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のんびりいこうよ

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2016年 09月 30日

名古屋へ その2

早朝7時55分に家を出て、9時の新快速で米原へ。
近江牛の弁当を買いたかった。しかし広げる場所がこの先見つかるだろうか・・と、弱気で、パスした。
米原から大垣へは鈍行。

養老鉄道の見える場所に来た。
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養老鉄道は単線なのかもしれない。いつ動くともわからぬ車両が控えている。
乗ってみたい気持ちを引きずりながら、岐阜に向かうために快速に乗る。これが満員だった。で、あっけなく岐阜に着き、
ミサの終了時間にはまだ間があるので、教会を探す。

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このかわいらしい教会は戦前、大垣にあったのだそうだ。
空襲で、岐阜の教会が消失したため、大垣から移築して現在に至る、という。
移築できたのは、終戦当時、大垣に信徒の方がいなかったからだ、なのだそうで、戦時中のキリスト者への圧力を感じさせる話だ。

途中、サムソン・・という理髪店を発見した。

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床屋にサムソンと名づけたら、客は来ないだろう。

ラヴェルの「サムソンとデリラ」・・これも旧約聖書の話だが、怪力のサムソンの秘密はその長い頭髪にあった。
女スパイのデリラはその秘密を知り、サムソンの髪の毛を切ってしまう。サムソンの属していた国は滅びるのだが、何年待ったのだろう、目を潰され、牢獄につながれて髪の長さが戻ったサムソンが神殿の中央に導かれ、その後に起こる彼の最期は壮絶としか言いようが無い。

それでも、髪切りに行くの?

サムソンはデリラに自分の秘密を語った。

人はだれでも秘密を持っている。秘密を話すことは、相手に自分の自我を与えること、そのひとを尊重することとは、その人の秘密を暴かないこと。

秘密が大きいほど人は孤独なはず。よりによって、国運を背負った女スパイに喋ってしまったんだなあ・・・・・などと妄想しつつ歩く。


食事はキッチンねこいち・・という洋食屋だった。扉の両サイドに、白と黒い招き猫が置かれていた。

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味噌カツです。丁寧に作ってあり、おいしかった。
でも、ニンニクが忍ばせてるのじゃなかろうか、などとおもいつつ食べてしまい・・あとでなんとなく苦しんだ。

名古屋での演奏は立派だった。

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写真撮ってはいけないので、最期のクワイヤーが退場する場面、私たちも立ち去ろうとするところを携帯でとった。
クワイヤーで頑張った知人が顔を上気させて出てきた。

久々に会った。めでたしである。


# by coppoumon | 2016-09-30 11:53 | Comments(2)
2016年 09月 30日

名古屋へ その1

バッハアンサンブル名古屋・・という団体のコンサート、出演するので聴きに来ませんか・・という合唱の好きな知人からのお誘いで、出かけることにした。

その前日、京都に手土産を買いに出た。高島屋ではなくて、四条通を東に歩いて、甘泉堂へ。
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ついでに、宮田圓月堂で、葛きりを楽しむ。
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外が騒がしい日だなあ、と思ってはいたのだが、先ほど通ってきた道で歩行者5人が跳ねられる事故があった、と知る。
おお、若し、高島屋への道じゅんであれば、その時間、事故に遭遇したであろう。

一寸先は闇だなあ・・と、そうだ、お化けに会って行こう。
こんな日はお化けのいるお寺のほうが安全なのかもしれない。
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高台寺は盆からお彼岸の頃まで、お化けがいる。
百鬼夜行の巻物も数種類出るし、軸は丸山応挙だったりする。
もう、何度も行って見ているので、もっと怖そうな、毒キノコを探して歩いた。
美味しそうなのだが、見るだけ。手はださない。身の破滅だよ・・

美しいけど、あぶない女さ、
紳士たちは破滅する、次から次へと。
けれど彼女に罪はない・・・♪(恋のルシアンカフェ)

お寺で、こんな歌の詩をおもいだした。
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寺は平和で良い。

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この庭はいまは喫茶店になってしまったが、本来塔頭だったのだろう。


# by coppoumon | 2016-09-30 11:33 | Comments(0)
2016年 09月 28日

ちょっとした異国 相国寺

若冲ブームらしい。

昨年はいろんなところで若冲の足跡をみた。

今年も相国寺・承天閣美術館に若冲を観に出たのであるが、大典と落款のある軸を拝見しつつ、若冲と交流のあった梅荘顕常の活躍した頃の相国寺を想像してみた。

灯籠や石造物が朝鮮文化を思わせる。大典は、輪番僧として2年間対馬に滞在している。
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蘇鉄の庭、というか、蘇鉄を植えるのは江戸中期より少し前で、これは宣教師のもたらしたもの、といわれている。
芭蕉・・バナナの木・・も、たくさん描かれており、実際に黄檗の寺の庭には植え込んであって、これまでにないどこかエキゾティックな趣味が喜ばれたのかもしれない。
蘇鉄はある程度大きくなると、成長を止めるのだそうで、大きくするために掘り起こして根を焼くのだと、父に教えられた。赤い実は毒を抜いて、飢饉のときには食べるのだとも。

筆頭家老だった古川の長屋門の奥の大蘇鉄を、思い出しては目の前の蘇鉄と比べてみる。

芭蕉を植えた屋敷もあった。実がなるには北限を過ぎていて、バナナはならないよ、といわれたが、今なら小さな実くらい、つけるのではないか。

今の国許は、建てては壊し・・という繰り返し。

記憶をとどめておくためには、帰省したくない。
そんなことを思った。




# by coppoumon | 2016-09-28 22:53 | Comments(0)
2016年 09月 23日

頓着と執着

執着・・というのが無くなってきた。
えらいこっちゃ!なんぎですな、まだお若いのに。と私に執着する私がささやく。

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夏の暑さによる放置で、裏庭が無残なことになった。
庭以前に嫌いなものが3つある。

蚊、いら蛾、チャドクガである。

椿があるので、チャドクガの発生にはかなり気をつけているし、イラガを見つけるのはかんたんで、直ぐに退治をするが、それでも発生してくる。

蚊だけは、前の住まいの1年分を、庭に出るだけで一度にやられるのが、癪の種だ。

春先に草取りを、マメにやっていたことが嘘のように夏の雑草まで景色と化しているものの、ヤマトシジミが14頭ほど舞うのを見つつ、まあいいか・・とやりすごす。

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このデンドロビュームは1989年からそのあとの正月にかけて買った。生協の売れ残りで、350円だった・・とこのブログで書いたかもしれない。
花が済み次第植え替えをしてやろう、とおもい、水ゴケも買ってきた。

花が咲くのは春だったはず。秋の始まりともいえない、暑さが残るこの時期に、いまが盛りとばかりさくのは何なのだ?
もう、適当に増えないでほしいなあ、と身勝手なことを思う。
ローズマリーも、レモンタイムも増えすぎだが、手に負えないときは抜けば終わりだ。と、庭に出ると、ヤマトシジミが飛び交うのをたのしんでいる。

一事が万事で、どうでもよいことばかり。

執着していることはあるか・・・ある。

ピアノのテクニックを、ダウンさせないこと。
こればっかりは、さぼると、すぐに目減りをしはじめるので気をつけている。
さらっても、さらっても、上達しないのが現状。

ま、いいか。

あれ?

やっぱり、頓着していないのだろうか。
いや、もうひとつあった。

紀州雲龍という椿をさがそう、とおもっている。


# by coppoumon | 2016-09-23 20:57 | Comments(0)
2016年 09月 20日

秋の三連休は粗餐です。

土曜日、栗の到来があったので、雑穀ご飯ではなくて、栗ご飯。

メインは、栗ご飯、となると、

かますの一夜干し。
筑前煮。
えのきの当座煮。
キャベツと薄揚げの味噌汁。味噌は宮崎の麦味噌。

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大きな栗だった。あわてて食べたので、写真が無い。

日曜は、出かけた。
帰宅すると、近所の後期高齢者の方から、赤飯の横流し・・失礼、到来があった。

メインは、赤飯。

となれば、

出汁巻き。写っていないが大根おろし。
ワケギと烏賊のからし酢味噌和え。京都ではおてっぱいという。
なめこ汁。小さな豆腐のさいの目を入れて、味噌は宮崎の麦味噌を漉した。
黒ビール。
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月見団子も頂きもの。
秋の三連休は粗餐です。_e0036151_22102685.jpg
月曜日は敬老の日。
去年は赤飯が届いた。校区、地区福祉協議会の二本立てのパトロンに拠るものであった。
今年は無い。はじめから無いほうがいい。まだ早いのでおます。

とりあえず、黒ビール。

汐鯖。大根おろしと酢だち添え。
マカロニサラダ。
えのき当座煮
雑穀ご飯と湯葉の味噌汁。


秋の三連休は粗餐です。_e0036151_22313519.jpg
これでいいのだ。
太らないでね・・というお医者さんの、言葉と、食欲が戦っている。
お客があればこれに湯豆腐くらいつけるだろう。



# by coppoumon | 2016-09-20 22:22 | 常の日の惣菜 | Comments(0)