある。

私のイメージする長崎の町が、出現した。
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銭湯のエキゾティックなタイルを見るだけでも、この界隈へ散策に出た価値がある。
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のんびり下って銅座川を覗く。
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川の中に、大きな陶片が沈んでいる。

あれ、江戸時代のものだよなあ・・・と熱心に見ていると、やがて、約束の時間が迫ってきたので、ホテルにもどった。


by coppoumon | 2019-06-05 23:00 | 行った | Comments(0)
2019年 06月 04日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その6

野母崎から千々石を通過、途中で橘湾を見る。

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京都の出町商店街にある乾物屋には、この橘湾でとれた海老を干したものを売っている。
夏場に、干し海老は必要欠くべからざるものとして、買うのだが、2日前に買って、よく見ると、熊本産と書いてあった。
なるほど、対岸は熊本だし、まあ、いいかあ、と納得したが、地元には干し海老はなかった。

小浜である。
普賢岳が打居噴火を起こして23年たつのかな。

そのご、町のいたるところから噴出していた蒸気は減ったのだそうだ。

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小浜のちゃんぽんは、長崎のとはかなり違う、というので、わざわざ案内してくれて、昼ご飯にしたのは、これ。

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握りずしとちゃんぽん。

それが不思議にマッチする。
数軒、小浜ちゃんぽんのみせがあるが、ほかにもリンガーハットがあり、共存しているようで、おもしろい。

道路沿いにハイビスカスが咲いている。
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野の花を見よ・・・

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わざわざ植えたのだから、野の花ではないよなあ・・とおもいつつ、風景の中に、よく似合っている。


by coppoumon | 2019-06-04 09:13 | 行った | Comments(0)
2019年 05月 31日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その5 ぜんちょ

この地は本来は禅丁という地名だったようで、善長谷(ぜんちょうたに)とよばれるようになった、とある。

ゼンチョとは異教徒。そこに長谷川さんたちが隠れ住み、キリシタンの人たちが移住してくるのに、善き長谷川・・だと善きサマリヤ人のようでバレバレなので川の字を外す。

そんな、取りとめもないことを考えていると、あ、あ、あ、車の前を「テン」が走っていく、と運転していたピアニスト氏が叫ぶ。

次に古い小さな神社の前を通過した。
キリシタンの人たちが支えた神社ではないのか。

帰りに下車して拝殿を参拝。
なんと、「丸に一」キリスト教の教義、三位一体ではないか。
偶然だとしても、キリシタンの人々はこの神社に行くことを小躍りして喜んだだろう。
人目を気にせず、堂々と拝むことが出来たわけだから。
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新田社は、新田神社。幅広の一文字を円で囲む紋なのだが、ここは丸と、一の字に分けたのが、新田神社とは別物に見える。


移動中、別の友人が叫んだ。
虹!虹!彩雲!!

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クリスタルな輝きであった。

30分近く彩雲の下を、つきの場所へと私たちは移動した。


善長から、吉兆へ。なんという日だろう。



by coppoumon | 2019-05-31 17:48 | 行った | Comments(0)
2019年 05月 31日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼その4 

深堀鍋島家が、野母崎一帯を所有していた。
深堀家は平家、三浦の一族で、鍋島家から養子を迎えている。
三浦一族の墓ですよ、と以前に友人が車の中から教えてくれたその墓の家紋は「丸に三」まぎれもなく三浦である。
平家一族の地であったのだ。

善長谷(ぜんちょうだに)に行きたいと思った。

友人が下調べをしてくれて、出発したのだが、すぐそこまで来て、ナビででてこない、という。
そこからが文字どおりの紆余曲折。
こんなところ、通れるのだろうか?いや、仮にも舗装されているということは、道路ではないか?対向車が来たらアウト!

私は先ほどチラッと見た神社と、無人販売所の3つで2キロ近くありそうなずっしりとした柑橘を気にしながら、ピアニスト氏の運転に身を任せていたら、男の人が通りかかったので尋ねると、すぐそこですよ、といい、まさにその通りだった。

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信徒数250人という。
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遠藤周作の「女の一生」のなかで主人公「きく」が葬られた場所は教会前の大きな楠であった。
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見晴らしの素晴らしさ。右手に高島。左は蚊焼だと、ピアニスト氏は教えてくれる。
実際に教会の前に大きな木がありアンジェラスの鐘が提げてあったが、楠ではなかった。
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すごい腰周りだ。ピアニスト氏はおいしそう・・という。
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珍しく開けたところには大きなびわの木があり、袋がけしてあることで、人の営みの地なのだ、と気持ちがもどる。
旅芸人としてここに移住した長谷川甚介、佐八親子の石碑があった。墓じゃないよね・・となんども文字を読む。
教会の下のルルド。
ここではおミサが挙げられるようになっている。
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栗が花をつけていた。
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by coppoumon | 2019-05-31 17:09 | 行った | Comments(2)
2019年 05月 29日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その3

友人夫妻がホテルに迎えに来ている。
ホテルの部屋からは、アーネスト・サトウが永眠した場所が見え、そこは建物の取り壊し中だ。

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跡地が公園になればいいなあ。

友人夫妻が昨年と同じ場所を予約してくれていた。


昨年と同じ景色を見て、同じものを食べる。
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なんかね、カンパチの造りじゃなくて、烏賊を食べたような気がする。きんぴらごぼうじゃなくて、揚げかまぼこのちいさいのが数種類あった気がする。

気のせいにしておこう。

年月人を待たず・・・いやいや、時間は止まっている。








by coppoumon | 2019-05-29 22:23 | 行った | Comments(0)
2019年 05月 29日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼その2

最優先すべき長崎の友人は仕事中なので、まず、一番に行きたいところは、ケーキ屋さんである。

去年、雨が降りそうなのを、喫茶店と勘違いして入ると、そこはケーキ屋さんで、とても親切にしていただいた。
近くの公園のベンチで食べようと、私が買ったのはチョコレートのエクレアひとつである。
見渡すとおいしそうな焼き菓子が並んでいて、土産をここでも調達できる、と選んでいたら、「雨ですね。よろしければおしぼりをお使いください」と差し出されて、恐縮したことであった。

きょう、明日は3時で閉店します。

張り紙にそう書いてあるが、3時を少し回ったところだ。けーきはございませんが、焼き菓子でしたら、どうぞ。といわれるままにお土産を調達。

そのあと浦上天主堂で、楽譜を買った。

チャンセルの前まで行かせて下さいませんか?
信徒さんですか?
聖公会です。
どうぞ。

しばらく、祭壇の前で、黙想。
山里に住んで家族を失ったゴッドマザーたち、生き残り、先だって召されたゴッドマザーのご長男。筒井萱乃さんの魂の平安を祈る。
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去年、お休みで入れなかった果物屋は営業中だった。

きらきら寒天を注文。すると、こういうものがでてきた。

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関西では寒天を食べる機会が少ない。

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一日一度はこういうものを食べたいなあ。

長崎は凄い。教会の階段下にこういうパラダイスがあるのだ。
京都の祇園石段下にはゆうめいな飴屋や、和菓子屋があるが、座って味わえないので、パラダイスと思ったことはない。

諏訪神社を拝観。

境内で、こういう石を発見。
横倒しになっているが、これは礎石ではないか。

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深いなあ、とおもう。








by coppoumon | 2019-05-29 22:02 | 行った | Comments(0)
2019年 05月 29日

初夏の旅 三度目の長崎巡礼 その1

旅行は夏の初めにするもの。
エアコンが入っていないこと、雨を敬遠すること。
いつもそんなことを考えつつ、日程を決める。

淀屋橋まで出てきた。

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京阪淀屋橋の駅ホーム。
京阪は駅ごとに色分けしてあるが、ウイーンで乗っていた地下鉄は、この色のラインで、電車が地上に出たところで「ショッテンガウ」とアナウンスがある。駅名だけである。英語にも中国語にもハングルにもならない。ペスト鎮圧を記念して建てられた教会が二つの塔を見せる。そこで降りた。

この紺色は、私にはショッテンガウ・・と聞こえそうな、勘違いしそうな色である。いつも電車が停まっていて、紺のらいんをみることは滅多にない。

関西空港を12時25分発。

高島屋で弁当を買って搭乗前に食べる。

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京都の弁当とはちがう、申し分のないおいしさ。





by coppoumon | 2019-05-29 21:29 | 行った | Comments(2)